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>>104
…まあな。
もうちょい、気分が高揚しても良さそうなもんだと思っただけさ。気にしないでくれ。
>>106
俺だって…君の村を滅ぼしたような人狼とまで、手を結ぼうとも仲良くしたいとも思わない。
リックやウェンディ、それに仲間の男や先生たちだけでもいいんだ。
俺達は守護者になるはずの者で、何から守るってそれは、「人狼」からじゃない。
物事はいつだって単純さ。
害為す存在から人々を守る、ただそれだけのために守護者はいて、だから信用だってきっと…
[しかし続いたメイの言葉にぽかんと目を瞬く]
ここが、守護者の里でなくなればいい…?
[メイの言葉に、ギルバートは微笑んだ。]
『ああ。人狼には過激派も穏健派もいる。そいつを一纏めに考えるのも、別個に考えるのも、個人の問題だからな。』
『ギルバート……。』
『ま、守護者が一部の人狼と仲良しだとか言ったら村人に信頼無くされるかと言ったら、そんなモンは個人によっても違うしな。結果的には各自の人徳と行動理念っていうヤツが、村人からの信頼感を得るための方法だ。……それを忘れるなよ、メイ?』
いーやーだーーーッ!!
オレはカッコイイ戦士になるのが目標なの!可愛い男なんかじゃないやい!
[メイの攻撃(?)に対して、せめてもの抵抗を。]
[だからね、といたずらっぽく微笑み]
ここが、守護者の里でなくなれば、簡単でしょって。
[彼らが穏便にひそやかに逃げるのと同じくらい難しいだろうが。
...は猛烈に抗議するリックの傍を離れ、再びラッセルに寄り添うようにして手をつなぎ]
とりあえず、メイは言いたいコトは言ったから、もう行くよ。ラッセルの体調も心配だし。
あなたたちが、七斉と手を組むなんてコトを言い出さない限り、あなたたちが決めるコトには協力は惜しまないつもり。
……いろいろお世話になっちゃってるしね。
[あ、と気がついて、小脇に挟んでいた本をナサニエルに見えるように持ち上げ]
これ、ちょっとの間だけ借りててもいいかな??
[扉の前から去って行くマンジローとメイを見送り、男は呟く。]
『まっ、俺の言ってることは確実に理想論だわな。……だけど、でっかい理想を持たない限り、小さな望みすらも叶えることはないってコトだ。』
[床に座り込んでいるリックは、ぽつりと呟く。]
小さな……望み。
オレ人狼だし、ここが故郷だし、守護者になるって一緒に学んでる皆と仲良く暮らせる日がいつまでも続くって思ってた……
ねえ。それって……
近くて遠い、夢……?
『さあ、どうだろうな……』
『私達に言えることは、「全てはニンゲン次第」ってことくらいね。ニンゲンの立場から見れば、私達は「ニンゲンを狩る者」だけれど、私達から見れば、それは真逆ですもの。……それを人狼はとっくに理解しているけれど、ニンゲンにそれを理解してもらうには、まだまだ時間が掛かりそうね。』
………うん、母さん。
[リックはすっと立ち上がる。]
[リックは立ち上がり、両親を見上げた。]
でも、オレ……
誰よりも強い戦士になりたい。
ニンゲンとか人狼とか、そんなこと全然関係無いし、大切なヤツは大切だから。
甘いって言われるかもしれないし、嫌われるかもしんない。でも……オレ達が一歩を踏み出さなくちゃ、誰もやらないかもしれないって思うと、そっちの方がオレはつらい。
[リックは、下を向いて掌をギュッと力を込めて握った。]
だから……自分がこの手で大切な人を守れるような、強い戦士になりたいんだ。人狼の力を借りずに戦える、強い戦士に。
だって……オレの大切なヤツは……
ここで生まれ育ったオレにとって大切な人は、人狼だけじゃないから。
[リックは、決意を込めたまなざしで両親を見つめた。父親の口許が微かに微笑むのを見て、リックは黙って頷いた……*]
[鶏が刻を告げるのが聞こえた。
眠い目をこすりながらベッドから起き上がる。
顔を洗い、服を着替えて小屋の外に出る。
朝日が昇る、その光景を暫しの間眺めた後、
鋤を手にして畑へ向かう。
その途中、独り言を呟く]
…たった数日間の間にいろいろな事があったな。
[早朝の畑仕事を終え小屋に戻り扉を開けると
中からは朝食の準備がされている事を示す良い香りが漂ってきた。
「おかえりなさい」
初々しく微笑む新妻に慌ててただいまと告げる。
あの事件の後、グレンは許婚を訪れようやく祝言を挙げたのだった。
「どうしたの?
なんだか今朝はいつもと雰囲気が違うような気がするけど」
はにかむ様に笑みながら彼女はそうきいてくる]
夢を見たんだ。
少し話したと思うけど、
この間起こった事件のことを思い出してね。
[その言葉を聞いて彼女は少しばかり困ったような顔をした。
「もう危ない事はしないでね」
全ては伝えていない。
父や祖父がそうだったように、
自分が守護者であることは告げない。
ただ曖昧に微笑んで、うん、とだけ答える。
「さ、朝ご飯にしましょう」
エプロンを外した彼女に食卓へと促される]
…幸せってこういうことを言うのかな。
[湯気を上げる朝食を前にして、つい*そう呟くのだった*]
[事件より数ヵ月後。
かなり無茶なリハビリとあわせて、ギルバート親子の人狼としての正体に関して、学園上層部でかなりの議論が交わされた。
最初は隠しとおすことを前提としていたが、一度ばれてしまった秘密は、またいつかばれるというラッセルの提言を考慮して議論は始まった。
だが、元々彼らが里に危害を加えるつもりが微塵もないこと。ナサニエルの助言を基に、謎の多い人狼についての情報提供を受けるなど、様々な交換条件を含めて、比較的彼らは村人に受け入れられる方向に話が進んでいる。
だが、一番の理由は、彼ら親子が村人に好かれていたという、一番下地になっていた心のやり取りがあったおかげなのだろう。
その間にかなり凶悪的なリハビリを続けたラッセルは、皮袋一つという小さな荷物を片手に、村の入り口に立って伸びていた]
ん〜……はぁ……。
[まだ明け方の空気はひんやりとしていて、胸に吸い込むたびに新鮮な感じが心地良い。
そして一度村の外に広がる草原を見回すと、まだ完治していないが、それなりに動くようになった左腕で荷物を持ち上げた。
左腕は、まだ満足に動かない。
だが、それでも選定者としての使命と、七斉のように極悪非道を繰り返す人狼から人を守り、敵を討つという目的を果たすため、いつまでも休息していはいられなかった。
まだ多少重たいものを持つと痺れる左腕を庇うように、七撃を九撃まで右腕一本で行なえるようになったのだから、このままでいる訳にはいかなかった。
まだ休んでいればいいという学園長に無理を通し、比較的軽いと思われる人狼騒動の鎮圧を任された。
……だが、メイには断っていない。
あれから、多少気恥ずかしさが残し、一歩も進んでいない仲だが、今の彼女は守護者として実力が大幅に伸びる時期に差し掛かっている。
この間など、ラッセルの全ての打撃を回避し、初めて一本とられたくらいだ。
だから、彼女は置いて行く。
近くにはあの事件の仲間達がいるのだから、問題はないだろう]
(……強いていうなら、マンジローか)
[よりによってメイに迫るような行動をとっていたとは、思い出すたびに怒りがふつふつと湧いてくる。
……もちろん、ある程度回復した後、鬼と化したラッセルにより、里の入り口に一週間逆さ吊りの刑に処されたが。
なるべく早く戻ってきて、今度は一歩仲を進展させた上で、メイをもっと高みへ導きたいと願う自分に苦笑した。
ラッセルはポケットに手を入れると、そこにあった小さな箱を取り出し、蓋を開けた。
中身は、メイに良く似合う深緑色の宝石が備え付けられた小さな指輪だ。
実は前々から購入してあり、その事実を知っているのは宝石に詳しく、相談を受けたシャーロットだけなのだが、それ以降、何かあるごとに事態の新進を聞きたがる。
そんなちょっとした昔を思い出し、微笑みながら、ラッセルはメイを思い、指輪にキスをした]
さて、いくか。
[今はまだ振り返る時ではない。
リックやウェンディのように、人と共存を望む人狼もいるという事実は衝撃的だったが、おかげで色々と考え方も変わった。
その変化はラッセルにとって喜ばしいものである。
いつか、メイの隣で過去を振り返る日が来て、周りにはいつもどおりの顔ぶれが揃っている日に思いを馳せて、村から新しい一歩を進めた]
――― 湖畔 ―――
[………瞑目
…今頃、人狼親子についての議論がなされている事だろう。受け入れられるのか…追い出されるのか…それとも…
どう転ぶかはわからない。あの親子がどうなるのか…それはあの親子と、里の人間がどうするかによって決まること。
...からして、話し合おうなんて甘い。と思った。
だが…甘いと思えるほどのことを理想と掲げて進む彼らの姿は、なんとも自分には眩しくて…………でも自分にはないものだった。
自分にはそんな選択は選べない]
酷いよねぇ、メイをおいてくなんて。
[ねぇ? と、右腰のクレアに語りかける。
あれから数ヶ月。スローテンポな曲なら吹けるまでには回復したラッセルの左腕。その回復と合わせて、人狼親子に対してゆっくりと軟化していく里の人々の気持ち。
勿論、未だ頑なな者もいるわけだし、実際、彼らのような人狼と触れ合ったことのない人間には、受け入れがたい状況だろう。ましてや、共存を図ろうとしているのが『守護者の里』の人間である。
人狼が変わったように、人間もゆっくり変わっていくのかもしれない]
メイ達が変わったようにね。
[それに頷くかのように、クレアが一瞬ほわんと光った]
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