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…速いなあいつ!
さっきまで大怪我してたくせに大丈夫か?
[後を追うように、一気に門の向こうまで走り抜けて行ったラッセルの後道を走る。
見失い闇の中、目を凝らしているとメイの名をくり返し呼ぶ声が聞こえ、近付いてみれば――]
あ…。
[意識を失ったラッセル。
半分草に埋もれるように地に伏している、血まみれのメイ。彼女もまた、腕をひどくやられているように見える。
美しかった刀身も今は見る影もない]
本当に、いる…。
生きてる、よな?メイ。
[恐る恐る首に触れて脈を確かめる。
――まともな状態とは言えなくとも、感じられる確かな動き]
[澱んでいた刀身が、徐々に光を取り戻して行くのに、マンジローは気づいただろうか。
そして、その光とともに、メイのほほに赤みが戻ってくることも]
[ウェンディの手当てを受けたはずだから大丈夫なはずだが念の為と、ラッセルの脈も確かめ一安心]
よし…大丈夫だな。…無茶走りするからだぞ。
じゃあラッセル、悪いけどちょっとだけ離れてな…
[メイを抱く形で意識を失った二人を一時離すと、右腕の方にラッセルを、左腕の方にメイを抱え上げる。
メイの剣までも一緒に運ぶのは無理そうだ。
他の誰にも使えないのなら、盗られる心配もない筈。
意識が戻ったら取りに行って貰おうと決意し、地面を踏みしめ呻きながら立った]
…ま、グレンさんじゃなくても俺でもこれ、くらいは…
ウェンディにはもう無理させられないけど、リックもいてくれる…とにかく戻ろう、な…
[とにかく傷に響かないように丁寧に、できるだけ急いで宿へ向かおうと一歩を踏み出す]
…いや、今は剣どころじゃなかった。
[確かにその微かさがマンジローには蛍を思わせる、人の目を奪う透明な光が宿ってはいる。
だが見入ってしまった顔をふるりと振って、男は再び宿を目指した]
行こう…あのけちな主だって、いくら何でも怪我人を追い出したりしないはず。
……おお。
[宿に戻るとリックもまた、疲れていたのだろう。
横たわるウェンディの傍で眠っているように見える。
そしてマンジローの右腕には意識を失ったラッセル。
左腕には、満身創痍のメイ]
く…俺リックとウェンディの家知らないな、今日はこのまま宿で寝かせ……っというか、とにかくこの血まみれのメイが心配だ、手当て、手当てを……ど、どうやって?
こっちのラッセルも放ったらかしというわけには…
おおい店主!一人一部屋づつ四部屋を用意し……
できない?できないってあんた!この状態を!!
うおお満室!?………な、ならしょうがない。ですね。
わかったよ、俺の部屋に全員寝かせといてくれっ
いたたた…おま、ちょっとあんた、抵抗しない方が身のためだぞ。
…いや違う!俺は強盗でも変人でもなくて、宿の中に怪我人が。三人ほど診て欲しいんだ。本当に。頼むよ!
[何やら言い争う声を響かせて、医者らしき男を引き摺って宿へ戻ってきた。
すかさず従業員用に宛がわれた、小さな部屋の扉を開ける]
…な?本当だったろ。
特に一人はえらい怪我してそのままだから、早めに頼む。俺は邪魔しないように外に出てるから。
[そして四人が横たわり、中に医者が入るとそれでもう一杯な部屋を出て、扉の横で壁に凭れて蹲る]
大丈夫だろこれで…怪我はあの医者に任せて俺は…
[守護者として人を守る為の第一歩とばかりに、木刀を抱いて前面を見据える。二人を追って人狼でも来ようものなら追い払うという目付きだが、じき*眠ってしまう*]
定員に達しなかったため、村の更新日時が24時間延長されました。
双子 リックがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(双子 リックは村を出ました)
双子 リック が参加しました。
[疲れてしまっていたようで、いつの間にかリックは眠っていたようだ。]
……………すーすー。
[リックはマンジローの部屋で*まどろんでいる*]
[ゆっくりと自然に目蓋が開いていく。
見覚えのない天井に、数人の気配が部屋中から感じ、ラッセルはすばやい動きで身を起こそうと……]
うぐ!
[だが、昨晩のダメージと疲労の蓄積、そして失った血液の量は、彼の口から苦悶の色を落とさせた。
それでもゆっくりと深呼吸を重ね、次第に落ち着いてくると、周囲の状況が見え始めた]
こ、ここは……学生寮じゃない、な。するとリックとウェンディ……の家でもないか。幼子二人の家に連れて行くことは難しい。
消去法でマンジローの部屋か。
[仲良さげにくっついて眠る双子に、見張りをしてくれていたのだろう、マンジローの姿が目に付く。そして自分の隣には――]
メイ。
[痛む体に鞭打って、メイの傍らに立つと、彼女の存在が夢ではないと自分に信じさせるように、頬をゆっくりと撫でた。
それでようやく心の漣が落ち着くのを感じると、一度自分とメイの着替えを用意しようと、マンジローの部屋を後にした]
[学園の庭、そこに設置された大きな鉄球が鎖で吊るされたブランコのような装置、その前で疲労困憊の態のグレン]
…他の生徒がこんなことしてるところ見たこと無いぞ、俺。
明らかに新品だし、この器具。
…いつまでも休んでないで頑張るか。
[グレンは立ち上がり、鉄球を思いっきり蹴りつけた。凄まじく重いはずの鉄球が大きく移動し、振り子の要領で戻ってくる。かなりスピードの乗ったその鉄球を無防備に待ち構えるグレン。そして直撃]
べふっ
[蹴飛ばされた石ころのように吹っ飛び、地面に叩きつけられる]
……寝ちまった。
参ったな……守護者ってのはもしかすると毎晩、徹夜とかするんじゃなかろうか?
一晩でこれじゃあなぁ……。
[立ち上がり、部屋の中で眠る四人の様子を確かめる。
寄り添うようにして眠る双子。
医者の手当てを受けたメイに…]
…ら、ラッセルがいない。
[くらっと目の前が暗くなりそうだったが]
い、いやいや落ち着け…
いくら俺でも二人が討ち損なった人狼辺りが来て、仕返しやりにきたんなら起きるって……たぶん。
それにその場合ラッセルだけ浚って、メイは置いていったってのも変な話で……起きたんだな、普通に。うん。
[ふぅと額の汗を拭うマンジローにゆらりと影が落ちる。
――『たっぷり休めたようだね、マンジロー君』]
…うげ。
[人を恐怖させるに十分な店主の笑顔がそこにあった]
[一瞬気を失ったグレンの脳裏に、今朝の父の言葉が思い出される]
父「グレン。お前は残念ながら不器用だ。
人狼の攻撃をうまく捌いたり、素早く動く奴らに攻撃を当てるのは至難の業だろう。
それにお世辞にも身が軽いとは言い難い。
従って人狼の繰り出す目にも止まらぬ攻撃をかわすこともできまい。
だが幸いお前には一族譲りの強靭な肉体と筋力が備わっている。
何度避けられようとも必殺の一撃を打ち続けろ、そのためには敵の攻撃を何度受けても立っていられるだけのタフさが要求される。
わかるな?」
[むくりと起き上がる]
その前に死ぬんじゃないのか俺。
[日が昇り、まだそんなに時間が経っていないのか、まだ吸い込む空気の中に清清しさが混ざっている。
その中を一歩一歩痛みを感じながら歩いていた彼は、可笑しな鳴き声に足を止めた]
べふ?
なんの声だ?
[少々警戒しながら、音の方向に進んでいくと、そこに鉄球を受けて転がっているグレンを見つけた]
……農家のグレンか?
なんでこんなところに……いや、なんで寝てるんだ?
[起き上がった拍子にラッセルと目が合う]
やぁ、ラッセル。
なんか俺に負けず劣らず格好がボロボロだなぁ。
あ、そうだ、実は俺も学園に入学したんだ。
よろしくたのむよ。
[入学したというグレンをまじまじと見つめていたが、あのラッセルですら動かせなかった鉄球をあっさりと動かしている様を見ると、納得できる部分があった]
そうか。
これからよろしく。
で、それはいいとして、何で鉄球を受けているんだ?
[働き者の従業員としての勤勉な態で、カレーの良い匂いをさせている布で覆われた籠を手にして、走る。
学園の教員の居る部屋への扉をノックすると]
ちわーっす、飯届けに…
…えーと、『護り手の宿よりお届けの、三日煮込みの野菜カレーをお持ちしました。ご注文のお客様〜?』
ええ、ええ……俺ですよ。
この間入学したマンジローです。
…真面目な勤労青年を笑わんで下さい!
働きながら通うの、禁止じゃないんでしょう!?
…そ、『それでは失礼しますー。食器の方はまた取りに参りますのでー』
[早々に逃げ出す形で教員室の扉をバタリと閉める。
そして学園を出ようとして庭を通っている所で]
――ん?
[鉄球にやられているグレンを発見。ざっと腰の木刀に手をやり]
て、て、敵か?それ敵かっっ!?
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