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では…体は夜斗が。
赤鬼は恐らく狂うておりましょうから、白水様か万次郎様が適任かと。しかし万次郎様が生きておられても面白いでしょうし。
実は明日、戻れぬ可能性があります為、様子から白水様を、と…。
[そこらの瓢箪手に取り、盃を満たして
ぱたり はた はた
白の言葉に、盃より溢るる酒精]
―――…そうか。
[祈るよに瞑目し、すいと一息に飲み干した]
赤鬼に其方。どちらの言を信ずるべきか。
赤鬼よ、其方は真にあやかしならざる者がわかるのか?
白水よ、其方は真にあやかしならざる者がわかるのか?
どう問うても、答えは出まいな。
[こぽこぽ こぽり。
今度は溢れさせずに盃満たし]
やれやれ、お前さんが自分でゆうたのであろう。
稚児も稚魚も変わりはせぬわ。
云われて嫌と云うならはじめから自分で申すな。
物の怪に男も女もあるか。
生るように成れば良い。
[地面に叩きつけられた杯見下ろし]
願うなら、お前さんの手で殺しに来ればよかろうて。
それでも己は恥じぬわ。愚かなれど選ぶならば恥じるこそ恥。
[きっと月を睨むも一時。万次を眺め]
さて、わっぱが人か。そうかそうか。
では約束事片付けば己が喰らうか。
それともお前さんが往くのかのう?
わっぱが人か――願われたならば己はどうするかのう。
それも気分次第か……さて、はて。
あれはあれの道を往くか、
己はなんと考える。
[赤と青のやり取りをただ穏やかに見守って]
[遥月の様子に視線を落とし][けれど笑みは消さぬまま]
本当にいいのか――青司。
見たいものとは限らんぞえ。
[ゆるりと答えるも足は泉へと向かおうか]
[はたと立ち止まれば][万次郎へと振り返り]
――妾は魂を視る者ゆえ、肉の味では区別がつかん。
喰児とて恐らく魂見ても区別はつかんじゃろう。
どちらが真か、どちらが嘘か、はたまたどちらも真か嘘か。
言えることは、妾とて汝れを半信半疑で視ておる。
妾を信ずる必要はない。
司棋が死んで妖しと出れば、汝れの首を狙うまでじゃ。
[そうしてゆらり、歩を進め]
[命の灯と共] [蛍炎消え] [首元紅に染まる] [白い猫一匹]
[眺める双眸] [碧と漆黒] [白い面] [闇を覆う蝶が揺らめき]
盃ひとつで好くなっちまったネェ。
とまれ、買い物の途中だったのさァ。
もう仲の悪かった命の姐さんも居ないンだし、司棋の兄さんも気が向いたら宴席に顔出すと好いヨゥ。
[くるうり] [番傘回し] [踵返し] [有塵の盃ひとつ買い]
[序に瓢箪買い足し] [しゃなりしゃなり] [宴席に戻る]
今宵も集まってるじゃないかィ。
酒場の看板娘 ローズマリー は、なんとなく 修道女 ステラ を能力(食事)の対象に選んでみた。
[紅の目尻に、一筋の涙。カッと見開く遥月の目は怒りにうち震え、叫ぶ声は裏返る。]
どうせ貴方たちは、こぞってわたくしを馬鹿にしていたのでしょう!ええ、そうに決まって居る!!
気楽に生きて、気楽に人も妖しも喰らえる貴方たちなんかに、わたくしの苦しみなんかわかるはずがない!!女とは永久を契れず、男はいつもわたくしを捨てる!……わたくしは永遠にこどく………ッ、ゲホッ、ゲホッ……
[声が掠れた頃、耳に届くは……]
――司棋様が、狩る者………!
司棋の兄さんが戻れぬならアタシが喰ろうておくから安心おしヨゥ。
目覚めた蝶なら幾らでも魂を喰らいたがるしネェ。
よう、万次郎。―――あの小僧がかい?
へえ。
[僅か金の眼光らせて]
遥月、かっかすんなあ。
ほら、綺麗な顔が台無しだぜえ。
[少し顔を傾けた。
白水見れば笑みのまま]
ああ、聞いたぜえ。
魂の声聞くんだってなあ。
おもしれぇ力さあ。俺のやり方とは真逆だねえ。
[転がる猫の死体、夜斗が一口に飲み込んで。
バキ、バキリ、と骨の音が響いた。
闇色の狼の体はまた普段の夜斗の姿へと]
…さて…。面々を見るのが楽しみ…かな…
どうやらとうとう面が割れたか。
[にや、と笑うと、夜斗を伴い、宴の場へ]
>>10
*/うん、お疲れ様。あたしもそろそろ休ませてもらおう。
ちなみに、初回投票で命にした理由は、ジェラシーだったりするCOしておこうかなぁ。/*
信じたい方を信じなあ。
俺ぁやりたい様にやるだけさあ。
[くつくつ笑いで男を見
相棒の声に肩竦め]
そうかい、そいつぁ残念だ。
殺りあう前に一杯ってのもいいかもなあ。
判らぬわ。他の心なぞ何一つ判らぬわ。
己が莫迦にしていると思うのならお前さんがそう思うだけ。
己はひとつも莫迦になぞしておらぬ。
[それきり月に背を向けて、
カラコロ歩く白の後をついて往く]
見たいものは眼で見ると云うておろう。
何が映るか、さてはて、同じものが映るかどうかひとつ眺める。
いいえ喰児様………
わたくしは醜い男で御座います……
[くるりと背を向け、万次郎に呟く。]
……万次郎様、有り難うございます。
さすればわたくし、司棋様に……事を確認し、事の如何によっては……討ちとう御座います。
……それでは。
[踵を返し、宴の席を後にする。]
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