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≪実に溌剌。君には「沈静」が実によく似合いそうだ。≫
[地図の電波塔付近にあたる部分に、赤い点がもう1つ。]
≪おや、またお客さんのようだ。≫
― 現実世界<Mundane>/南部区域→中央部方面 ―
ちょ、待った待った。
――やっと私に来たチャンス
逃がせないの――♪
ってことじゃん。じゃんじゃかじゃん。
すぐ追っかけてくれ、KITT!
[最後に見た彼女の後ろ姿をパターンデータとしてKITTに送信。ナビゲーションシステムが街の地図を呼び出し、向かった方角からおよその目的地を立体視させる。時間が経ち、距離が隔たるごとにそこに表示されている確度は低く色分けされていた。]
行っけぇええぇえ――!!
[ギュギュギュとタイヤが鳴り、スピードメーターが上がる。]
あたしが持ち込んだ?
それならまだ判るんだけどね。
残念だけど、あたしにはここまでたくさんの人を昏倒させるようなウイルスは作れないわ。
作ろうと思えばできるのかもしれないけどね。
その地図って、ここの地図?
確かに、あたしの位置を示してるみたいね。
おじいちゃんに送られてきたんだ?
[ふと思い出して、自分へ送られてきたフィルムを取り出す。触れば、それは地図を映し出し、同じように赤い点がいくつか点灯している]
同じ、地図?
二人?
【コット/師匠/そして二人。
自分を含め、現在のところ五人。】
電気街の方が近いのね。
来たばかりだから、構造がわからないわ。
[苦笑して、彼女の行く方向へと足を進める。]
――すごい速さ?
どちらへ行くのかしら?
速いのならば、先回りはきっと無理でしょうけれど。
[音を捉えようと、耳を凝らす。]
[それでも、言葉はちゃんと耳に入ってきたようで]
沈静って。
ちょっと喋りすぎたわね。
またお客さんって、ここに他にも動いてる人がいるんだ。
ああ。確かに点がもう一つ……。
[フィルムに映し出される点は3つ。自身と、恐らく老人と"お客さん"であろう。そしてもう一つ]
なんか。遠くからすごい速さの点が近づいてきてる?
≪ほう。君もその地図をねえ。≫
[サンスクリットの刻まれたローブが、
風に靡くようなヴィジョン。]
≪どうやら、赤い点はこの沈黙の世界で
動くことのできる連中を示しているようだ。≫
[モーガンの背後に、脈動する男性器のヴィジョン。]
≪私はメガロポリス。上と下を貫く天地の理。
何せ、”手紙”は私に危害を加えると明言している。
君やこの接近中の反応が私―メガロポリス―を
侵そうとする者であれば、排除せねば。
それに―――≫
[周囲を指し示して。]
≪こうして、すでに私の一部が侵されている。≫
それじゃあ、もう一人の方に向かうといいのかしら。
それとも、かするのを期待して向かいます?
――何でそんなスピードで、中央部の方に向かうのかしら。
[UGVはまっすぐに中央部へ向けて疾走してゆく。
奇妙なことに対向車ひとつなく、そればかりか街は静まりかえっていた。]
妙だ。妙だねェ――?
[突然、双子が沈黙を破った。]
「ボス。その後の話を知ってますか?」
「――しってますか?」
[平板で無機質で、それでいて氷を削ぎ落とすような冷ややかな響き。熱を帯びた意識に、薄片は冷たく滑り込む。]
な、なんの“その後”だってェばさ――?
[二人はたっぷりと一呼吸押し黙って――]
《ゆめの》
《――おわりの》
[その言葉を合図にしたように、突然UGVが制御を失い横滑りをはじめた。]
うわぁああぁああ――!!!
[絶叫が車中にワンワンと反響する。
無表情な双子の口許が、なぜか微笑をたたえているように見えた。
二人は、怖れてはいなかった。
先に広がる死の深淵を――]
[老人の背後に移るものをみながら、老人の言葉には首を傾げ]
おじいちゃんがメガロポリスそのものってこと?
で、これに対して怒ってるってこと――。
[動かない人に目を向ける]
メガロポリスを侵すって、具体的に言うとどういうことなのかよくわかんないけど。
あたしはこの手紙に書かれてることが知りたくてここに来た。それだけ。
知的好奇心ってやつかな。
でも、この様子じゃ自力で調べるしかなさそうだし、下に戻ろうにも戻れなさそうだし。
あたしがおじいちゃんの排除対象になるかどうか、あたしにもわかんないよ。
[拡大し捉えた姿はフェミニンな容姿をしていた]
[容姿に興味はないが、"中心部"で動く人間として記録する]
[腕を組み唇の端を持ち上げた、自信と笑みの感情予測と共に]
関係者カ。
手掛カリガ出来タナ。行ケ。
[命令が発せられると同時に姿は電波塔へ近づき/すり抜ける]
[ホログラムが塔にぶつかる事はない]
[内部に降り立ち、手を離し下がれと振る]
[黒の瞳孔が捉えるのは風に靡くローブのヴィジョン]
掠ったとしても接触は無理でしょうね。
もう一点へ向かいましょうか、──。
[言葉を切り、右目に集中。補足していたUGVが横滑りしているのが見える]
事故?……だいじょうぶかしら。
ここから──行ける距離──侵食された?──どちらにせよ──接触してみるべき──
さっきの車。事故を起こしちゃったみたい。
行ってみたいんだけれど、いいかしら?
[レベッカを見上げ、問うてみる]
博物館の方――ですね。
[しかし次いだ言葉に、レベッカはくるりと頭を巡らせ]
事故なら、無事かどうかも。
助けが必要ならば、助けにならなければ。
ましてこんなときですし。
[コットの視線に、頷いて、笑う。]
コットお嬢様の望むように。
《ヴィーッヴィーッヴィーッ!》
[しきりにURVのコンソールの警告灯が明滅する。]
《オペレーティングシステム、強制終了――》
《――制御不能――》
[取り乱し、メガネを取り落とす。]
たた、たァすけてくれェ――
《汎用AI“Mannequin”へアクセス権を委譲しますか?》
[絶望に真っ暗になった俺は藁にも縋る心地で、KITTへの最後の指令に希望を見いだす。]
たた、頼む!
マノン、カノン――
[透明フィルムの奥で光が明滅した。]
《わかりました》
《――コントロールを受け継ぎます》
[やがて、UGVは安定をとりもどし、路肩に緩やかに停車した。]
≪ほーう。君は下から来た者なのか。
ならば、本来は私の排除する対象ではない。≫
[男性器のヴィジョンは、次第にメイの方へ。
ホログラムなので、干渉はしないまでも眼前に。]
≪この状況の原因は、私にも何とも言い難い。
だが、目的は明白といったところか。≫
[男性器のヴィジョンを眼前に突き付けたまま
ニコリと笑い、誘うような声。]
≪君が、排除対象かどうかは今は判断がつかない。
ならば、ちょっと遊ぼうか………
それなら、どっちであっても恨みっこなしだ。≫
―現実世界/電波塔内部―
[目の前に現れたヴィジョン。]
≪いらっしゃい。ようこそ”輪廻”の世界へ。
と言っても、まだここは入口だけれどもね。≫
[やはり背後には脈動する男性器のヴィジョン。]
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