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うん、もちろん。
あたし達も、SKS学園の生徒だよ。
そこの教室の一年生。
あたしは、魔王 ふぃーあ って言うの。
[繰り返すが「魔王」は「山田」とか「鈴木」と同じく苗字である。苗字を考えた触手のセンスがざんねんだっただけの。]
[レジオンを見上げる、(将来の)魔王(になる者の)嫁(予定)の生徒の青い髪には、髪留めにしては大きなドクロがふたつ。着ているのは、黒色のテカッとした素材の悪魔的なデザインのワンピース。
一見するとコスプレのような格好だが、作り物にしては精巧な背中の羽根は、ぱたぱたと動いて、悪魔のようなしっぽがワクワク感をごまかすように時々揺れる。]
職員室はこのまま真っ直ぐ、
突き当たりなんだけども。
えっと、えっと。
何年生の方 ですか?
先輩なのかなあ。
[そこまで尋ねてから、思い付いたようにもじもじしているミウの背中をえいっとレジオンの方へ押し出した。]
まおう。
……変わった名字だな。
格好も。
[羽と尻尾に、
直球な感想だった。]
職員室はあっちか。
悪い、助かった。
おれはレジオン・ガーランド。
転校してきた、2年生だ。
…先輩、になる な。
[と、もうひとりが押し出されて来るのにまた眼を瞬かせる]
ほらほら、せっかくの転校生さんだから、
ミウちゃんも、話せば良いんだよ。
二年生のレジオンさん
魔王 おぼえた
──ッ て、
[動いていた羽根と尻尾がマズいとばかり、ビクンと震えて止まる。ミウを押し出すついでに、今度はふぃーあがミウに隠れつつ。]
ええっと、うちの旧家の親戚は
みんな「魔王」なの、なの。
格好は、わわわ
文化祭が近いから、ね!
転校生はやはり
珍しいか?
[押し出された方の生徒―ミウに尋ねつつ。]
…隠れなくてもいいだろ。
[うろんげに見た。]
…ふぅん。
ところ変われば名も違うな。
[レジオンは遠くから来たらしい。]
文化祭が?
知らなかった。
凝った格好だな。
[完全にミウに隠れるようにしつつ、ミウに「ば、ばれてないよね。ばれてないよね」「にんげんは珍しいよね」と早口で囁く。]
女の子は、み。
みんなシャイなのお。
文化祭の準備は楽しいよ。
たぶん、クラスごとになにかやるはず。
おばけやしきとか、劇とか。
明日は、あたしのとこは、
屋台で出す食べ物を作る練習するのッ
[「おいしそうだよね」「まずいよ、まずいよ、あたし変身下手だから尻尾と羽根がなかなか隠せないの」とミウにごくごく小さなの涙声で訴えつつ。]
えっと、 う、ん。うん。
あ、たし、水やりと植物の観察記録を
担任の先生に出さなきゃ!
ま、たね、レジオンさん!
[ふぃーあはミウとレジオンを置いて、担任がいる教室へ逃げ出した**。]
―女子トイレ前―
[冷たく鋭い一瞥を向けられて
レジオンもまた不機嫌そうに眉を寄せる。]
……女子トイレだろ、そこ…
[声を聞くに女性でもなさそうだった。
警戒も顕に横目で睨むように見つつ
その場を立ち去る不審な生徒(という認識)を記憶に止める。]
[青い影が人成らざる速度で駆け抜ける。
廊下の角を曲がったところで、先に立ち去った女子トイレ使用者の触手に盛大にぶつかってみたり。]
やあ、あんッ
ご、めんなさいッ!**
……。
……そうか…。
[シャイってレベルを超えている気がする。
と眼が語っていた。]
転校早々、賑やかになりそうだな。
…校内の雰囲気が何処か浮き足立ってるのは
そのせいなのかな…。
[こそこそ呟きは、聞こえない。]
ぁ?
ああ。わかった。
またな。
[ものすごく脱兎の勢いで
青い影が走っていった。速い。ものすごく速い。]
…あいつは陸上部かなにかか?
[勘違い。]
女子トイレは何か不味いのだろうか。
ヒトガタ維持の緊張から解放される憩い空間は、
女子用の方が多く都合が良いのだが。
[角を適当に曲がったところで神妙に独りごちる。]
――!?
[背後から衝撃。うっかりつられて、こちらの姿もどろどろ蝋の如く溶け出した。]
御免で済むなら警察は要らない、というのが
人間どもの格言らしいぞ。
全く、浮かれすぎだふぃーあ。
[不穏に左右に揺れるゲル状の塊。蠢く無数の微細な触手。振り子のようなブレはやがて治まり、長身痩躯が涼しげな表情で立っている。]
早急に、あの不恰好な羽と尾を何とかして
オレのような完璧な擬態を習得するのだな。
いつまでも文化祭を言訳にはできんぞ。
[殊更偉そうに青い彗星、もとい触手を睥睨してから歩き出す。通った道には足跡代わりに、蛞蝓が這った後のようなぬめぬめが*残されていった。*]
―校内廊下(トイレ近く)―
……へんなやつ。
[ぽつ、とつぶやくが
それはミウにはどう聞こえたやら。]
…それじゃ、おれは職員室に行くから。
[ずれた鞄をもう一度肩にかけ直し
青い髪の転校生は職員室へと向かった。]
[一方その頃。
万寿次郎は地下迷宮に挑戦していた。]
なになに。
ここは生存率0%……鉄の試練……?
[『賢者にのみ道は開かれる』と書かれた看板。
迷宮の名の通り、謎を解かなければ先へは進めない。甚大な路と、試練を踏破する知恵。二つが揃って初めてSKS地下迷宮は乗り越えられる。]
ええい! まどろっこしい!
[万寿次郎は壁を破壊して先へ進んだ。]
―職員室方面―
[前の学校では制服だったのだが、
此処はどうやら自由な校風であるらしい。
などと思いつつ。
ノック2回、軽く叩く。]
…失礼します。
本日転校してきたレジオン・ガーランドです。
…担当の先生は、いますか。
[やや緊張気味であった]
−3-A教室−
というわけで、今日からこのクラスで世話になる事になった。よろしく頼む。
名前は……
[黒板に名前をすらすらと書き始める]
玄武王 猟馬(げんぶおう かるま)というハンドルネームだと覚えておいてくれ。
[そうクラスメートに本名であるタイムトラベラー零という名前を告げずに挨拶をすませ、席につく。
当然両足は机の上に投げ出しつつ足を組み、椅子は若干斜めになるように後ろに重心をとりながら、両腕は頭の後ろに組み、そして常に校庭の外を見つめる。
ただの格好つけだ。形から入る男。それがタイムトラベラー零。
また誤解がないように言っておくが、彼はアメリカ出身なのでファミリーネームが零である。
念の為に言っておくがタイムウォーカーでは無い。ここは大人の約束だ]
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