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[くしゃり]
[撫でられた頭に幾度か瞬き]
ならば好かった。
[くすり]
[いつもの笑み乗せて]
過日は汝れの桜を見そこねたゆえ、
今日は良いものを見せてもらえて素直に嬉しい。
礼を言おう。
[舞を終えた開耶に声かけて]
[さらり顎なで辺りを見回し常葉の女に]
さてはてしかし、開耶もさることながら
お前さんもなかなか芸達者ではないか。
赤鬼にたんと酌して貰うと良い良い。
[ふらり、去り行く男の背に]
おやおや、舞を見せるだけでもう帰ってしまうのか。
おうい開耶、ひとつ持っていけい。
[未だ封の切っていない瓢箪を投げ渡し見送る]
[引き寄せられる手] [抵抗も無く] [しな垂れて]
[胸に頬寄せ] [互い違いの双眸] [覗く碧] [弧を描き]
綺麗な鈴と素敵な謡の礼をした心算だったんだけどネェ。
司棋の兄さんはお気に召さなんだかえ?
えぇ、気に入りませぬ。
少し、礼を多くもらいすぎたようですが?
[くすりと笑い、頬へも唇を落とし]
もらいすぎた分は、お返しするべきでしょうか?
[開耶の香に大分酔いながらつむぐ言葉]
[舞いや楽の余韻に目を瞑って]
他にも芸ができるのか。
代わりどころか、唯一のものと言われても不思議でない声で唄っておきながらのう白水は。
ああ、常磐のひめ。
あれほど大きく見ゆるものじゃったが、わらわはとうに食べてしまった。
口の中でどんどんと、甘く溶けていくのじゃもの。
……ん?
[蘇った林檎飴の味に口の端を持ち上げて。
機嫌よく、そうだ白水のみならず奴へもと称える顔色でぱちり瞼を開けると、妙な様子の司棋。
顔を青くして行ってしまった]
どうしたんじゃろうな…?
少し…香が過ぎたようで…。
犬は鼻がききますから。
夜斗は半身、蛍火は眼、あんなに近くに在ったから
僕まで中々に酔ってしまいましたよ
席外すかと思えば以外と元気じゃないかィ。
[コロリ] [コロコロ] [コロコロリ] [軽やかな笑い声]
多い分にも気に入らぬたァ贅沢もンだネェ。
釣りは要らないから取っといてお呉れヨゥ。
[触れる唇] [長い睫毛] [小刻みに揺れ]
[すぃ] [押し返す胸] [白の腕伸べ] [さらり] [赤の髪梳き]
[飲み干す様に満足そうに]
ああ、琥珀の兄ちゃんも見事だったしなあ。
ほんのり香る香も味だねえ。
人が多いところが厭だと謂うが、
碧のもアイツのも魅せるに足る芸だぜ、勿体ねぇ。
[己の杯また満たし 口に運んで上機嫌]
墨は水に溶けちまわぁなあ。
薄墨で絵を描いてみちゃあどうだい?
[墨と水とに声を掛け
ふと様子の可笑しな姫に肩をすくめて頚傾げ]
そう呑んでもないのに酔っちまったかい?
おいおい、そのまんま斃れんなよ。
―雑踏にて―
[妙な胸騒ぎ。平時なら避けよう雑踏を、今日は気紛れに歩いている。]
……おやおや、何か騒がしいですねぇ。
[彼方に黒山の人だかり。ざわざわざわと、騒ぎ立てる。]
『きゃああああっ!』
『誰か、医術の心得のある者は居らぬか!?』
『いいや…通報が先だ…』
『ねぇ、この人…死んでるの…?』
[人だかりを掻き分け、その中心を覗き込む。]
…………………!!
[内心に響くは、]
――もう、助かりますまい。
[踵を返し人を掻き分け、遥月は再び宴の席へと戻った。]
アタシァ遊ぶ事ならなンでも好きだからネェ。
なんなら白水の姐さんと茄子の兄さんにも酌をして貰おうかえ?
[去り往く琥珀] [ひらり] [ひらひら] [白の手振って]
開那の兄さん、また遊ぼうネェ。
[赤の少年] [覚束無い足取り] [一拍見詰め] [零れる言の葉]
大丈夫かネェ。
[乾いた盃] [くるり] [手の中で弄び]
開那の兄さんと遊ぶのは楽しいネェ。
また其の内に気が向いたら舞って貰おうかィ。
其れとも次ぎは喰児がアタシと舞うかえ?
かっかっか。左様左様。
しかしあの男はそこまで器用ではなさそうだがな。
うむ、次逢うた時に聞こう。
己はそのように朽ちはせぬよ。
不便なれどこれが己の行く所じゃ。
手助けしてくれるとな…
応、頼もしい。
しかと覚えておこうかの。
[舞いも終わってからメイへと返し頷くいていると
常葉の「解ける」に肩をすくめる]
さてなぁ?
悪戯心で己にためそうと云うのか?
[くつり笑んだ]
おや、難儀だネェ。
命の姐さんより開那の兄さんの方が余程に、司棋の兄さんと夜斗の天敵かも知れないネェ。
余り無理をおしで無いヨゥ。
[常葉の少女に視線を投げて]
汝れの舞も綺麗であった。
――何より、楽しそうなのは良いことじゃ。
[メイにもくすり、向けた笑み]
わらわの歌はただの真似ごとに過ぎぬ。
それでも――嗚呼、礼を言おう。
[司棋の去る姿目に留めて]
[いつもと違う様子に僅か気をやる]
[笑う白の頭から手を離す]
うむ。やっと確り笑うたか。
…ん、すまない少々外そう
[先ほど呼んだ司棋を見ると
青い顔してふらりと出て行く後を
追いかけようと席を立つ]
おい、わっぱ。司棋。
[社より少し離れた、大木のそば。すっかり香に当てられて。
夜斗も蛍火も己の分身、あれだけ開耶の近くにあれば自分へ伝わるもそも道理]
う…っ。
[胸を押さえてうずくまり、吐き気に耐えながらずるりとしゃがみ
夜斗と蒼い目は明日には己の傍に*戻るだろう*]
[宴席へ戻って来た遥月へ顔を上げ]
残念、ちと遅かったな遥月。
おぬしももう少し早う来ておれば、見事な舞いに歌に蛍光までも楽しめたものを……おや。
[見逃さずに済んだことを自慢げに語るが、
僅かに乱れた遥月の様子に瞬き一つ]
何ぞあったか?
[押し返され、また腕の中から逃げる常盤の髪
追いかける気力もなく]
確かに…。笛と香は苦手かも…しれません…
本当に咽せてしまう…はぁ。
[青い顔を抑えながら吐き捨て]
[心なしか、歩みは早まる。
カラリ、コロリ。カラリコロリ、カラコロ、カラコロ、カッカッカッ……]
嗚呼、皆様!!
[下駄を鳴らして着物を乱し、遥月は息を切らして宴の席へと。]
嗚呼……嗚呼……皆様。
どなたかが、御亡くなりに……。
いいえ只の亡くなり方では御座いません。
あれは………!!
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