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双子 ウェンディ に 1人が投票した
異国人 マンジロー に 4人が投票した
学生 メイ に 1人が投票した
双子 リック に 1人が投票した
異国人 マンジロー は村人の手により処刑された……
次の日の朝、学生 メイ が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、双子 ウェンディ、農夫 グレン、学生 ラッセル、双子 リック、書生 ハーヴェイの5名。
[少女が見つめていたのは穴だった。
その視線は、いつの間にか見つめる対象を変えていた]
[視線の先で木刀が閃く]
[こちらを振り返った姿が、何事かを言う]
[それは。反射的に。本能的に。
恐怖を取り除かんと]
[少女の周囲の空気が変わる。
湧き上がるエナジーは風となり、視線の先の男――マンジローへと奔る]
私めが村建て人ですので、地下との連絡が取れるという意味でも一番乗りは丁度良かったかもしれないんですよね。
何かありましたら、下からの意見意向を上に伝えます。
もちろん当然ながら基本的に、上の世界は上の人たちの上の人たちによる上の人たちのための世界です。
何か進行に関わることにのみ使おうと思ってますので。
…とは言え卑怯くさくて申し訳ないんですけど、結局RPは間に合いませんでした。
一発言だけマンジローとして発言させて下さい。
後は全てお任せ、一切の文句なしです。
[あんな事でと笑おうとして、笑もうと持ち上げられた口の端は引き攣ったような形で止まる。
いつも愛らしい微笑で自分を迎えてくれたウェンディ。
人狼騒動が起こり、一番震えていたのは誰だったか。
いつものように笑んで見せながら、その小さな胸は今にも不安に押し潰されそうだったのかもしれない。
あの発言はうかつだった。皆落ちちまえなどと。
これは報いだろう。
今彼女にこんな顔をさせているのは自分なのかもしれない。だとしたら。
――自分が刀を、彼女に向けられるはずがない。
木刀にのびた手がぱたりと落ちて、悲しさを瞳の奥に押し込めて、ウェンディの本当は優しい手を待った。
彼女が自分を突き落として、それが少女の更なる心の傷にならないことだけをただひたすらに*祈りながら*]
[思わず足を止めた]
え?
[穴のそばにはウェンディがいた。そこへマンジローが近付いていった。そこまではいい。何か…恐らく魔法の類だろうがグレンにはよくわからなかったが、目に見えない何かがマンジローを穴へと押しやったようだ]
ウェンディ…?
[恐る恐る声をかける]
[窓の内側から眺めていた光景に、しばし言葉を失う。...はいつのまにか、訓練場を見渡せるところに移動していたのだ]
まあ確かに、あの方法だな。ということで収まって、そして誰かが誰かを落とさねばならない。とは思っていたが……ウェンディが…な。以外といえば、以外だな…
ウェンディ……?
マンジローさん……?
ぅわっ!!
[妹が居た場所に、勢いよく風のエナジーが吹き荒れる。]
ローラーストリング!
我が身をこの地に固定…せよ……っ!
[吹き荒れる暴風に巻き込まれないよう、糸を伸ばして訓練所の柱に自分の身体を結び付けた。]
……………ッ!
ウェンディ………?
[風が消えた後に残っていたのは……彼の妹ただ1人だけであった。]
[呆然と見遣る空間に、直前の姿が蘇る]
[僅かに引き攣ったような表情。
木刀を構えようとして、力無く落ちた手]
[彼は。違うのに。]
[呆然とした表情から動かない少女の頬を、雫が伝う]
[風が止んだ。
ローラーストリングを解除し、そっと歩みを進める。呆然とした表情―肩越しでも分かる―をしたウェンディに、そろそろと近付いた。]
ウェンディ………
[妹の横に立ち、それだけ言うと、リックは無言で佇んで居る。]
(……何を声掛ければいいんだろう……)
[ウェンディの頬を涙が濡らすのを見て呆然と立ち尽くす。
そうか、と思い出す。昨日自分はマンジローとの立会いを通じて彼を信じる気になった。しかしウェンディは持ち上げられた恐怖心をそのまま持ち越していたであろうことを。
ならば仕方あるまい。彼女は最も疑っていた人物を穴に落としただけなのだ]
思ったより…後味が悪そうだな。
[それは一瞬のことだった。マンジローとウェンディが交錯したとラッセルには見えた瞬間、ウェンディから立ち上ったエナジーは、マンジローを穴へと突き落としていた。
そして、その情景が脳で理解する前に、ラッセルはサックスを吹き鳴らしていた。
音速を超える超音速は、指向性で、穴に落ちるマンジローとウェンディを包み込む。
音が人体内部を軽く反響した波が、サックスを吹き鳴らしたラッセルの耳に届いた]
(これは……!)
[彼が反射的に吹いたのは「人だけを認識する」曲。これで反響波が戻るのは、人間だけだ。
つまり……]
(マンジローは人狼じゃないのか!)
[少女を呼ぶ声がする。
グレンとリック、二人の声]
[ぼんやりとした瞳のまま、少女はゆっくりと視線を向けて]
……ふ、ぇ…っ……
[零れる雫は量を増し、しゃくり上げる声と共に。
すぐ傍で佇むリックに縋りつくように、思い切り抱きついて。
上げそうになる声を必死に抑えながら泣き出した]
[すがりついて泣きじゃくるウェンディを抱き締め、頭を撫でた。]
ウェンディ………。
泣かないで。
[何も言えない変わりに、ウェンディの身体を抱き締める。]
なぁ、ラッセル。
聞いてもいいか?
なんでこんなときに楽器なんか鳴らしてるんだ?
[サックスがラッセルの奥の手という話を聞いていないグレンは胡乱気に彼を見つめる]
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