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>>1072
[思わず尻餅をついて、がたがたと震えていた。
それでも目は離せず見ていたのは透明な牙のかけられた、
補強することのできない首。
血も切り傷もない状態を見ても痛みはないが、
同じ場所が冷たく凍り付くような感覚があった。]
な…な…
[これも授業?
刃が落ちた所で、落ち着くべく自分の身を抱きしめた。
きっと授業。
大丈夫。]
――夜・保健室前――
[けれど、私は結局その判断を後悔した。
あるいは、感傷だというのは間違いだったんだな、と気づいた。
この選択は只の失敗だ。でなければ、只の不運]
……何をやってるのかしら。
[否応もなく、溜息が唇からこぼれていく。
私が目にしたのは、教官であるソフィーを抱えて保健室に入っていくナサニエルとその後ろに従うコーネリアスの姿。
そして伝わってきたのは――]
……まったく。厭なんだけどな。
[何か悲鳴のような声と、変に緊張したような奇妙な空気。
たぶん、私の表情はその瞬間、渋い木の実に当たった子供のように歪んだことだろうと思う]
……ふぅ。これも訓練の一環って訳なのかしら。
やられっ放しも癪ですので。
[未だ拳に巻いた儘だった鎖を外して、
ぱんぱん、と手を叩いてから首を鳴らす]
全く。
だから保健室で遣るべき事ではないと申し上げたのに。
[周囲の状況を意に介さず、涼しい顔]
[叫ぶように言った後――
ラッセルのヒューバートの脚を払う動きの後、間髪入れず腹を狙って拳をくり出す。
足払いが決まりもんどりうって倒れられることでそれが空振りに終わると、怒り故に顔面を狙った拳が床に伏すヒューバートに向かって下向きに放たれる]
……っと。
[ナサニエルの拳を防ぎ、ふらつきながらも立ち上がる。]
この時間にキミ達が来るのは予想してませんでしたよ。
勿論、ソフィー先生が来る事も、ね。
[ラッセルの方を見て。]
すみませんが、説明してやってください。
ワタクシの言葉では、聞いてくれそうに無い。
[苦笑いを浮かべている。]
>>1079
[そばへ横たえさせられたソフィーのおでこに触れる。]
…?
[授業ならなぜ先生が気を失ってしまう…?
一瞬、信じられないような顔でヒューバートを見、
しかし首を振った。
特別授業を周りの先生が知らなくてもおかしくはない。]
[ぎゅうとソフィーを抱きしめ、
保健室から廊下へ、一歩だけ引きずったのは
ソフィーのためだったのか、自分のためだったのか。
保健室に入ってきたネリーを見れば、くすんと鼻を鳴らした
何かを言いたいが、言えないような顔をして見る。]
――保健室――
[まずは何よりも大事なのは。
自分の精神の秩序なんだ。
私は自分の心にそう言い聞かせる。
網膜が捉える映像も、鼓膜が捉える音声も、
別に大した問題じゃない。
ただ、大事なのは。
肌から伝わってくる感覚に流されてはいけない。
それだけ、だ、と]
[それでも混沌としたこの空間には、私の知覚を不快に刺激する物質が充満していた。あまりにも。
だから私は二人の教官も三人の“候補生”も無視して、先ず窓へ向かうことにした]
……お取り込み中のところ悪いけれど。
ちょっと、間、失礼するわね。
では、借り一つという事で。
[教官相手にさらりと言って退ければ、
ナサニエルの方へと冷めた視線を投げ]
単なる個人レッスンの一環だ。
血はブリッグス先生が鏡を割った時に付着したもの。
見ての通り、僕自身には傷一つ無い。
[淡々とした、普段通りの口調で並べ立てる」
それに――否、何でも無い。
[最後の言葉は彼にしては歯切れ悪く]
――ふぅ。
[なぜ彼らはこの室内で平然と呼吸が出来るのだろう。
羨望と嫉妬を感じ、同時に自分を恨めしく思った。
ナサニエルが怒っているのはまるで見当外れだと一瞥して判らないのだろうか。呆れて言葉が上手く出なかった]
……はぁ。
[だから私は、深呼吸ついでにもう一度大きく嘆息した。
わざとらしすぎる位に]
ナサニエル。貴方――
[馬鹿なの? と言いそうになって口を噤む。
一秒半の間、適切な言葉を探したけれどうまく見つからなかった。
だからやむなく私は再び口を開いた]
――馬鹿なの?
っていうか教官が気絶したのだって半分近くは貴方のせいでもあるんだけど、分かってないの? 本当に?
あともうちょっと感情鎮めて戴けないかしら。貴方の発してるものが何か判れ、とは言わないけど。私まで無駄に刺激されてしまうの。
[ま、鉢合わせるタイミングが悪すぎましたね。
と思いながら、窓を開けたネリーに声を掛ける。]
ネリーさん、大丈夫ですか?
気分が悪いようでしたら、ベッドで休まれても良いのですが。
[彼女の『特性』上、この場にいるのは辛かろう。]
教官だからとか、そういうのは関係ねぇ!
俺だって証人になってやるし、いざとなったら手伝うから気の済むまで…
[更にラッセルに言い募るナサニエルの前、横切る影が一つ。常にそうであるように落ち着き払った声色で一声かけてから、すたすたと窓際に向かうネリー]
………。
[思わずぽかんと目で追ううち、ラッセルの声が耳に届いた]
>>1090
個人レッスンの一環…?
わざわざこの糞狭い保健室で、鏡の破片なんていう冗談みてぇな…それでいてしっかりお前を血塗れにできたろうシャレにならん凶器使ってか?
…はぁ。
[呆れたように頭を抱える]
そんなバカっぽい事やらかすたぁ、予想してませんでしたよ。
[押し当てた手の隙間からラッセルを覗き]
「それに」……何だよ。
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