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[ヘンリエッタは相変わらずにこにこしながら、これ見よがしに呪符をヒラヒラさせて]
あっ。
[呪符が指からすべり落ちたかと思うと、一気に留置場の方へ飛んでいった。今日の留置場の天気は晴れのち曇り、所によりにわか弾幕になるでしょう]
……。てへっ。
ごめんなさい! ごめんなさい! ごめんなさい!
[カリスマブレイク]
チィィ!
舌打ちをするボブはだけど慌てず弾幕を避けていくね。
それもけっして大きく避けるでなく、小さく、最低限の、
ギリギリの動きで回避する。
速度ではなく技術で避ける。
これこそ必殺の超精密移動よ。
そしてこの間に巻き上げたフィルムが100%になったとき、弾幕の隙をついてファインダーモードへと移行。
そのまま一気にこのスクープをパシャリと…。
[十分な睡眠を取るとホテルで朝食を採って、事前に注文しておいた水着を確認した。
黒と白のボーダーでデザインされたホルターネックビキニと同色のドットショーツ。
あとはデニムのショートパンツも一緒に用意されていた。
サイズも合わせてあるのでそのまま着替えてビーチへ向かった。]
[ビーチではパラソルを立ててサマーベッドの上に横になると
風に混じる潮の香りを楽しみながら目を閉じた]
[目が覚めると右腕に謎のブレスレット、ショートパンツのポケットにはしおりが投入されていた]
…なにこれ、格好悪い…しかもはずれないし。
寝てたとはいえ、どうやってこんなブサイクなのをあたしに取り付けたのよ。
[ポケットからしおりを取り出すと中身を一読した]
んー…シャワールームに隠しボタンがあってそれを押したらいける、と。
一度一言だけでも言ってやらないと気が済まないわね。
もう少ししたらいってみようか、今はうたた寝するにはちょうどいい時間だし。
[そういうともう少し横になった後、シャワールームから地球防衛基地へと向かった**]
ご、ごめんなさいっ。
[頭を抱えてしゃがみ込み反省]
と、とりあえず、留置場へ助けに行きましょう。まだ生きてるといいんだけど……。
Taboo "Lävatein"(禁忌“レーヴァテイン”)
[呪符が赤く光る剣のようなものに変化する。剣は宙に浮いてしばらくグルグルと回った後、一つの方向を指して止まった]
留置場はあっちみたいね。
何か色んな事が起きているような予感が致しますわ。
でも、わたくしはただ平凡なシャーロットえあ子三号。空気が多くて難しい事は把握し兼ねますゆえ。
新しい水着に着替えちゃおうかな。
[最初に空気注入前の自分がペシャンコで入っていたダンボールを、ガサゴソと探り始める。]
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