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[ごめんなさい。
小さな謝罪の言葉に、ただ嘆息した。それは彼女自身覚悟を決めたということなのだろう。
ただそれでも今そろっているメンバーの顔をみたということは、好意という感情があるのだろう。少なくとも七斉とは正反対だ。
だから、彼女が人狼だということは……あえて口にしなかった]
そうか……。
なら、覚悟はいいんだな?
[リックをあえて意識の外に追いやり、ラッセルはサックスを口に咥えた]
[ラッセルが楽器を奏でようとしているのを見て、
昨日彼がそれを武器だと言っていたのを思い出した。
ウェンディは誰も傷つけたくないと言っている。
グレンはその言葉を信じたいと思った]
待てラッセル、何をするつもりなんだ?
[困惑しつつ身構える]
[グレンの質問には答えない。
リックが動いていない今がチャンスなのだから!
ラッセルが胸に吸い込んだ酸素を吐き出すと同時に、ウェンディ用に調整した催眠音波が一瞬にして彼女を包み込んだ]
[ぎゅ、と目蓋を瞑り、零れ落ちようとする涙を堪える。
ラッセルの問いには頷いて]
[――もう一人の人狼に、その音色が伝わらないよう祈り。
その肩に居る『彼』に、それを願い]
[目を閉じる。
後悔は沢山しているけれど。
これが、その結果なのだから]
ウェンディ……
なんで……?
[涙を零すウェンディを見て、ますます困惑する。ラッセルがサックスを吹くのを見て、何か彼女によからぬことが起きたことをリックは察知した。]
[無音で糸が動く。リックが何も言葉を発してはいないにも関わらず、糸は空気を鋭く切り裂き、ラッセルの身体を捕らえようとする。]
[ラッセルの奏でる音色と共にパタリとウェンディが倒れこむのを見て反射的に駆け寄った]
ウェンディ!?
[体を抱き起こし、どうやら死んでしまったわけではないことを確認すると少し安堵の表情を浮かべた]
…
[しかし、すぐに眉根をひそめる。その表情は複雑だ]
[リックの動きは予測済みだった。
ウェンディを倒せば、彼は間違いなく自分を狙う。
そう、昨日のラッセルのように――。
糸という細い凶器は、大気を切り裂きラッセルに襲い掛かる。だが、ラッセルは肌に伝わる空気の振動を読み取り、全て回避した]
リック……。
[いや、今は言葉など不要か……。そう思い直す]
[目の前には、リックにとって残酷な光景が広がっていた。ラッセルの奏でた音に倒れ、密やかな息を立てて眠る彼の妹と、仕事を終えたラッセルの姿。]
[ラッセルに糸を避けられたことさえもどうでもいいと言わんばかりの目で、ラッセルを睨み付けている。]
………………………。
[その目に、涙は無かった――]
[急激に満ちるリックの殺気にウェンディを抱えたまま慌てて立ち上げる]
お、おいリック、落ち着けって!
[なんとかならないかなという視線をハーヴェイに向ける]
なんとか…って……
[そしてリックをみる。それは……]
ん。グレン。リックはどう見ても言葉が届く様子じゃねえ。参戦でもして止める以外はないな。
[そして、ウェンディはどうなっているのだ?と伺うと、死んではいない。眠りについているだけだと確認し、ふむ。と何かを考えているようにこっそりと頷く]
[リックの目がすっと冷たく冷えていくのがわかる。少なくとも経験した心情は、理解できるつもりだった。
ただ……]
(俺にはクレアがあったが、リックにはそれがない)
[サックスでリックを止めることは可能だ。だが、それをすると周りにいるみんなまで巻き込む恐れがある]
そうすると、残る手段は一つか。
[ラッセルは、リックから十数メートル離れた場所まで交代すると、サックスを木に立てかけて、すっと腰を降ろした。
それはグレンが目撃した、ラッセルの拳舞――]
力づくでか…?
[ハーヴェイの言葉にラッセルとリックを見て首をすくめる]
と、とりあえずウェンディを頼む。
[抱えたウェンディをハーヴェイに差し出す]
[ラッセルが無言で離れてゆくのを、リックは膨大な彼のエナジーから感じ取った。]
[無言で指を動かし、手の形を変える。――張り巡らせた糸が、あちこちにヒットしてゆく微細な音を、リックは耳にした……]
[つかのま、ハーヴェイの腕の中で
静かに寝息をたてるウェンディを見つめて考える]
問題は、どうやって止めるかだ。
[振り返って2人の様子を窺う]
[ラッセルとリックが対峙し、グレンがその中に飛び込もうと何か思案しているを横で見ていた。皆の意識が完全にこちらから消えている。ノーマークだ。
...は眠りについてしばし起きようともしないであろう腕の中のウェンディを見つめ…少しして、慌てた様子もない、だからこそ誰にも気づかれない自然な足取りで森の闇へと消える
...が本気で逃げると決めれば、ここにいる誰にも捕まえることも、見つけることも出来ないだろう。二人のエナジーは既に完全に絶たれていた]
[リックの糸は強力だ。
おそらく捕まればそのばでENDマークがつけられるだろう。
そうれを回避するなら、全神経を回避に傾けてもいいが、いつまでも避けられる筈もない。
ならば一撃で決着をつけるのみ。
七撃のうち五発分の全力を回避に向ける。強引に力のベクトルの変化をうけた骨が悲鳴をあげた。だが、今は捕まったり、ペンダントを見せるわけにはいかない。今、ラッセルの正体を見せることは、謝り続けたウェンディに申し訳がたたないのだから]
リック、一撃だ。
それでお前も眠れ。そして起きたときには……
[それ以上は、口にしなかった]
[ラッセルの方へ、ゆっくりと振り向く。]
一撃………。
[ラッセルの周りに張り巡らせた糸を、右の指で手繰り寄せる。]
ラッセル兄ちゃんだからって、手加減はしないよ……!
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