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[どうすべきか悩んでいたグレンだったが、2人が思ったよりも冷静らしい、少なくとも一昨日の自分とマンジローほど自分を見失ってはいないようだと見て取り、純粋に2人の戦いに好奇心を抱いた]
なぁ、ハーヴェイ。
やっぱりラッセルが余裕で勝っちまうのかな?
…?
[元からハーヴェイのことはあまり愛想の良い人物とは思ってなかったが返答が無いどころか気配がしない事に気付いて振り返る]
あれ?
ハーヴェイ?
トイレならウェンディを置いていけよ…
って、そんなわけないよな。
[キョロキョロと辺りを探るが近くにいる様子も無い
リックとラッセルの戦いが気になりはしたが
もしも人狼ウェンディの相棒がハーヴェイだったならば
と考えが至り、慌てて森の中へ駆け込んだ
しかし森の中に入り数歩進んだところで立ち止まる]
…森に入って行ったとは限らないよな。
それに、リックとラッセルに知らせたほうがいいかな…?
いや、もしハーヴェイがそうなら2匹の人狼の正体が知れたことになる。
ならとりあえず学園か。
[そして森を抜けるべく*走り出した*]
到着と。
[ここは、守護者の里の中であるというだけのどこかの建物内。彼がしばしの間、潜伏する場所として定めたところだ。別に、いつまでも居る気はなく、危害を加えるつもりもない。人狼と聞くウェンディに話をしたいと思っただけだ。それが済んだら返すつもりでもいる。…尤も、返したところで、その先は、あまりよい未来ではないだろうが、そればかりはどうしようもない。自分は、彼女の味方ではない、通常ならば相容れない種族関係なのだから]
それにしてもよく眠っているな
[腕に抱いていたウェンディをクッションの上に下ろす、その寝顔は安らかで人狼と聞いてもにわかに信じ難いと思いつつ、寝顔で人狼かどうか決まる訳ではないなと。思い直す。、きっと眠りの中でだけは緊張から解き放たれているのだろう。それを見て、無理矢理起こすのをやめ、自然に起きるのを待つことにした]
眠り姫。どうか王子様のキスなしでおきておくれよ。
[見えない糸に裂かれた鋭い風が、リックの頬に触れ、駆け抜けてゆく。それを感じながら、リックはそっと目を閉じた。]
(相手は、何年も上の先輩。この学園のエリートだ……。全力でいっても、勝てないかもしれない…!)
[身体中のエナジーを、指先に集中させる。憧れ、目標にしてきた相手を倒さんと――リックは再びその目を開けた――*]
さて、ちっちゃな眠り姫さんが起きるまで、何をしていますかね。
[ウェンディが人狼だと聞いてもやはり敵愾心はない。人間と人狼。確かに立場上敵同士ではあるし、...も別に人狼に恩義とかがある人間ではない。ただ危害を加える気がないのなら、いっか。と思っただけ。それならば敵意やら欲に駆られた人間や……]
……妖魔……
[……のほうがずっと恐ろしい。...は瞑目した。ウェンディが目を覚ますまでここで座して待つようだ。でも、あの湖畔で見せた明かりの玉は彼らを明るく*照らし続けている*]
[左手を胸に当てる。
次の瞬間、膨大なエナジーが風となり、リックの服の中で、下から上へと吹き抜けて行った。]
[髪の毛がブワッと風に煽られ、被っていた帽子が青空を舞う。]
(どんな攻撃が来るんだ……いったい!)
[リックは、未熟な戦闘態勢を*構えた*]
[途中森の中で軽く迷いつつ、学校にたどり着いた]
とりあえずゲルト先生に・・・
あ、イザベラ先生、ゲルト先生は・・・
[そう、言いかけたグレンだがイザベラに怒鳴りつけられる。窓ガラスを割って逃走したことを責められているようだ。今すぐレベッカの店で新しいガラスを買ってきて弁償するようにと厳命される]
あ、いや、ウェンディが、その・・・行ってきます。
[こうして、グレンは雑貨屋へ*向かうのだった*]
[やや前傾姿勢をとり、大きく呼気をつく。
左腕を下げ、右腕を腰に据えた。狙うは一撃。
だが――。
『ごめんなさい』
小さなウェンディの心からの謝罪の言葉が、頭から離れない。
リックの技は未熟ながら、手を抜けばこちらが倒される威力を持っているだろう。五撃分の力を使っても、視力で捕らえられない糸を完全に避けるのは無理に等しい]
(それなら、肉を切らせよう。その程度で済むのなら、腕一本くれてやるさ)
[目が、全てを喰らう『狼』のように煌いた]
[帽子が地面にパサリと落ちた。]
(………来る………)
[鋭い眼光を見て、じりじりと間合いを取る。ピクリと右の薬指を動かし、ラッセルの身体の近くにある糸の張り具合を変える。]
人を殺さない人狼な…聞いたことねえけど。ま、ありじゃね?
[彼は他の面々が困惑している中、柔軟にそれを受け入れていた。
なぜならば、彼は人同士が戦争をしてるその真っ只中で生まれたからであった。
人狼が人を殺すか。人が人を殺すか。ただ加害者が誰かという差でしか彼の中ではなかった。
人狼は人を殺すというが、定番のようになっているが、人だって人を殺す。が、人を殺さない人だって存在する。ならば人を殺さない人狼がいても彼の中ではそれほど問題にはなかったのだ。そうあっさりと思えるようなものが彼の心には根付いている]
やっぱ俺のほうが変なのかね……
[と独り呟く]
[はじめのほうは覚えていない、確か父親が戦争で死に、母親はどこかにいって、一人になった。
次は孤児院に拾われる。親のいない子供が成長し一人で生きていくまで育てる。という名目の世間から切り離されたような場所にある孤児院。
だが、その名目はただの表看板。その実は身寄りのない子供に者とも思わぬ過酷な訓練を強いて強力な軍事兵器に育て上げる軍事施設。
昨日そこで笑っていた奴が、もう永遠に笑わなくなった。
数時間前そこで泣いていた奴が、もう永遠に泣かなくなった。
先程まで苦痛に顔をゆがめていた奴が、もう苦痛に永遠に悩まされなくなった。
その中で...は素質があったのか。なんなのか。訓練を受け生き抜いてきたのだ。数日に一度死に掛けるような毎日を送りながら。]
…………
[そっと、左目の部分を右手で包む。明かり玉を出している最中だから、左目は何も映さない。
これもそこでの生活での傷跡だ。
次の出来事。そこでの生活から時がいくらも経ち。死にかけるようなこともなくなった後。...はとある実験を受けた。人体実験だ。
...はそれで更なる肉体、魔力の向上を得た。これはその代償。魔法を使う際や、戦いに赴く、興奮や緊張などが作用して、左目の視力が喪失する。…………皮肉にもそれがわかったのは守護者の里に来てからだ、それまではずっと左目は見えなかったのだ……でも、...は当時でさえもそれでも運がよかったと思えている。他に自分と同じように生き残って、それを受けた者は、もっと酷い代償を負ったり、あるいはそのまま死んでしまったりしていたのだ。
そして...とその周りの人間は、育ち、非人道的行為を繰り返して国が作り上げられた至上の殺戮部隊とし、暗躍していった。]
[リックがラッセルの眼光に、気を引き締めて間合いを取るのをじっと観察する。
指の動き一つ。
目の動き一つ。
足裁き。
体裁き。
あまつさえ思考すら、これまでの動きから予想を立て、考察し、数十通りの中から彼の動きを先読みするべく思考を動かす。
そしてラッセルが――動いた]
[ラッセルが動いた――
どこに向かうのか、糸が動く感覚と、ラッセルが発する音のみで読み切ろうとする。]
そこだっ!
[右手をぐいっと動かし、叫ぶ。]
ローラーストリング!
今、その能力を開放せよっ!
[ラッセルの首元に向かって、1本の糸の先端が空気を劈いて走る。]
[彼が使う拳舞は、元々彼の祖父が築いたものである。
祖父は敵対するモノに合わせて、力加減と最大HIT数を変更していた。
それが四撃、七撃、十三撃の「死」を意味する三つの打撃法だ。
各撃数は全力で打ち込む回数を示し、使った後は身体にさまざまな悪影響を及ぼすことも、まま存在する。
今回、ラッセルはそのうち五撃分の破壊力を回避速度に回した。
一撃はリックを倒すため。
では残り一撃は――?
ラッセルは無言のまま、首に向かって進む糸を「視ていた」。
だが避けない。代わりに、左腕を糸の前に突き出すと、腕に糸を巻きつけた。
激痛が走る。
だが彼は顔色を変えずに、そのまま糸の絡まった左腕を突き出すと、自分を囲んでいる糸をぐるんと一回転させて左腕にのみ、巻きつけていく]
[時が過ぎ、唐突に事件が起こる。
あれは、確か。対『軍』訓練をこなせるようになり、対『城』訓練に移行していたため、そこにいたのだったか。
人狼の群れが来襲してきたのだ。目的やらなにやらは知らない。ただ襲ってきたら迎撃するだけだ。施設のほかの人間はいくらか殺された。...やその部隊の人間も、やはり普段よりは苦戦した……でもそれだけだった。
人狼は確かに一般人にとっては化け物だ。
だがそれは普通の話。自分達は既に普通ではなく、だから脅威足りえなかった。
傷を被うが千切れようが問答無用で再生していく奴。
体を刃物にも獣にも好き勝手に変化できる奴。
自身の実体の有無を好きに操る奴。]
……どっちのほうが本物の化け物なんだかな。
……………っ!!
[ラッセルの左腕に糸がぐるぐると巻き付けられるのを見て、リックは絶句する。全身から血の気が引いていくのを、足元からガクガクと感じていた。]
[それでも、両腕をさらに勢いよく自分の斜め上に上げる。]
くっそおおおおッ!!
[見えない糸が網となり、ラッセルの身体を捕らえた。]
頼むッ!!捕らえてくれえええッ!!
[一匹一匹に死を叩き込む。人狼は鎮圧できるだろうと思っていた。そいつを見るまでは…
人狼達の後ろ、黒い外套を深く被っている存在。見れば、人狼達も黒い外套を被った奴に怯えている。
そして自分も……怯えなど感じるのは久しぶりすぎて、それが怯えだったと気づくには時間がかかったが、ただ本能が危険だと猛烈に警告を鳴らしていた。
アレはヤバイ。関わればシヌ。と。
自分の周りの奴らは人体実験により自分より変わった特殊な力を得ていて、変わりに代償も大きく。まともな感覚があったのは自分だけだった。
気づけば逃げていた。それからは真っ白でほとんど覚えていない。ただ生き残ったらしい。
そしてまた逃げる。今度は国外へ。簡単なこと。これを機会に逃げただけだ。
ただ、あの施設は謎の襲撃により自分も含め全滅したということになっているためそう難はなかったが。
そして国外へと逃げ…紆余曲折、ここへと辿り着いた。無茶無鉄砲な逃げ方だったから行き倒れにはなってしまったけども……
あの存在が妖魔というものだというのを知ったのはその後のことだ。]
[リックと対面していて、感じたことがある。
彼はまだ弱い。
いや、恐らく自分では気付いていないが、レベル的には本気であれば、自分を瞬時に粉微塵にする事も可能だろう。
だが、「心」が弱い。
メイと二人、逸れて村に辿り着いた時も、七斉の力に恐れおののき、人狼を詳しくしらないだろうマンジローよりも震えていた。
だから、ラッセルはあえて、この道を選んだ。
人として守護者として、今後訪れるだろう「恐怖」を克服できるように、一番心に傷を負わせる方法を]
[「視ている」視界に、新しく迫る糸の網を「視つけた」。普段の彼であれば正面から襲ってくる時点で、回避を選択するが、すでに痛みの感覚のなく、糸が絡まった左腕を遠心力の力で正面に三度突き出す。
新しい糸が、肉に食い込むのを感じ、まだ神経が生きている事を実感する。
だがそんな感覚に感動している暇はない。恐らく全てであろう糸を食い込ませた左腕は、まるで火傷の跡の如く爛れ、肉がこそぎ落ち、繊維の一本一本が断裂している。
足元に流れ落ちる血液は、紅い水溜りを作っていた]
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