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[望むは静かなれど]
[静かの内には白が映る]
[妖の内ならば紛れようか]
[避けらるは構いはせぬ]
[静かの社には向かうまい]
[落つる 落つるは狂い声]
[薄紅などは散らせない]
[祭囃子] [鳴り止まず] [白い手には] [今宵も瓢箪]
[何時の間にやら] [咲く桜] [眺め] [瞬き] [ニィと笑む]
おや、今度は有塵の兄さんかネェ。
嗚呼、良い、好いネェ。
綺麗だヨゥ。
[境内に響く下駄の音] [カラ] [コロ] [カラリ]
[赤鬼] [青鬼] [犬っころ] [見止めてまたニィと笑む]
[ひょうひょうと笛の音は鳴り続ける。
──そろそろ帰ろう、山吹──
──まぁ、もう少しここで風と一緒に笛を吹いていてはいけませんか?──
──……ではもう少しだけ──
いつしか、自分の最初の持ち主のことを思い返しつつ。]
……あたしがこの姿になれるようになってから幾百年か……
山吹のような吹き手には、結局出会えずじまいだったな……
[通り過ぎた年月のうちのほんのわずかなものでしかなかったはずの日々を
昨日の事のようにありありと、でも懐かしく思い返している]
[愉しは要らぬ]
[供も要らぬ]
[刹那の後の永久を想わせるだけならば]
……嗚呼、怨めしや
恨めしや…――
[狂える桜は*何処へ往く*]
如何やら司棋の兄さんは無事だったみたいだネェ。
然しこの様子じゃずっとお守されてたのかィ。
春眠暁を覚えずたァ良く謂ったもンさァ。
[コロコロコロリ] [赤の少年] [見て笑い]
[ひょい] [細腕持ち上げ] [袂] [青鬼へ向け]
[淡絞り] [白の浴衣] [袂を染める] [墨の色]
消えちゃいないヨゥ。
[風に乗る笛の音鳴り止み
子鬼の姿。そちらを向いて]
おやおや子鬼も現れたか。
司棋にそこ寝る娘に、子鬼も一匹。
わっぱの多い祭りじゃのう。
[からからから、手を振る代わりに笑い出す]
[気配に振り向き] [小鬼の姿] [映す碧]
昼間の笛の姐さんかィ。
好い笛の音だったヨゥ。
命の姐さんも有塵の兄さんもお休みかィ。
[青鬼の言葉] [視線はすぃと] [眠る仔猫へ]
[視界の端] [瞬く藍] [困った様子] [見下ろす]
嗚呼、黒い仔猫の煤さァ。
[先刻行きあった宵闇色の青鬼に、常盤色の髪の自分より若干年嵩の娘。
木の上にも誰やらいるようで]
……これは、……本当に百鬼夜行だなぁ
[ふふっと笑うと一人ごちつつ、ちょいと頭を下げた。]
[触れる袖][困惑を浮かべたまま]
もう猫ではないのだぞ。
鳴きも歩きもせぬ煤を持ち歩いて愉しいか?
[さらり墨の後を指先はなぞり]
そういえば……
[目の前の青鬼にも、万次郎と名乗った男にも、わっぱだの童だの言われたことを思い出し]
あたしのこのなりは、子供に見えてしまうのかな?
……山吹はまもなく嫁ぐはずだったのだが。
[と、誰にともなく問うてみた]
[からりと笑っていた先ほどとは変わり
相変わらず困ったような表情のまま、
子鬼につられるようにちょいと頭を下げる]
本当にもなにも、お前さんも百鬼だろうて。
ここにおる人のなりした百鬼共より、
まだあちらの露店通りの方が百鬼夜行のようよ。
[元の姿に戻っている物の怪を指してそう云うと
子鬼からの問い]
嫁ぐもなにもわっぱはわっぱよ。
己から見れば立派なわっぱじゃ。百歩譲って小娘かのう。
[なぞられ袂] [微か揺れ] [青鬼映す碧]
嗚呼、楽しいヨゥ。
鳴かず歩かず傍にゃ只の煤だがアタシにとっちゃ黒の仔猫さァ。
茄子の兄さんは煤に還さぬがご不満かえ?
[小首傾げ] [潤む双眸] [僅か弧を描く]
[小鬼の問い] [薔薇色の唇] [ニィと笑み]
茄子の兄さんの謂う百鬼夜行はあっちだが、妖から見りゃこっちの方が百鬼夜行かも知れないネェ。
笛の姐さんは可愛い可愛い童に見えるヨゥ。
[笛の音を常盤色の娘に褒めて貰って、改めて彼女に先刻より深く頭をたれる。
お前も妖しの者だろうという宵闇色の青鬼の突込みには、]
それもそうか。
[破顔する。あたりを見回すが、自分好みの飲み物はあいにく見当たらない。]
いや、好きにしろ。
今しか無いと云うたお前が、
居ない猫を持ち歩くのが不思議だっただけよ。
お前さんにとってまだ猫なら構わぬ。
[小首を傾げる常葉の双眸。
眉根寄せ、訝しげに]
なんだ、お前さんも煤抱えて泣きでもするのか?
[袖から手を離し、ふいと子鬼の方を向く]
それもそうだが、碧鬼の云うのも一理ありか。
しかしさてはて、
百鬼夜行に見えるかそれとも供物の行列に見えるのか
聞いてみなければわからぬが。
供物、ね。
そういえば青鬼さん?お前さん混じり物がどうとか言ってたようだったけれど、
それってどういう?
[先刻から頭の隅で気にかかっていたことを口に出した]
ふむ、狐様には逢うてないのか。
なぁに、この人の成りから戻れぬものの中に
狩人が混ざっているという話よ。
見つけて主様への供物にせよと、申されておった。
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