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[満ちる杯。口付け
くらり、酔いしれる。微か眉寄せ]
――ふむ。
半々よの。過信は危うき、けれど目を閉じるも愚か。
さてはて、面白い事に違いないが、
信じるかと問われればまだ話半も聞いて居らぬゆえ判らぬわ。
誰それが狩人であると聞いたほうがまだ話は早いのう。
やれ、水か。
貰うと言いたいところだが、我は杯は持っておらぬ。
[さてどうするかと唇撫で]
[青の問う声瞬いて。
返す言之葉、見付かり難く]
…せつな。
[ひとつ呟きふると払い。
茶の髪より雫が散り]
[万次郎の手、瓢箪ひとつ。
向けらる口に息吐いて]
杯無き以上は受けられぬ。
誰ぞ杯を貸してくれるというなれば一献くらいは貰おうか。
[思案から浮かび上がれば、琥珀色の瞳がこちらを]
……其れは、我も考えていた。
信ずるか否かについては、其方等に任せよう。
只、信を得るための労は惜しまぬつもりよ。
其方、畏れもせずよく訊くこと。
[くつくつと思わず笑い声零した]
月の君…―――遥月。彼奴は、狩るモノではない。
左様ですね。開耶様……。
狩る者が偽りを言うか、それとも万次郎様が本物の「見る者」なのか……。すぐおいそれと信用することはできませぬが……。
伺う価値はあるかと存じます。
さァてネェ。
魂無いと眼も醒まさないンじゃ探すより他無いヨゥ。
アタシの頭ン中ァ鬼ごっこでいっぱいさァ。
[赤鬼の眸と同じ色] [月を仰ぎつ] [カラコロカラリ]
アタシもそう謂ったンだけどさァ。
背中合わせに表と裏かィ、如何なンかネェ。
楽しければアタシァなンでも好いヨゥ。
[カラリ] [コロリ] [やがて見えるは始まった宴会の場]
………わたくし、ですか。
[それだけ告げて、万次郎の目を見つめる。]
確かにわたくしは、狩る者ではございません。ですが、それを信頼するか否かは……他の皆様次第、でしょう……。
[視線を落とし、吐息をひとつ。]
……貴方様が本物の「見る者」か否かの判断は未だつきかねますが、……承知致しました。
[あぐら。袂で腕を組み。
どうやら異種の酒にあてられかけた青鬼に
口の端を持ち上げた]
もう口にしてしまったことは仕方がないが。
我が思うに、狩るモノが見つかる迄暫し黙ろうかと思うよ。
如何か、其方等の考えも聞かせてもらえようか。
月の君の件に関しては…内々にしてもらえると助かる。
[ぽつりぽつり。其の割に長く言葉を選びながら話終えた]
では、このまま一口試してみてはどうか。
試す価値はあるものと、我は見る。
そこの…青鬼も、味わっているようだしな。
そうれ。
[栓をした瓢箪を開那に放り]
[声に見遣れば遥月]
容易く信ずる者が在るとも思えぬが。
[それと同時に遥月の名が出でて]
遥月は妖というか。
やれ、難しきことよ。
畏れていても何も変わるまい。
早々に狩る者見付け主に捧ぐのみ。
信ずるかは暫し置こう。
未だ何もわかりはせぬ。
[くつくつ笑う万次郎。
見遣る琥珀は思案色]
そうかぃ。
どっかから見繕ってこねぇとなあ。
鬼ごっこが楽しみで仕方ねぇさ。
[闇夜見えてくる櫻、
アヤカシたちの集う場所。]
義理堅いこったぁ。
はは、愉しけりゃなあ。
そりゃそうだ。俺もそう思うぜえ。
左様か。月の君がそう云うてくれて安心した。
我の力は真か偽か―――そう思った時もあった故。
ただ、今の話は他言無用。
宴の席でも聞かれぬ限り口にするでないぞ。
[誰にともなく。低く、低く。]
[万次郎の視線][くすり笑ってさらりと流し]
そうじゃな――
わらわも事前に判れば無用な死合いはせずにすむと思うたまで。
――されど。
[笑みは深く]
信ずるかどうかは汝れが死したら自分で決めよう。
[曖昧な答え][薄隅に作ってやった杯同様]
[自らかたどり型を成す]
たまには酔うてみるといい。
[差し出す杯][開耶に渡し]
[ふるり、飛ぶ雫。一粒腕焼き
杯持つ手がぴくりと動く]
…開耶はせつなと読むか。
有塵はとわと読み、己はふゆと読む。
三者三様おもしろき事よ。
ん、無いのか己の杯貸しても良いぞ。
己は直に飲むから良い。
[瓢箪投げる万次見遣り。
次いで遥月見て視線戻し]
ふむ、内内とな。良いが殆ど聞いておろう。
まあ良い、そのようにと云うなればそうしよう。
一度口にすればさてはて如何かな。
黙る内に消されるなれば、黙る時間は無駄のように思えるが。
内々にか。
…やれ、この中に狩る者在ればどうするか。
[放らる瓢箪受け取りて。
逡巡僅か栓開ける]
[すれば白水生み出す水の杯]
やれ…すまぬな。
[受け取り注ぐ瓢箪酒。
ひとつ注ぐば瓢箪は万次郎に投げ返し]
[再び思案しつつ]
黙る内に消さらば…。
それは…そうな。確かに無駄な時間よ。
ふぅむ。…其方の言葉、一考すべきか。
[瓢箪はどこへ]
…我にも、酒を。木天蓼酒でなくともよい。
なんでもよいのだ。
狩るモノ、追うモノが確と在ることが判った以上
宴は楽しまなくてはなあ。
[盃を手にとって、酒をさがし視線彷徨わせる]
本気の鬼ごっこまでもう少しさァ。
[ひらはら舞う] [薄墨桜の花弁] [隻眼の碧潤み]
誰も彼も小難しく考え過ぎだヨゥ。
アタシァ莫迦だからさっぱり判らないのにさァ。
[カラリ] [コロリ] [途切れ途切れの言の葉]
[酒宴の席へ着き] [周囲を見回し] [小首傾げ]
なンぞ、内緒話かえ?
[戻ってきた瓢箪から手酌で盃満たし
喉鳴らし、旨そうに流し込む。
鼻の良い者からすれば、木天蓼の香りは明らかか]
[視線を白へ移すと]
信ずるかどうかは我が死した時に…。
それは何ぞ、どのような意味を含む言か?
それとも、戯れか。
[盃を手元で弄ぶ]
[目をそっと開け、ふっと俯く。]
青司様のおっしゃる通り……。
もし仮に、狩人を見つけ出す前に、万次郎様が討たれたらどうなりましょう……?正直、恐ろしさを感じたのは確かです。
何故、わたくしが妖しであるという情報のみをわたくし達に差し出し、あとは暫く黙ろうとしかのか…。そして、何故「内々に」とされたのか……。真意がはかりかねます。
[雫が青焼くも気付かずに。
ゆぅるり杯廻し酒廻し]
ふゆか。
青司は何故ふゆと読む?
[差し出し戻る杯見遣り、水杯口付け]
やれ、気持ちだけ貰っておこう。
[酔わぬわけでは無いが酔い難い。
なれどこの酒は]
……何ぞ、これは…
[くらり僅かに意識揺れ]
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