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おぼれたりなんかしないのよー、だ!
エッタ、こどもじゃないもん!!
[ケネスの言葉に頬を膨らますと、ぷいっとそっぽを向いた]
ケネス、さん?
れでぃに対してでりかしーの無いせりふは、しつれいですのよ!
[あかんべ、をしながら、精一杯オトナっぽい言葉で言ってみた]
−長官室−
[今日はおとなしくモニターで各フロアをチェック。先日の風呂騒動で風邪気味っぽい]
へっくしょい!!
くそ、全身タイツのまま風呂から上がってそのまま自由活動したのが仇となったようだ。
[しないでください]
いやーそれにしても。
エッタの耳年増っぷりは壮絶だな!!まさかキンタの大冒険をフルコーラスで知っているとは!
あ、ちなみに”下着が元女性のもの”だった場合だが、その下着の形状が男性ものだった場合は男性物扱いのー3点、女性ものだった場合は減点が無いらしい。
ただここらへんは毎年基準が変更になるので何ともいえんのだ。何しろ協議協力者のプライバシーに係わるので採点の為に聞き込み調査を行うことは出来なくなってきているらしい。生き辛い世の中になったものだ。
いやいや、れでぃとか、でりかしーは「金太の大冒険」なんて物とは無縁なはずだぜ。
まあ、溺れない自信ありなら、それはそれで良いんだけどな。
[体を洗い終わったケネスは、エッタの脇を通り過ぎると、浴槽へ浸かった。]
今年になってから判定基準の変更があったかもしれないな。あとで詳しい話をジャッジに聞いてみよう。
っと、今日もメロドラマが始まる予感がするな!
[本当はピエールとカトリーヌを歌おうかと思いましたがさすがにやめますt]
しんぱいしてくれて、ありがと、なの!
エッタはもう出るから、どうぞごゆっくり!!
[ぷりぷり怒りながら、浮輪を抱えて脱衣所の方へ歩いて行った]
えらく気の強いお嬢ちゃんだ。
あれなら、ほっといても平気だと思っちゃうのかもしれないな。
[脱衣所に向かうエッタを見ながら、そう思う。]
金太負けるな〜♪ 金太負けるな〜っと。
[ケネスは少し歌った後、頭にタオルをのせると目を閉じた。*]
……めし。
[むくり、と再び起き上がったサーシャは、時間の経過を見極める目的だろうか、ゆっくりと辺りを見渡した。
が、結局、分かったのは自分の空腹だけだった。]
…とにかく何か食わないと。あと温泉…。
……ええ。そうなんです、僕たった今まで食事を全くいただいていないので……そうですよね、こちらの宿泊費って食事代込みのはずですよね……。
いや、用意していたのに連絡がなかったとか…寝ていたんだから仕方ないじゃないですか……。
[どこかで聞いたような会話の流れかもしれない]
とにかく…何でもいいんでとりあえず三食分ください。
サーシャさん、だめだよ!
食事は朝食のみで、昼と夜は別料金!
[学生 メイは、生活費の為、旅館でアルバイトをしている。食事を作っているのも彼女。片手に持った血まみれ包丁は、料理の結果。]
[数日ぶりの食事を口に運んでいると、隣のテーブルの客たちが話す物騒な噂話が漏れ聞こえてくる]
…下着、泥棒……?
[仲居を呼びつけ、空になった椀を渡しつつ呟いた]
…そんなの…履かなければ盗まれないのに。
―一階・食事処―
[ぷぅ、とまだ頬をふくらませたまま、濡れた髪をふきつつ食事処へ向かう。]
……ここのお料理作ってるのは、あのおねーちゃんなのかな…
[ひょっこりと中を覗いてみると、血まみれの包丁を持つ人物を見つけて、なんだかとってもとっても嫌な予感しかしないのですがせんせいどうしたらいい]
つまりこれは…昨日までの朝食分で。
むしろ、昼食や夕食の料金も事前に支払っていた…らいいな…いや、たぶん払っていたような……払っていた…はず…。
[何故か自分に暗示をかけている]
払っているから…問題ない。うん。
[自分に納得したその時、どこからか飛んできた包丁をギリギリでキャッチ]
なんだこれ…。
[厨房用の出刃とおぼしきそれは、しかし血まみれすぎて用途が全く分からない]
…えーと。
とりあえず危ないから…刃が出ないようにしないと…かな……。
[どうしようもないので、持っていた古い札のようなもので、包丁をぐるぐる巻きにしていく。何の儀式の道具ですか。]
残念!支払いの記録が、こっちには残っています!
昼と夜は、別にお金が必要ですから。
これ以上ぐだぐだ言うと殺しますよ!
大丈夫です。生き返れますから。
それと、朝食の御飯だけはおかわり自由ですから!御飯食べるのおすすめ!
[メイは、サーシャの手から包丁をもぎ取り、振り向き様、ヘンリエッタの隠れるテーブルに振り下ろした。]
ぴぎゃあああああああぁぁぁぁぁっっっっ!!!!!
[頭上のテーブルに、ドスッと何かが刺さる音がして、思わず30センチほど飛び上がった]
うわあああん!!!
ひとごろしーーーーーっっっ!!!
[涙ッシュで食事処から全力で逃走**]
[数日分の空腹を満たし、脳もいくらか活性化したところで、サーシャはメイの演説を聞いた]
あれー、おかしいな、払ってるはずなんだけど…。
[そんな気分になっているだけである。自己暗示で]
というか、殺されるのか…それは困るかもしれない。
[むしろ生き返れるのか。]
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