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こ、これは――。
[予想外だった。ノーマークの図書委員も人外だったとは。
おかしな着ぐるみ頭に甲冑なんて不思議な格好しているなあとは思っていたけれどでもまさか人外だとは夢にも思わなかった。本当にこの学園はなんと油断ならないのか、まさに帰り道は危険がいっぱいだ。]
でも、事態はいい方向に動いてる かも。
[そう、人外同士が対決を始めたのだ。このまま共倒れになってくれればしめたもの。労せず敵を二体倒せるかもしれない。
リリアはこそこそと本棚の影に隠れて様子を伺うことにした。]
フッ――そんな攻撃、痛くも痒くもないな。
[鋼鉄製の無骨な黒甲冑は、果たして鰹節に貫かれた。背中まで貫通する串刺し状態。しかし、男の表情は微塵も揺らがない。結局中身は空っぽだ。]
立派な触手になりたくば、もっと精進することだ。
[肘の先から現れた本体っぽいもの。
万寿次郎はカッと目を血走らせた。]
よおしっ
今だ!
そりゃあああああ!
喝!
[万寿次郎は片手を鰹節から外し、握っていた手を開いた!
皆さま方。さっき背後に手を回したのを覚えておいででしょうか?
そう、戸口剣術奥義――握りっぺです。]
[反対の手で、腕の先からにゅるにゅる蠢く触手をペチリと叩く。何事もなかったかのように、拾い上げた手甲パーツを嵌め込んだ。]
接続が甘かったようだな……。
[アロ○アルファを隙間に流し込んで固めておいた。これで安心。]
文化祭の余興だ。気にするな。
気になって仕方がないと言うのならば、
忘れる手伝いをしてやるが。
[大事なことなので二度言いました。意外と万能なのではなかろうか、ふぃーあ発案のこの弁明。]
何故だろうな。
オレからは指一本触れていないというのに、
昨日からやたら攻撃されている。
暫く見ぬ内に人類は
随分と野蛮な方向へ進化を遂げたらしい。
[涼やかな瞳は正面の男に向けたまま、腹部を貫通した鰹節を掴んでポイ。]
くっ…
あれだけやって腕一本か――
[万寿次郎はバンダナの臭いにガードされていた!]
ああ!
ここは全部なかったことにしよう!
次は、ぼくが……いや
俺が勝つからな!
[万寿次郎は床に鰹節を突き刺した。
そのまま挟み込むように合掌の形を取り――思い切り回した!]
また戦ろうぜ!
戸口剣術奥義!
破壊ノ芳香(くれいもあ)!
[高速で回転する鰹節により僅かに生み出た火花。――先の握りっぺに着火するまで、――0.9秒。]
……人類の進化もまた、目覚ましいものだな。
触手も、日々新種や亜種が誕生しているが。
[空の彼方へ発射されていく男を、感慨深そうに見送った。アレが許されるなら、指の数が倍になったり鼻の穴が三つだったりは余裕で人類の範囲ではあるまいか。]
――さて。
[空気中には微量のメタンガス。本棚の傍らにリリアの気配。]
-2-A。ね、お兄ちゃん♪-
[……なんか爆発したが華麗にスルー。
ね、お兄ちゃん♪
謎の流れ星が綺麗だ。
ね、お兄ちゃん♪]
はい。
そこの答えは聖徳太子です。
……ね、お兄ちゃん♪
[生徒がどよめいた。
ね、お兄ちゃん♪
生徒からの追及に教師が困惑して弁解を始めた。
ね、お兄ちゃん♪]
私と先生は生徒と教師ですよ、皆さん。
ね、お兄ちゃん♪
[ひそひそひそっ]
にゃ、にゃーーーーーー!!
[爆発のショックに我を忘れ叫ぶ。
何者か(というか触手)によって助け出された頃にはとっくに意識を失っていた――]
間一髪、か。
[髪の先とマントの端がちょっと焦げている。芸が細かい。]
再戦を仄めかしつつ、名乗らず去るとは礼儀知らずな。
しかし戸口――あの木刀女が、一夜にして鰹節男に?
[姉弟で編入してきているとは知らない。]
売店の修理代とあわせて、図書室の分も請求せねば。
この学園は、オレたちの安住の地だというのに。
[ぶつぶつぼやきながら、足は医務室へと向かうのだが、何故か近付いてはいけない結界が張られている。気がする。]
[上からレジオンの顔を覗き込み、首を傾げる。]
大丈夫ですかぁ?
転校生さんですよね〜
色々たいへんでしょうから、ゆっくり休んでいくといいですよぅ。
[にへり、と笑うと大あくびをした]
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