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[ストールが持ち主へ返る]
うん。すごく、あったかかった。
ちょっと、寝すぎたくらいかもね。
[けれど、時計なんてない空間]
ありがとう、シャーロットおねえちゃん。
[金髪の小柄な少女に駆け寄り、触れて良いものかどうか迷いつつもしゃがみこみ、目線を合わせてそっとストールをかける]
…大丈夫…
誰も、何も怖いものはありませんよ…?
[ソフィーの笑顔に、自分も同じような笑顔をしているのだろうと思いつつも微笑み返し]
…私は大丈夫です。
ソフィー様は、少しは休まれましたか…?
[悲鳴][起き上がる小さな身体]
…ここは…
[病院ではない]
[けれど、何処か]
[それは答えることができず]
……。
[視線は、少女へ投げるも答える事はできなかった]
[白いガウンが目に入った。それを纏った男性は、自分よりも少し年長だろうか――私と同じ病院の患者だろうか? 少し、首を傾げたままで曖昧にうなずいた。大丈夫、そう、私は大丈夫だ。こんなときは、何よりも最初に、自分を落ち着かせなくちゃ]
ええ……だいじょう、ぶ、です。
[音が聞こえる。
男の人の声、女の人の声。
コツン、コツンという響き。
そして、サーっと流れる雨の音―――それは幻騒。
じっとしていたお陰か、躯に在った鈍い痛みは消えている。
けれど、咽喉はまだ熱を持ったまま………]
うん・・・、大丈夫、痛くない・・・。
病院ではないね……
[自分のいた病室とも]
[似ているようで似つかない]
[耳障りな音を立てる電球]
……どっちかっていえば収容所だね。
[誰にともなしに呟き]
[自分が撫でた壁を見つめ]
[少女の声に少し微笑んで]
……そう。
なら、良かった。
怪我とか、してない?
[少なからず負傷しているものも]
[中にはいるから]
[手当てするものはないけれど]
[また別の方から別な男性の声が掛けられた。「悪い夢でも」。そんなのは私にとって毎日のことなのに。悪夢は繰り返されるから悪夢なんだ。終わりがある悪夢なんて、私からすれば望んでも得られないくらいなのに。そう内心に思いながら目を向けると――気遣うようなブラウンの瞳。ふと、息が唇から洩れ出た。自分でも気づかないくらい、かすかに。安堵、だったのだろうか]
だいじょうぶ……たぶん、きっと、だけど。
少なくとも、いまは。
[幼く見える少女の左手首。
その白い古傷が意味するのは、自らとは違う世界。
だいじょうぶ。小さな声に、それ以上かける言葉無く、
一歩引いて、吐息を零す。]
休んだのかどうか……けれど体力の温存はしていた心算です。
ご配慮、有り難う存じます。
[シャーロット。
よく気配りの出来る優しい少女。
社交界で意味があるか、その秤でしか見られない自分は
随分歪んでしまっているのかもしれない。
――ほんの少し、羨望の思いを抱いた。]
……
そうか。
………なら、いいのだが。
無理はするな、……此処は……普通の場所ではないから。
[少女を気遣わしげに見ながら、
小さく呟く。
恐れさせないように、これ以上不安にさせないように。
けれど、
この場所で、意味はあるのだろうか……
問う。
自問、ひとつ。]
怪我……?
[赤毛の青年に振り向き、問い返した。左手で身を支えたのは彼の視界から隠そうとした無意識の現われ。床に投げたままの脚にも身体にも、特に痛むところは無かった]
ううん、特に。いま身体を動かすのは、億劫だけどね。
寝つきも寝起きもダルいの、私。
……普通の場所って何処だろうね。
[ハーヴェイの言葉に]
[呟いて]
[兄と二人ずっと過ごした病院は]
[普通の場所だったろうか]
怪我がないなら、良かった。
だるいなら、ゆっくり休んでたほうがいいかも。
何があるかわからないから。
[手元にポーンを戻して]
[少女の隠し事には気付かぬまま]
[淡い笑みを向けて]
[ソフィーの言葉に、幾分安堵したように微笑み。]
良かった…どうか、無理はなさらないで下さい。
ソフィー様に何かあれば、たくさんの方が心配なさいますから…。
[そう言い、部屋を見回す。
足を折った男性・傷ついた少女・怯える少女。
何故、彼らが、彼女らが、此処に入れられているのか。
こんな場所では、余計…傷つくのが目に見えているのに。
そう思い、嘆息した。]
……私が怖いのは、あの人だ……
[陰鬱げに目を伏せ、膝を抱えた。肩に掛けられたストールが床に滑り落ちる感触は、むしろ心地よく感じた]
……箱の中に林檎があったよ。
1つだけだけど。
[菫色の少女の呟きに]
[箱を視線で指し示して]
……このままずっとここにいたら
皆おなか空いちゃうよね……
[そうしたらどうなるんだろう]
[そんな呟きは言葉にできないまま]
[怖いと言われたのは、私の事、だろうか。
怯えさせてしまったのだろうか。
床に落ちたストールを拾い上げ、たたむと少女の隣にそっと置いた。]
ごめんなさい…怖がらせてしまって。
もし、寒かったら…これ、使って下さいね。
[弱く微笑んで、そっと離れた。]
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