情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
ダメだよ。とても釣れそうにないや。
[糸を引き寄せ、溜息をつく。]
オレも疲れたー……また考え直そっと。
じゃあ、またね。
[リックは*訓練所を後にした*]
[一夜明け、人狼が実際に学園に潜入していることが明らかになった朝、ラッセルは頭を抑えながら体を起こした。
衝撃の事実に寝付けなかったが、それでも二時間は睡眠をとることに成功したらしい。部屋の椅子の上にかけてあったシャツを取ると、ボタンを適当にかけて窓から外を見た。
昨日と同じく強い太陽の光に目を細めるが、事情を知らない学生は談笑しながら学友と登校している]
……とりあえず、人狼を探す方法か……。
[ラッセルのサックスを使えば、人狼は特有の身体波数を持ち合わせている。各人の固有振動数を調べられれば、一瞬でわかるだろう。
だが……]
問題は俺自身も容疑者の一人だってことか……。
はぁぁ、やっぱりだめかっ
[開かずの間の扉の前。連撃を繰り出そうと、衝撃派を放とうと、...の渾身の力を込めた攻撃は、しかしかすり傷一つつけることは出来なかった]
イメージとか、力とか、やっぱそういう問題じゃないんだね……。
[扉のを背もたれにして、ずるずるとその場に座り込んだ]
[しばし顎に手を当てて考え込んでいるが、こればかりは仲間との相談も必要だ。少なくともメイの直感力からくる殺気のないという意見は、長年一緒にいた彼には信用に値する。
つまり、襲うことはないということだ。だとすれば、例え村の敵である七斉と同種の人狼といえど、無理に殺す必要は感じない]
甘くなったかな……。
[守護の村という名前とは反して、とても穏やかな空気は彼を甘くしたのかもしれない。
だが、その心地よさは嫌いではなかった]
とりあえず、瞑想でもしてくるかな。
[そうして、籠手を手に学園裏手の森へと歩いていった]
人狼かぁ……
[背中から伝わってくる、不思議な魔力の波動。人狼にしか開けられない扉。これも人狼が持っている力の1つとでもいうのだろうか。
学園に紛れ込んだ人狼に学園長は捉えられ、この扉の向こうにいる。]
殺気は感じないから、たぶん学園長も大丈夫だろうと思うけど……。
[...の知っている人狼とは、大きく異なっていることが、ますます混乱させる]
[さわさわと風だけが体中をかけていく。
それに合わせて、拳を繰り出し、戻すタイミングに合わせて、蹴りを放つ。
右、左と体の回転に合わせて、拳舞を繰り返す]
人狼? あの人たちの中に?
……信じられないな。
ラッセルは論外だし……
[可愛い双子のリックとウェンディ。
飄々とした異国人のマンジロー
朴訥とした好青年のグレン
とっつきづらいのになぜか憎めないハーヴェイ]
………。
[思考停止。
昨日の騒ぎから何も飲まず食わずであるのを思い出し。
もぞもぞと立ち上がり、地上へ]
[地上に出るとそこは学園裏手の森の中。食堂に向かおうと歩いていると、空を斬る音が聞こえ、視線を巡らせた。
音の主はすぐに見つかる]
あ………。
[まるで舞っているかのような彼の動きに、しばし見惚れた]
[そのまま十数分拳舞を行い、最後に腰に両手を溜める。昨日と同じく、七撃の修練に移行しかけて、足を止めた。もし人狼がいるならば、今は使うべきではない。
そう思い直すと、最後に呼気を整えようとして、背後に知った気配を感じて振り返った]
ん?メイか?
[声をかけられて、はっとし、我に帰った。
振り向いたラッセルと目が合い、なぜか赤くなった。
それをごまかすように照れ笑いをして]
おつかれさま。
相変わらず見事な動きだね。
―学園訓練場・穴の傍―
[がくん、と膝をつく。
額から滑った汗は頬を伝って顎から地に落ちる]
……痛…ぃ……
[穴の奥に広がる不可思議な、結界に似たそれを調べるために干渉を続け、反動が起きたのかもしれない。
体のあちこちを苛む痛みに、立ち上がることができずに蹲る]
―学園訓練所・穴の傍―
[リックは穴の中を覗き込んでいる。]
何か分かった?ウェンディ……
オレもさっき糸を穴につっこんでみたんだけどさ、なんかすげー気持ち悪くなるだけで、中に何があるかすら分からなかったよ。
ローラーストリングが何にも反応しなかったし。誰か居たり、何かあるっていう気配がまるでなかったから。
この穴にはどうも中に変な魔法が掛かってる。人間の身体がそのまま実体を持ってるかすら怪しいみたいだ……。
[キーンとする耳を押さえながら、穴の中を調べているウェンディに語りかけた。]
そうかなぁ。
ラッセルみたいに上手くは出来ないと思うよ。
メイ、いっつも先生に気が散漫し過ぎって言われてるし。
[学園指折りの優等生に練習すれば出来るといわれ、渋面で答えた]
あー……。
うん。そうなの。上手くすれば壊せるかな、と思ったんだけど。
[薄暗い森の中にも拘らず、寝不足と疲れで充血した目の赤さを指摘され、相変わらず目ざといなぁ、と内心苦笑しながら]
でも、あの扉、メイが今まで感じたことのない質の魔力を持ってるみたいだし、やっぱりクレアで何とかできるものじゃないみたい。
人狼でないと開けられないというのは、認めたくないけど、そうなんだね、きっと。
[肩で大きく、深く呼吸を繰り返す。
痛みはようやく治まり、次第に呼吸も整って]
…ううん、わかんない…
魔法っていうか…何だろう、何て言ったらいいかわかんない。
…何か…変な感じ…
[はふ、と乱れた呼吸の最後を吐き出し、顔を拭う]
入ってみないとわかんない、気がする。
でも…入ったら戻れない気もするの。
[散漫といわれれば、彼女は興味がある物事につっこんでいく気がある。
だが、それは短時間ながら、常人を凌駕する集中を持ち合わせている証拠になるのだから]
ちゃんと気の持ち方をコントロールできれば、メイは俺を簡単に超えられるさ。
[そして、まるで悪戯を窘められた子供のように苦笑したメイに、ちょっとだけ心臓の動悸を高鳴らせて、ごまかすように頭を撫でた]
人狼しか開けられないなら……あけられないなら?
[そこで、ラッセルは何かに気付いたように顎に手を当てた]
んあ……ふわぁぁぁー。
良く寝た。
[昨夜のローズマリーの店も繁盛していた。自分の行っている仕事は肉体的な重労働というわけではないが、明かり玉を作ったり、不思議な音を出したりして盛り上げるのが彼の仕事、
それでも疲労感というのは生まれていた。そして夜にもなれば、寝てしまうのは仕方ない……仕方ないのだが……この欠伸をしている...はなぜゆえ図書室で寝ていただろう。寝る前に勉強しようなどという殊勝な心がけではなく……単純にここも寝る場所のひとつとして認識していたらしい。]
うーん…。やっぱりここに掛かってるのは、フツーの魔法とは違うのかな…。普段接してる、ウェンディやハーヴェイさん、メイ姉ちゃんの魔法とは違うもんな。糸だけとはいっても、触った瞬間にヘンテコな感じがしたし。
[両腕を組んで、穴をしげしげと覗き込む。]
入ってみないと分からない…か。そうだよなー。でもなー…こんな身体のエナジーのバランスを崩されそうな穴なんかには、入りたくもないよ。
[頭を撫でられ、くすぐったそうに笑うが]
……なんだかまるで妹扱いだね。
[思わず口にする。咎めるのではなく、どこかやや拗ねたように。
しかしすぐに、何か思いついたようなラッセルを、名案を期待してじっと見つめた]
[しばし思案するが、今は語るべきではないと結論に達し、小さく首を振った]
いや、なんでもない。
[その直後、妹みたいという台詞に、少し口端がヒクついた]
そ、そういうな。
メイは……俺の大切な家族なんだから……
[かなり無理やり搾り出した感が否めないが、それよりも……と、遠くを見る]
そうだ、昨日発見した穴でも見に行かないか? 何かわかるかもしれない
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新