人狼物語


37 Monster in the Carnival

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流れ者 ギルバート

蘇芳は妖か…やれ、つまりは境消ゆるは未だ遠いか。

[空青仰ぎて息吐きつ]

我見て笑うができるなら、他を見れば尚笑えよう。
我より愉し者ばかりであろうに。

[ぱんと音立て袂整え。琥珀は青司に向きもせず]

[白水の浮かべる色に瞬きて]

…あれは驚いただけと言うたろう。
気を悪くなどはしておらぬ。

なれば泉、使わせてもらおう。

[歩みは変わらず音微か。
ゆぅるりゆるり、泉へと]

(163) 2007/03/29(Thu) 14:50:39

酒場の看板娘 ローズマリー、[枝の上] [苺色の鼻緒揺らし] [片膝立て] [頬乗せて] [上の空か]

2007/03/29(Thu) 14:51:57

酒場の看板娘 ローズマリー

[何処か遠き] [隻眼の碧] [僅か眇めて] [睫毛震わせ]

在るかネェ。

[上の空の呟き] [気配気付くに遅れ] [足おろし直す裾]
  [現れたる琥珀] [黒き蝶映したか定かではなく] [ニィと笑み]

開那の兄さんは今日も好い形じゃないかィ。
水浴びかえ?

[枝の上] [はたり] [はたり] [揺れる] [苺色の鼻緒]

(164) 2007/03/29(Thu) 14:55:07

流れ者 ギルバート

[歩む泉に影ひとつ。
ゆぅるり見上げれども蝶見えず]

緋に濡れるままは動き辛い。
故に洗い流しにきたまでのこと。

…やれ、其方が在るとなれば脱げぬか。
仕方あるまい、このまま入るか。

[言うが早いか水飛沫。
夫婦金魚の泉の内、溶ける緋色は消えて往く]

(165) 2007/03/29(Thu) 15:00:35

修道女 ステラ

[青司に浮かんだ儚き笑みに]
  [驚いたように目を瞬かせ口元隠す]

泡沫の夢の終わり――か。
妾には何の幻も見えぬ。見たい幻とて見れぬのじゃ。
見せるばかりの妾は、見える汝れが羨ましい。
されど、汝れにとっては見たくなかった幻のようじゃな。

やれ、難儀難儀。

[顔は殆ど隠れていたが][浮かんだ笑みは痛々しい]

(166) 2007/03/29(Thu) 15:00:35

酒場の看板娘 ローズマリー

緋に染まるンも楽しいけどネェ。
アタシァ晒すにゃ厭うが見るにゃ構わないヨゥ。

[掛ける声より先] [あがる水音] [跳ねる水飛沫] [隻眼眇め]
  [夫婦金魚] [尾を揺らし] [波紋広がる水] [僅か緋が解ける]

嗚呼、嗚呼。
気が短いンだか気が立ってンだかネェ。

今日も何処ぞで鬼ごっこかえ?

(167) 2007/03/29(Thu) 15:06:41

冒険家 ナサニエル

己はお前さんを見て云うたり笑ったりしておるのだ。
他を見て笑えというなら、また話は変わろうに。
まあ、良いわ。他見ても愉しは変わらずじゃ。

[悪びれた風もなく、開耶の背にからり笑って見送る]

やれ、難儀だ難儀。

[袖の間から覗くのは痛々しい笑み。
痛むばかりの手で撫でてしまうと墨が汚すだろう。
手は伸ばさず、困ったような笑みを返すだけ]

見たい幻でもあるのか白よ。
誰かの幻でよければ水鏡を映す目に何か映らぬものかの。
己の幻は詰まらぬわ。どうせ見るなら――

[ゆるり首振り]

何を、見たいのだろうな己は。

(168) 2007/03/29(Thu) 15:11:00

流れ者 ギルバート

[泉の内、濡れる茶から雫落つ]

やれ、なれば脱げば良かったわ。

[溜息混じりに袖擦りて。
なれども着のままには擦り難い]

……やれ、面倒だ。

[帯解き淵に投げ。
茶浴衣脱いで緋色擦る]

我は鬼真似なぞしておらぬ。
青司と赤隻眼が蘇芳相手にしておったようだが。

(169) 2007/03/29(Thu) 15:14:12

酒場の看板娘 ローズマリー

気を使わせちまって御免ヨゥ。

[帯解き] [茶浴衣の緋] [擦り洗う様] [眺め鼻緒揺らし]

童と鬼ごっこたァ聞いたが、ありゃ矢張り蘇芳の姐さんだったンかィ。
幾ら洗えども未だ鬼ごっこは終らぬさァ。

(170) 2007/03/29(Thu) 15:21:21

修道女 ステラ

見たい幻――妾が其れを本当に見たいのかはわからぬが
見れないよりは、見える分だけ寂しさがまぎれるかと思うてな。
――否、其れも。
宴と同じく刹那を愉しんでしまえば寂しさが募るばかりか。

[顔そむけるも]
  [雫は蘇芳の頬に落ちて]

嗚呼、寂しいのぅ。
関わらなければ毒を受けずに済むものを――

狩る者とて、宴の席の誰かなら
妾がこの手で殺したとしても、妾はまた恋うるのだろう。

[蘇芳を一撫で][また寝かせ]
  [すいと立ち上がれば][袖は目元]

(171) 2007/03/29(Thu) 15:22:14

修道女 ステラ

水鏡は嘘はつかぬ。
汝れ自身がわからぬことも、綺麗に反映してしまうだろう。

――見る勇気があるならば、一度泉に来るがいい。

[首振る藍に][背を向けたままそう告げて]

(172) 2007/03/29(Thu) 15:23:32

【赤】 酒場の看板娘 ローズマリー

[露わなる肌眺め] [ちろり] [紅い舌] [薔薇色の唇舐め]

嗚呼、嗚呼、矢張り開那の兄さんは旨そうだヨゥ。
喰ろうてしまおうかィ。

[コロリ] [コロ] [コロ] [忍び笑う声] [艶やかに]

(*14) 2007/03/29(Thu) 15:27:18

流れ者 ギルバート

[緋色消えるば浴衣も放り。
とぷり沈みて直戻る]

何時追うたは知らぬ故、
其方の知る鬼真似とは異なるやもしれんがな。

やれ、何時になれば終わるのか。
幾度も洗うは面倒よ。

[波紋逃げるる夫婦金魚。
遠くゆぅらり尾が揺れる]

(173) 2007/03/29(Thu) 15:27:26

墓守 ユージーン

──あゝ。何ゆえに。

[宙に留まりて神域を眺む。]
 [もとより外には出られぬが、]

ようやっと心静かに去ねると思うたに……

[墨染めの袖を外したその面は]
 [常と同じく冷たく固い。]
[冷えた身のうち温めようと瓢の酒を呷っても、]
 [最早朱には染まりはせぬ。]

(174) 2007/03/29(Thu) 15:34:28

酒場の看板娘 ローズマリー

開那の兄さんが酒量過ごしてお戯れの間じゃないかネェ。

[熱病の如く] [僅か潤む隻眼] [すぃと顔あげ] [遠く見遣り]

嗚呼、アタシの謂うンは違うヨゥ。
どちらも鬼ごっこなれど本気で遊ぶ鬼ごっこは別物さァ。

[コロコロコロリ] [軽やかな嗤い声] [水音に混じる]

刹那のお遊びなンざァ其の内にゃ終るだろうさァ。
開那の兄さんは面倒と難儀ばかりじゃないかィ。

(175) 2007/03/29(Thu) 15:34:31

酒場の看板娘 ローズマリー、修道女 ステラに飴玉をぶん投げた。

2007/03/29(Thu) 15:34:58

冒険家 ナサニエル

寂しくて泣くのか白よ。

[毀れるものを静かに眺め]

一度関われば毒は身体を蝕むか。
喰っても喰らわれても尽きぬは鬼ごっこかそれとも。

[恋うるものか。口に出さず、立ち上がる白の背を見る]

よかろう。己は見たいものはこの眼で見るが
ひとつ映る真実とやら見るのもよかろうて。

[頷き、ふらりカラコロ、白に背を向け]

幻を見たいと思うならば、
水鏡ではないが己の墨と筆を貸してやろう。
自分の手で描かねば見えぬ幻だがな。

(176) 2007/03/29(Thu) 15:37:20

【赤】 酒場の看板娘 ローズマリー

其ンなに面倒なら面倒無くなる様に喰ろうてやろうかえ?
黄泉の旅路は知らないが永久も刹那もあるんかネェ。

(*15) 2007/03/29(Thu) 15:38:26

修道女 ステラ、メモを貼った。

2007/03/29(Thu) 15:39:06

流れ者 ギルバート

[水音上げて泉の淵。
浴衣取ろうとした手が止まる]

…やれ、それは言うな。
鶏の如くに忘れやれ。

本気の鬼真似か。
其方が言うなれば真に恐ろしく聞こえるわ。

[ぱしゃり鳴る水、浴衣引き]

嗚呼全く。
この世は総て面倒と難儀で出来ておるわ。

[濃茶に変わった浴衣纏い、張り付くそれに息吐いて]

…やれ、着難い。

(177) 2007/03/29(Thu) 15:44:34

墓守 ユージーン

[愁いに沈んだその眼、何とはなしに林に向けて]
[ハッと、微かな驚きに目見開く。]

桜……

[上つ方より眺むれば、うららかな照日に向かいて伸びた枝に、]
 [咲き初めた桜花、ほろほろと。]

(178) 2007/03/29(Thu) 15:45:04

酒場の看板娘 ローズマリー、メモを貼った。

2007/03/29(Thu) 15:46:45

墓守 ユージーン

[よくよく見れば、参道に並び生いたる桜にも]
 [はや霞んだ薄紅。]

……は。はは、は。

[冷たく固い面が緩み、奇妙に歪んで泣き笑い……]

(179) 2007/03/29(Thu) 15:49:36

修道女 ステラ

[泣いた痕は見苦しくて][小さな粒へと型を成し]

ああ、そうじゃ。寂しいがゆえに泣く。
永い間、ヒトとは関わらずに生きてきた。
妾はヒトの魂を喰ろうていたのじゃ――関わらばまた寂しくなる。

妖しならば喰うこともない――ゆえに戯れに刻を過ごし始めたが
――失うくらいならば関わらなければ良かったと思うた。
関わらなければ、迷うことなく殺せたものを。

[ゆるり][首振り][涙の粒をおとしきる]

――汝れが去んでも妾は泣くだろう。汝れがヒトでも妖しでも。

見るを選ぶならば――待っておる。

妾には筆と墨を貸されても、絵心がないでどうしようもない。
――何かが見たくなったら、描いてもろても良いじゃろうか。

[儚い笑みは][背を向け合った藍には見えず]

(180) 2007/03/29(Thu) 15:53:37

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