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双子 ウェンディ に 1人が投票した
異国人 マンジロー に 4人が投票した
学生 メイ に 1人が投票した
双子 リック に 1人が投票した
異国人 マンジロー は村人の手により処刑された……
次の日の朝、学生 メイ が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、双子 ウェンディ、農夫 グレン、学生 ラッセル、双子 リック、書生 ハーヴェイの5名。
[解き放たれた糸が、メイの身体の周りを捉えた。]
……………。
動くと、一発。
糸はそのままメイ姉ちゃんを捕らえる。
あとはあの開かずの間のエナジーで、メイ姉ちゃんを引き摺り込むだけ……!
[右のローラーストリングから繰り出された透明な糸を、誰にも悟られぬよう手繰っている。]
[少女が見つめていたのは穴だった。
その視線は、いつの間にか見つめる対象を変えていた]
[視線の先で木刀が閃く]
[こちらを振り返った姿が、何事かを言う]
[それは。反射的に。本能的に。
恐怖を取り除かんと]
[少女の周囲の空気が変わる。
湧き上がるエナジーは風となり、視線の先の男――マンジローへと奔る]
[『彼』の手から放たれたエナジーはリックが捕えるメイを取り巻き、ぐん、と自身の方へと引き寄せた]
[軌道上にある、マンジローの体をも捕えて]
私めが村建て人ですので、地下との連絡が取れるという意味でも一番乗りは丁度良かったかもしれないんですよね。
何かありましたら、下からの意見意向を上に伝えます。
もちろん当然ながら基本的に、上の世界は上の人たちの上の人たちによる上の人たちのための世界です。
何か進行に関わることにのみ使おうと思ってますので。
…とは言え卑怯くさくて申し訳ないんですけど、結局RPは間に合いませんでした。
一発言だけマンジローとして発言させて下さい。
後は全てお任せ、一切の文句なしです。
[あんな事でと笑おうとして、笑もうと持ち上げられた口の端は引き攣ったような形で止まる。
いつも愛らしい微笑で自分を迎えてくれたウェンディ。
人狼騒動が起こり、一番震えていたのは誰だったか。
いつものように笑んで見せながら、その小さな胸は今にも不安に押し潰されそうだったのかもしれない。
あの発言はうかつだった。皆落ちちまえなどと。
これは報いだろう。
今彼女にこんな顔をさせているのは自分なのかもしれない。だとしたら。
――自分が刀を、彼女に向けられるはずがない。
木刀にのびた手がぱたりと落ちて、悲しさを瞳の奥に押し込めて、ウェンディの本当は優しい手を待った。
彼女が自分を突き落として、それが少女の更なる心の傷にならないことだけをただひたすらに*祈りながら*]
[印を結び、糸に命じる。]
メイ姉ちゃんを捕らえて、決して放さぬように。この結界の奥深くへと導け……。
決して、逃さぬように。
[キィィィィン…と言う微かな音を立てながら、ゆっくりと結界の奥深くへと糸で拘束されたメイを導く。]
[思わず足を止めた]
え?
[穴のそばにはウェンディがいた。そこへマンジローが近付いていった。そこまではいい。何か…恐らく魔法の類だろうがグレンにはよくわからなかったが、目に見えない何かがマンジローを穴へと押しやったようだ]
ウェンディ…?
[恐る恐る声をかける]
[窓の内側から眺めていた光景に、しばし言葉を失う。...はいつのまにか、訓練場を見渡せるところに移動していたのだ]
まあ確かに、あの方法だな。ということで収まって、そして誰かが誰かを落とさねばならない。とは思っていたが……ウェンディが…な。以外といえば、以外だな…
ウェンディ……?
マンジローさん……?
ぅわっ!!
[妹が居た場所に、勢いよく風のエナジーが吹き荒れる。]
ローラーストリング!
我が身をこの地に固定…せよ……っ!
[吹き荒れる暴風に巻き込まれないよう、糸を伸ばして訓練所の柱に自分の身体を結び付けた。]
……………ッ!
ウェンディ………?
[風が消えた後に残っていたのは……彼の妹ただ1人だけであった。]
[呆然と見遣る空間に、直前の姿が蘇る]
[僅かに引き攣ったような表情。
木刀を構えようとして、力無く落ちた手]
[彼は。違うのに。]
[呆然とした表情から動かない少女の頬を、雫が伝う]
[風が止んだ。
ローラーストリングを解除し、そっと歩みを進める。呆然とした表情―肩越しでも分かる―をしたウェンディに、そろそろと近付いた。]
ウェンディ………
[妹の横に立ち、それだけ言うと、リックは無言で佇んで居る。]
(……何を声掛ければいいんだろう……)
[リックの操る糸ごと、闇の結界は飲み込んで。
扉の奥のあの空間に辿り着くと、メイを糸から解放した。
恐らくメイには、糸で捕えられたことも含めて何が起きたか理解できなかっただろう]
[結界はリックに不快感を与えることはなく。
伸ばされた糸を絡まないように集め、穴の程近くまで寄せる]
〔…お疲れ様〕
[僅かに響いた『声』は、耳に届くかわからぬ程に小さかった]
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