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そんな短い時間で満足できるとは。
欲が無い…、のじゃなぁ。
[けれどアタシァ刹那に遊ぶ者。
真理の返事に、一応考えてみた仕草でそんな返答をし]
そうだったか。狩る者とやらは難儀じゃが、人の姿でいることも中々どうして、面白いものよ。
わらわなら困りはせん、困りはせん。
[皆も楽しめば良いのじゃと軽く笑う]
うむ、有塵もはだける事ができるのじゃから、脱ぐ事ぐらいできそうなものよのう。
[可愛らしいお嬢さんなどと聞こえると、満足そうな視線でくすりと笑う遥月をとらえ]
鼻がきくな。きっとそうであろう。
おぬしにも、可愛いお嬢さんの名を教えてやる。
メイと呼ぶ事を許すぞ。
[笑う命] [見詰め] [ニィと笑み返し]
そうかィそうかィ、そいつァ頼もしいネェ。
其ンなら飴屋へ行っといでヨゥ。
[謡う黒鬼] [すぃと視線移し]
寄って集って脱がされない様に気をつけてネェ。
[赤鬼の言葉] [眇める碧] [弧を描く]
可愛いもンは可愛いヨゥ。
構やしないさァ、昨日の分は苺飴でチャラだヨゥ。
アタシァ駆け引きなんて出来ないからネェ。
呑んで打って遊んで喰らうだけさァ。
そろそろ往くヨゥ、縁あればまた佳い宵にネェ。
[ひらり] [ひらひら] [白い手振って]
[カラリ] [カラコロ] [*下駄の音遠退く*]
司棋の兄さんは如何してるかネェ。
茄子の兄さんに喰われちまったかネェ。
[囁く声] [楽しげに] [コロコロ笑い]
夜斗が居れば大丈夫かァ。
司棋の兄さんが悪戯しなきゃ茄子の兄さんも取って喰ったりするたまじゃ無さそうだしネェ。
[白い手] [ひゅうい] [振り] [揺れる袂] [墨に染まり]
[桜の枝に座り] [こつり] [幹に頭預け] [*桜の香る煙管一服*]
[名乗る喰児にしっかり頷いて]
むろんそう呼んでやるとも、喰児。
[丁寧に挨拶の言葉をかけてくる遥月にも]
遥月だな、わかった。ちゃんと今見知った。
…おや。
[遥月が唇に紅をさしていく様子には]
遥月はオスと見たが…化粧をするのか?
しかし似合うておるなぁ。
[感心している頭に乗せられる更なる喰児の手。
ついつい細められていく目を頑張って引き締め]
これこれ。
わらわも嫌いでないがな、おぬしと違って高い場所へと向かってお返しする身にもなってみよ。
得意とは言え、一度にあまり何度もすると…
[再び跳ねて意地でも返す]
さすがのわらわの脚も、疲れてこぬでもない。
[だから今日はこれで打ち止めだからなと、幼子に説教する目で人指し指を立てる]
碧にゃぁそう見えてるのかねえ。
可愛いってぇのはもっとちまいヤツに謂ってやんな。
[からんころんと鳴る下駄と
有塵歌う歌声と]
ちゃらかい、そりゃあ好かった。
呑んで遊んで食らってかあ、
刹那に遊ぶ快楽さ。
鬼ごっこの鬼は旨いかねぇ。
[ひらっと手振る白い手に
大きな掌振り返し]
ちぃと昼寝と洒落こむかね。
有塵、樹の傍かりるぜ。
[どっかと座れば胡坐をかいて]
おうよ、メイ。
[今度は見上げる形になって]
オスメスかい、そりゃ猫ならそうだわな。
男も女も関係ないな、似合って居りゃあそれでいいのさあ。
綺麗なモンは綺麗だからな。
[お返しするのは疲れると、猫は諭すように謂う。
その様子に低く笑って]
そんなら俺が屈みゃぁいいな。
今の具合だ。
俺ぁちいと昼寝するから、また眼が覚めたら遊ぶかい?
ああ、またたび酒なんか好きそうだぁな。
[謂うと櫻の木の下で
幹に凭れ掛かる緋色の男。
*ひらひら風は薄墨の 色を添えて吹いていく。*]
……紅など。
[また戯言を、と苦く呟き]
[下駄を鳴らし遠ざかる常葉の女君の背を見送る。]
[そうして暫時]
[酔いに任せてふぅわりと、漂う心地のままに居れば]
[何時の間にやら桜の幹に凭れ掛かり昼寝の緋の鬼。]
……気侭なものだ。
[呟いて、桜の風を起こす。]
うん、行ってこよう!
[真理に声も高らかに頷いて、片目も瞑る]
昨日何か喰児のやつが、真理にわるいことをしたのなら、ちゃらにするためのイチゴアメ、どっさり持って帰らせるべく見張ってやるから安心しい。
…ふふ、わらわが戻ってくる頃には、寄ってたかって脱がされて、少しはしおらしくなった有塵が見られようか。
[それは紅をさした想像よりもずっと面白く、くすくす笑って、下駄の音と共に去る真理へ手を振った]
それもそうじゃな喰児…わらわの目を楽しませるものなら、どのようであっても構わんな。
[きれいなものはきれいとの言葉に頷いて]
よしよしお休み。また眼が覚めたら遊んでやろう。
[確かにのせやすくなったなと、紅い髪の上に一度手を置き]
またたび酒…またたびとやらも酒も、まだ口にしたことはない。何なら試してやっても……あ、これ。
[ふと思い出す真理の言葉]
…イチゴアメの約束はどうした?
[だけども喰児は幹に凭れて、柔らかな風の中]
[逆巻く風の中に散る桜の花びらの一つを、そっと風の中に手を入れてから、素早く掴んで微笑む]
有塵…
[暫し手の中の淡い色の花弁と風、幹に背を預け眠る喰児を交互に眺めた後、有塵に首を回して目を細めた]
なかなか優しいところもある。
おぬしのおかげで、喰児はさぞ心地よい夢に誘われるじゃろう。
[逆巻く風に乗りて梢に飛べば]
[はらり、はらりと]
[白の散る。]
心の抜ける心地がする……
[ゆぅらりゆらりと揺れながら]
[目を瞑る。]
[根方に眠る鬼に、降る花弁。]
[メイの言葉は聴いて居るのや居らぬのやら。]
[首にぶら下げた、猫も気にせず軽がろと]
[太く張った枝に手を突くと身を任せ]
…わ!
[有塵が風に乗って梢まで飛んでいってしまえば]
これは驚いた…おぬし、そんなことまで。
[...は見直したように目を丸くしているから、有塵の呟いた言葉は聞こえなかったのかもしれない]
わらわとてその気になればそれくらいの高さ、すぐ登れるがな…
[木にはさきほど登ったから、今は地に足をつけているので十分だと呟く。
太く張った枝の上で身を任せる有塵もまた、何事か呟いている]
何か、言ったか?
春の夢を見よう。のう。
[酔うているのか別の何かを見ているのか]
[夢見る目付きで神域を眺むれば]
[風伴わぬ桜吹雪を身に纏い]
[押し拡げ][薄墨桜を包み込んで]
[ひらり、ひらり。]
[ひらり、ひらり。]
[……はらり。]
[未だ硬く蕾んだ白が綻びはじめ]
[見る見るうちに膨らんで]
[ほろり]
[山桜の古木が]
[霞んだ白に覆われていく。]
……はは、は。
[歪みの無い、澄んだ笑い浮かべる。]
[それは常とは違う、儚い、散り際の桜のような笑みではあったけれど]
[それは、傍らの猫の預かり知らぬこと。]
ああ…
[有塵が纏った桜吹雪が薄墨桜を包み込むと、まだ硬く蕾んでいたはずの白は、目の前で綻んだ。
――眠らずとも見る夢のよう。
幻すらこうも、胸に痛みを与えるほどに美しくあれるだろうか。
傍の有塵の浮かべた笑みが、霞んだ白に覆われた古木を包む空気にも負けぬほど清浄に見えた。
ただ今にも失われてしまいそうな笑みにも見えて、メイは声をあげ笑い返すことはせず、胸を押さえ感動を噛み締めた]
[しっかりと連れられた木の枝に足をつけて、有塵に話し掛け、また見上げているつもりでいるはずのメイの目も、とろとろと閉じかけ始めるが]
いや…わるくない。
せっかくの、おぬしが見せてくれた景色じゃ。
…もう少しだけ、ここから見ていてやろう。
[言葉通り枝に腰掛けると、それでもずいぶんと長くその景色を眺め続けた。
時間が過ぎるとメイもとうとう木の枝の上、器用にも身体を落とす事なく寝息をたて始める。
きっと幸せな夢を*見ている*]
[ふわり][ぴしゃり]
[声も届かぬ水底で][目を閉じ暫しの休息を]
永らく人とは話しておらんが、
"お仲間"とこうして毎日約束もせずに会うのも久々じゃ。
――嗚呼、あの中には恐らく鬼狩りも潜んでおろうか。
[くすり][笑う][水底で]
人でなくとも毒じゃのぅ。
難儀や難儀。
[呟く声は水の中にも関わらずはっきりと]
[するりと水面に顔を出せば、減った人影眠る人影]
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