119 帰ってきた地球防衛村 IN 温泉
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雑貨屋 レベッカ
うふふ、うふふふふ……。
[針山が出来上がると、今度は胸元をはだけさせた]
私のこの熱い想い、受け取ってくれるかしら？
[ぼぅ、と火の玉が胸元で燃え上がり、狙いを定めた]
酒場の主人 フレディ
とりあえず目の前の相手に集中しとけ！
目をそらすんじゃねえ！今後ろの奴がビクッと動いたぞ！
[とっさに叫ばずにはいられなかった]
サーシャ
（……なんか、痛い……）
[薄らと目を開けると、眼前には、狂気を纏った女がひとり。
視界の端には夥しい数の釘、そして、自らの着衣は肌蹴て、胸に巻いたさらしがのぞいている…]
な、なんだ…これ、というか、あなたは…。
雑貨屋 レベッカ
[サーシャの声にぐるりと振り返り顔を覗き込んだ。頭上の蝋燭から、ポタリポタリと熱い蝋燭が垂れる]
そのまま寝ていれば苦しまずに済んだのに……。
私？
私は、地球防衛軍。
地球の平和と私のために、
お命、頂戴。
[胸元から火の玉を落とした]
酒場の主人 フレディ
[こっそり小声でソフィーに話しかけた]
い、今のうちにオレ達こっそり消えて置いた方がよくね？
なんかマジであれ、やべえ気がするぞ…。
次はあなたたちの番ね、とか言われそうだ、下手すると。
新米記者 ソフィー
[こそこそとフレディに返事をする]
そそ、そうですね。
ちょっと隠れておきましょうかー。
もしも万が一のことがありましたら慌てて復帰する方向で・・・・・・。
[同意しながら退避行動開始]
サーシャ
[目の前の女は、サーシャと目が合うやいなや当然のように攻撃を仕掛けてくる。
一体何事だ。考える。記憶の糸を辿ると…]
（昨日は確か、結局部屋に戻ったらなんか知らないPCが置いてあって（それは後日質に流すとして）…下着泥棒がどうとか…盗撮がどうとか…）
（たしか、館内の様子が見れるモニターがあって、犯人を捜す正義の味方がいて…つーかあの髭のおっさんが逮捕されれば全部解決するんじゃね？とか思いながら寝た…気がする…）
サーシャ
（……で、だ。
目の前の女は自称「正義の味方」で。
こんなに髪を振り乱して人の部屋に不法侵入して釘打ちまくって火の玉投げてるのにあくまで「正義の味方」で。攻撃されているのは僕で……ということは、悪は僕か！！）
なんでやねん！！
雑貨屋 レベッカ
っっ！
[古札が顔に当たると、小さく悲鳴を上げて飛び退いた。落ちた火の玉は、ベッドに燃え広がる前に消えてしまった]
小癪なっ。
[顔には火傷のような痕がついていたが、煙とともに元に戻っていき、完治すると藁人形が一つ消えた]
サーシャ
（一体僕が何をしたって云うんだ……悪事…昨日聞いた、盗撮……とかの件か？
いや待て。そりゃあ我ながら見た目不気味だし、性別がどうだろうが桶も投げたくなるかもしれないが、）
女が女湯に入って何が悪いーーー！！
僕は何も悪いことなどしていない！！
[無銭飲食については記憶から消去済。]
サーシャ
[レベッカと、お互い一歩も引かぬ体勢のまま、]
えーと！ なんだかよくわかんないけど！
ぼーえー軍とやらが皆こんな感じだったら、正義の味方どころかいっそ悪じゃね！！？
[だって自分、今、息の根止められかけてますよね？ ですよね？？]
雑貨屋 レベッカ
……仕方ないわね。
[サーシャの髪をプツリと抜くと、その場から離れた]
良い時間ね。本当に。
[藁人形を取り出すと、それにサーシャの髪を入れた]
秘義、丑の刻参り！
まずは、その煩い右手から……。
[藁人形の右手を突き刺した]
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