情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
…おい 魔王、だいじょうぶか。
[呆れたようにしつつ
転ぶ魔王に声をかける。
可能ならば首根っこあたりを掴んで
こけるのを止めるつもりだが]
[またドクロの髪飾りっぽいパーツから謎の透明な液体がてろりと零れた。首根っこをレジオンが掴んだなら、間近で見えてしまうだろう。]
へ、いき!
[動揺でにゅるにゅるっとスライムのように毛先がうごめく髪。
猫の鳴き真似は聴こえた。]
ミ、ミウちゃあん。
猫が居るなら、食堂に連れていこうよ!
あたし、うどん山盛り注文するる。
時代は、ぶっかけだよね──☆
にゃんこ?
[猫の声に目を輝かせた]
にゃーん。出ておいでー?
にゃーにゃー。
[猫の鳴きまねをしながらさらにつついた]
ン?食堂に? 大丈夫かなぁ。
……魔王ちゃん、髑髏から何か垂れてるよ!
[姿が解けかかってるとはいえずにそんな言葉をかける]
…!?
[とろり、髑髏から落ちる液体。
手の甲について眼を瞠る。
ついで動くのは髪の毛。]
…あ
…あぁ…
[動揺で少し声が退く。
手をそっと離してから]
…ぶっかけか、…うん、美味いな。
[もう一度魔王の髪の毛をじっと見た。]
ジョーキョーアッカ! ジョーキョーアッカ! こんなのぜったいおかしいよどうしよう!
[努めて小声で慌てふためく。
ええとええとどうしよう、そうだこうしようきっとだいじょうぶ閃いた!
イチ、ニィ、サンとタイミングを計ってリーフシールドを解除する――と同時に作戦開始。]
ぷはーっ
よかった助かったーっ
[目の前のミウの手をがしっと掴み。]
ありがとう、ボクなんか知らないけれど葉っぱに絡まれて動けなかったの、助けてくれてありがとー!
[大げさ・オーバー・棒読みに誤魔化しながらミウの手をぶんぶん振った。]
[髪がうにゅっとノの字を描きかけ。不自然に空中で静止する。]
えっと、
そのう、
食堂のおばちゃああん!
ぶっかけ山盛りでお願いしますッ
[と、注文したものの。ガショーン、ガショーンと言う地響きが、先輩の足音だと気付いて、また人成らざる速度で逃げ出そうとする。]
わああん、先輩ッ!
[廊下を食堂から逆走して急発進。
そして、木の葉の影から現れたリリアに気付いて、急ブレーキ。明らかに、背中の羽根で移動しているのだが。]
あっ、1-Aの転校生だ!
あたし隣のクラスだから名前知ってる、
リリアちゃん!
ふぇ? エ?
えーと?
[ぶんぶんと振られる手に呆気に取られた]
絡まれて?
あれ、にゃんこは?
[ガシャンガシャンの音は耳に入らなかったようだ]
ひゃあっ?
[名を呼ばれ驚き。]
あ、うん、そう、転校してきたばかりなの。よろしく ね?
[よかった誤魔化せれているみたいだ。]
え、にゃんこ? 猫ちゃん? ええと、ボク知らない なあ。
[きょろきょろとあらぬ方向へ視線を泳がせた。]
リリアちゃんていうんだ?
転校生なんだね。
私ミウ。よろしくね。
[取られていた手をぎゅっと握った]
にゃんこどこか行っちゃったのかな…。
[きょろきょろ]
んと、今からご飯なんだ。リリアちゃんも食べる?
おばちゃん、私もぶっかけうどんお願い。
─ 体育館裏 ─
ここまで来れば大丈夫、か――。
[思えば、猫一匹に対しては長大すぎる距離を移動してきた。校庭のトラック18周を含んでいたので、物理距離は労力に比べて少ない。]
この学園の人類を制圧した暁には、
あの野良どもも駆逐してくれる。
[ぜいぜいと肩で息をする。全身に瀝る汗のような液体ごと、甲冑姿もずるべしゃと崩れ落ちそうになり、慌ててまた元の体裁を取り繕った。]
うん、いろいろわからないからこの学園のこと教えてね?
[握られた手をこちらからも握り返し、まじまじとミウを見る。
元気そうで、感情豊かな感じでクラスメイトたちとは違う――目にもほら、感情がある のか な?]
あ、それじゃボクも同じものを――あ。
[どかかしらに違和感を覚えながら、でも誘われた食事には乗ろうと思ったところでなにやら万寿子から包みを貰っていたことを思い出し――それは儚くも潰れていた。]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新