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[そういえば。
もう随分と時間が経った気がする。
不思議と、まだ空腹は感じない、けれど。]
[口には出さず、自身を抱いた。
怖いと口にすれば、恐怖に捕らえられてしまいそうで。
何よりも、それが怖くて。
怖いものなど無いと、思い込んでいなくては。]
[壁に手を沿わせながら、ゆっくりと歩を進めると
数分と立たずに、元いた場所へと戻ってきた。
ふと、話し掛けられたことに気付く。
声が聞こえてきた方へと振り向くと
少し前に声をかけてきた男の人の姿が目に入る]
えっ・・・?
あ、あの・・・。
リンゴ、ですか?
ここは普通じゃない。
ここを出ても普通じゃない。
ぼくには普通がよくわからないよ。
[チェスの駒を手の中で転がして]
[一つの心臓を分け合うのも]
[普通じゃない]
[視線をそのまま少女に移して]
……うん、林檎。
箱の中に。
よく熟れてるから。
ほっといたらすぐ腐ってくるかも。
[空腹――言われて、自らの唇に触れた。
空腹というよりも、いつものあの琥珀色の液体が恋しい。]
紅茶……アップルティー……
[ないものねだりなんて口にすることじゃない。
けれど冷静を保ち続けるにも、限度があって。
ほんの少しだけ。我侭を零したくなる。]
琥珀色。
[すい、と琥珀の青年に目を向ける。
どこか共通のものを感じる青年。]
――懐かしい、綺麗な色。
[目を伏せたまま、歩み寄る彼女の様子をじっとうかがった。傍らにそっと置かれたストールと一緒に掛けられた声。悪い人ではないのだろう、たぶん。それでも、手に取るにはまだ怯えがあった]
だいじょうぶ……寒く、は……ないから……
[少しだけ視線を上げて、立ち去る背中に呟きを返した]
[ふと、視線の端に一人の男性が目に入った。
部屋の片隅、横たわる男性。
何時から此処に居たのだろう。
考えてみれば、ずっと、居たのではないか。
何時、彼は、目を覚ますのだろう。
そんな事を考えながら、*目を閉じた。*]
[その人が指差した方向を見遣ると、淡い橙色の
―――否、それは本当は、白い―――箱がある]
そこに食べ物があるんですか?
でも、リンゴが1つ・・・?
それなら、ぼくは………いらないです。
[ソノ箱から視線を外し、その人の方を向き、僅かに首を振った]
[白の中の赤は]
[誰にも手をつけられぬまま]
……うん。
それ以外に食べるものは……
[自分のガウンを見下ろして]
[ポケットすらなく]
[それ一枚しか着ていない]
とりあえずぼくはもってないな。
ごめんね。
[他の誰かは]
[持ってるかもしれない]
[言外にそう言って]
……?
[ふと、高貴な雰囲気を纏う女性――
ソフィーが此方を見た気がして]
……いろ?
[何か、色が見えただろうか。
兄から話を聞いたことがある。
どうして彼女が此処にいるのだろう。]
普通の……場所じゃ……ない……
[青年の口からかすかに聞こえてきた言葉を繰り返してみた。といっても、私の居た病室も、「普通の場所」と呼ぶにはいささか語弊がある場所だったと思う。それを言うなら、誰にしたってそうなのだと私は思うのだけれど。でも、彼は彼なりに「普通の場所」で過ごしてきたのだろうか]
やっぱり、私の時間はダレもいない。orz
ラッセルと二人でのんびり話してるかな〜。
まぁ、早いスピードの会話についていけるほど体調がよろしくないので、コレで良いと言えばいいのですが。
[精神状態が通常とは逸してきている。
それは自覚しながらも、気にしなければと思いながらも
青年から返された視線に弱く微笑んだ。]
……ご無礼を。
貴方様の琥珀色の瞳、
揺れる馨り。
お紅茶のよう。
気品のある優雅な存在。
……そんなことを思って。
[1つの体]
[1つの心臓]
[切り離されて]
[ぼくは普通になった]
[――では兄さんは?]
……兄さんも普通になったの?
[虚空に問いかけても返事はない]
[胸像のような自分の半身は]
[今何処]
……何処だろうね?
[金髪の少女の言葉に]
[曖昧な表情で]
ぼくにとっては……
目が覚めたら横で兄さんが寝ていて。
チェスの次の手をさして。
それが普通だった。
[常人とは明らかに逸していても]
[それが彼の日常]
[日常を普通というのなら]
[それが彼にとっての「普通」]
[『これって、壊れてる。』唐突に思い浮かんだ台詞。誰のものだったかは、忘れてしまったけれど。私に言われたんだろうか? きっとそうだろう。けれど、今その言葉を向けるとしたら誰が一番相応しいのだろう? 現実感の無いこの部屋そのもの? それとも、誰――?]
なぜなのかな……なぜなんだろう。
[対象も意味も生まない呟きがただ生まれて、消えた]
あっ、えっと・・・。
家に帰れば、食べ物はあります……から。
[ふと、家での出来事を思い出し
一瞬、表情が翳るも、僅かに微笑み]
大丈夫、です。
ぼくは、そろそろ家に帰らないといけないし・・・。
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