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[ウェンディの頬を涙が濡らすのを見て呆然と立ち尽くす。
そうか、と思い出す。昨日自分はマンジローとの立会いを通じて彼を信じる気になった。しかしウェンディは持ち上げられた恐怖心をそのまま持ち越していたであろうことを。
ならば仕方あるまい。彼女は最も疑っていた人物を穴に落としただけなのだ]
思ったより…後味が悪そうだな。
[それは一瞬のことだった。マンジローとウェンディが交錯したとラッセルには見えた瞬間、ウェンディから立ち上ったエナジーは、マンジローを穴へと突き落としていた。
そして、その情景が脳で理解する前に、ラッセルはサックスを吹き鳴らしていた。
音速を超える超音速は、指向性で、穴に落ちるマンジローとウェンディを包み込む。
音が人体内部を軽く反響した波が、サックスを吹き鳴らしたラッセルの耳に届いた]
(これは……!)
[彼が反射的に吹いたのは「人だけを認識する」曲。これで反響波が戻るのは、人間だけだ。
つまり……]
(マンジローは人狼じゃないのか!)
[少女を呼ぶ声がする。
グレンとリック、二人の声]
[ぼんやりとした瞳のまま、少女はゆっくりと視線を向けて]
……ふ、ぇ…っ……
[零れる雫は量を増し、しゃくり上げる声と共に。
すぐ傍で佇むリックに縋りつくように、思い切り抱きついて。
上げそうになる声を必死に抑えながら泣き出した]
[剣術の達人であるメイを捕らえるのは容易なことではない。それを理解しているリックは、メイを穴に送るために、糸を使ったのだった……]
[ウェンディと一緒に穴の底を見つめて、呟いた。]
『ありがとう。』
……っと。
ウェンディもありがと。糸まとめてくれたんだね。
[リックは誰にも気付かれぬよう、ウェンディに微笑んだ。]
[すがりついて泣きじゃくるウェンディを抱き締め、頭を撫でた。]
ウェンディ………。
泣かないで。
[何も言えない変わりに、ウェンディの身体を抱き締める。]
なぁ、ラッセル。
聞いてもいいか?
なんでこんなときに楽器なんか鳴らしてるんだ?
[サックスがラッセルの奥の手という話を聞いていないグレンは胡乱気に彼を見つめる]
メイさんより
『クレアが、訓練場の脇に落ちててほしいんですが……後頭部殴られながらも一応、抵抗は試みたというかんじで。』
クレアは『輝きを失っていない』(ので、メイ生存をラッセルは気づくと思いますとのこと)
(RP的にも、拉致されたらしい証拠としてもいいかなとのご意向でした)
[既に学園長を捕えることはしていたのに。
酷い罪悪感に苛まれて少女は涙を零す。
学園長を、そしてメイを捕えたのは、少女自身の力ではなく、『彼』のものだった。
初めて、自身の力だけで捕えたこと。
少女の心には重くそれが圧し掛かって]
[それでも少女は僅かに首を横に振る。
糸を集めたのは自分ではないのだと伝えようと]
〔…安心して欲しい。彼らに危害を加えるつもりはない〕
[響いたのは確かに、男性の『声』]
[リックに抱き締められ頭を撫でられ。
いつも傍にいるエナジーに安堵したのか、逆に涙は止まらずに]
……ごめ、なさ…っ……ごめん、なさ、ぃ…!
[謝罪の言葉はマンジローに届きはしないのだろうけど。
それでも、少女は謝らずにはいられなかった]
[胡散気にサックスと自分を見るグレンに、今の結果を話すべきか?
一瞬の迷いが生じる。だが、確定情報がない今、彼だけに情報を与えるわけにはいかないと結論付けた]
いや……これは俺の武器だ。
人狼の疑いがあるマンジローを穴に落とそうと持ってきて、ウェンディに先を越されたからな。
反射的に吹いてしまっただけだよ。
[苦しいか?
そう思いつつも、それなりの理由を述べた。
だが、それ以上言葉を紡ぐ事はできなかった。
唐突にメイの強張った気配を感じ、そちらに視線を向けた時、ただ風が吹き抜けていた]
……メイ?
[風がメイの残り香を運び、ラッセルの鼻腔を擽る。だが、そこにあるのは、ぼんやりと薄く輝く彼女の相棒だけだった]
《中》
こちらの設定明かしていませんし、本来なら人狼が直接拉致に行くものだと思うでしょうから擦れ違いは仕方ないですよね(苦笑)
穴に連れ去る際に頭をぶつけた、が一番妥当と思います。
結構な勢いで引っ張るので相当な衝撃な気もしますが(苦笑)
(ホントに…泣いて……)
[リックはウェンディを抱き締める腕にギュッと力を込めた。]
(仕方ない……違う。
大丈夫……何が大丈夫なんだ。
どうにもならない……ううん。やったのは紛れもなく自分のせいだ。)
[その時、穴の底から『声』が聞こえた。]
……………誰?
[微かにサックスの音色が聞こえ、そちらの方向へと首を向ける。]
……ラッセル兄ちゃん?
なんで今それを……。切り札、だから……?
[ラッセルが何かを発見したのを見て、眉をしかめる。]
[そして次に鼻腔を擽ったのは、永遠に忘れぬ魂に刻まれた宿敵の気配]
……!
[人狼にさらわれた!
その結論に達するのに、時間など必要なかった。背筋の産毛がゾワリと逆立ち、絶望感と絶大な怒りが足元から一気に頭頂部に駆け抜けていく。
理性というものがあっというまに彼方へと押し込まれる中で、ラッセルは無意識にクレアを手にとり、そして目を覚ました。
クレアから伝わる温もりと、クレアから伝わる『大丈夫』と聞こえるような小さな金属音は、全て今のラッセルの心を救済するために存在していた]
(そうだ。メイはさらわれただけだ。まだ生きている。今ここで人狼たちがメイをさらい、監禁するとしたら、開かずの間の中だろう。それなら、これからも同じように穴に落とせば、メイは助けられる)
[自分の呟きに、グレンが再び問いかけてきたのを、端的に回答した]
メイが、人狼にさらわれた
[不意に響いた聞き慣れない男の声に、少女の涙が止まる]
[男の声は蟠るエナジーと同様に、酷く静かに]
〔ナサニエル…といっても、君たちにはわからないかな。
けれど、君たちの仲間なのは確かだ〕
[穴の奥に漂うエナジーの一片がそっと飛び出し、リックの肩の上で小さな人を形作る]
〔…生憎、証拠らしい証拠は見せられないけど〕
>ラッセルさんメモ00:55:15
システム的にわかる情報のマンジロー霊能結果以外の情報、今回はウェンディさんの情報がわかってもいいかということですか?
システム的にわからないってことはその場合、相手の情報を明かしてもらう必要がありますよね。
各々の計画・考えがあるでしょうから、一方通行で断定的に「わかってしまった」という能力を付けるのだったら仰る通り、まずいのかもしれませんが…
これまでラッセルさんがやられてきた通り、RPのキャッチボールで流れや空気を読む形でなら、そういったことは当人同士の話し合い次第でということになると思われます。
ですので判定としては、私ではなくウェンディさんとの話し合いの結果でどうぞといった感じになりますかね?
たぶん。
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