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[裸の足の音、万次郎見て]
さて、知らぬな。
誰ぞに履かれて往ってしもうたか?
[酒の言は聞きもせず]
[とわは永久と聞こえるば、僅か目線は逸れようか。
投げらる黒に反応遅れ、些か危く受け取ろう]
やれ…では着替えてくるか。
人の姿なれば見られて構うものでもないが、
厭という者も在るようだしな。
[浴衣小脇に泉に消え]
[暫しの後に黒に変わりて現れる。
手足も茶浴衣も洗うたか、しとり濃い茶より雫落つ]
[羽螺羽螺 はらはら 緋羅李
花びら舞い落ちる櫻の根元に腰を下ろし、傍観]
いつかは散るものと定められているが。
ヒトも何時かは散り果てるものの、
我ら異形は何時散るとも判らぬ存在。
…これは罪か?
[傍らの瓢箪から、黒杯へ手酌で一杯。
今迄と香の違う酒に目を細め。すうと喉へ流し込む]
[ギリギリ] [絡まる糸] [仕舞いに全て] [締め上げて]
[くぃ] [白の手引けば] [月夜に綺羅リ] [異形肉片と化す]
おや、喰児じゃないかィ。
今宵もまた随分と好い形だネェ。
[木の枝腰掛け] [番傘まわし] [ぽたあり] [紅い雨降らせ]
[煙管片手に] [紫煙吐きつ] [赤鬼見下ろし] [ニィと笑む]
[青鬼の返答、琥珀の返答。どちらも否と]
さすれば、どこかの雑鬼が盗んでいったか。
惜しくはない故、見つからねばそれで良いのだ。
[青鬼には笑い声で応え]
我、見る者也。故に、どこかで尻尾をつかまねばならぬのよ。
今宵は、誰ぞに潰れてもらわねばなあ。
[偽なのか真なのか、其れさえぼかし]
[取り落としかける開耶見て、首捻るも。
着替え見送り、戻る姿。それとなく距離置き、腰を下ろす]
地の。先ほどなんぞ考え事でもしておったか。
[片膝ついて、はらひらり。流れる花びら目を細め問う
万次の呟き聞こえれば、其方へも問いひとつ]
罪とは、物の怪の散り際わからぬ時か?
それともヒトの如く散る桜か。
[張り巡らされた蜘蛛の糸
滴る雫は玉のよう]
おう、碧。
そっちこそ随分派手にやってるじゃねぇか。
そいつが碧の獲物かい。
綺麗な蜘蛛も居たもんだぜえ。
[見上げてにやり笑み浮かべ
闇夜に金が鋭く光る]
散り際判らぬ物の怪というモノよ。
凡てに散り際有るというのに、我らにはどうだ?
何時とも判らぬ、勝負の敗走にかかっておる。
しかして。
この"鬼ごっこ"で幾つかの物の怪は散り果てような。
さて、青鬼も此の酒を一献、如何か?
味はなかなか。一応の保証はしよう。
[瓢箪を軽く掲げてみせ]
[くるうり] [番傘ひと巻き] [蜘蛛の巣戻り]
[かぁん] [木の枝叩く] [煙管の音] [響くか]
売られた喧嘩ァ買わないとネェ。
寝た子は起きぬ侭なれば獲物と謂やァ獲物かィ。
[金色の鋭き光] [見詰め] [弧を描く碧]
[ひらり] [舞い降り] [しゃなりしゃなり歩み寄り]
そろそろ酒宴も始まろうさァ。
開那の兄さんが酒持って来て呉れるってェ謂ってたし喰児も往くかえ?
[響いた音に眼を細め]
あぁ、そいつぁ同感だ。
より高く買い付けてやれ。
まだ隠し玉があるのかい、是非見て見たいねぇ。
[歩み寄った常盤色、見下ろしにいと笑み浮かべ]
ほおう、琥珀のがねえ。
どういう風の吹き回しか知るねぇが、ありがてぇな。
勿論行くさぁ。
さて、どこぞで下駄でも濡らしてしもうたのではないか。
[くつり笑って]
まるで散り際わかるようなもの云いよ。
我らには我らの裁量如何で散り際あろうて。
何処より匂うこの血の香がなによりの証。
それが仮令鬼ごっこであろうても、な。
[万次の掲げる瓢箪に袂から杯取り出し差し出す]
見るとはなんぞ、酔いつぶれた艶でも見るか。
それとも己の尻尾でも見ると云うのかのう?
[濡れた茶は置き息吐いて。
青司に向けたる万次郎の言に瞬いた]
…見る者?
やれ、其方が見る者だと申すのか?
[其方に気を取られたか、元より気にしておらぬのか。
距離置く青司にそれを問うもなく]
先程?
…嗚呼、大した事で無し、気にするな。
[腰は下ろすが杯持たず。
桜との声に顔上げて]
[青鬼の差し出す盃に
とくとく、こぽり
と酒を注いで遣り。
琥珀からも青からも向けられる問いかけ]
何時かは話さねばと思っておったが…
狩るモノは、正体を見破られることを嫌うでな。
今迄謂わずにいただけのこと。
そう。其方等の云う通り。
我が、狩るモノか否かを見分ける者ぞ。
そして既に一人は、狩るモノでないと判っておる。
[琥珀の瞳と青鬼を見比べて]
其方等。此の話、信ずるか?
さて、詰まらぬ喧嘩を買うより甘露な魂でも探そうかネェ。
目を醒ますにゃ未だ未だ足りぬと謂うのさァ。
起きりゃ厭でも目にするだろうけどネェ。
[見上げる赤鬼] [浮かべる笑み] [ニィと笑み返し]
[一拍金色見詰め] [一つ頷いて] [カラコロ歩き始め]
なンぞ、昨日の桜の侘びらしいヨゥ。
永久も刹那も空も桜もどンだけのもンかネェ。
[呟き] [歩きながら] [番傘ずらし] [月仰ぎ]
[袖は口元][目を細め]
[万次郎を見据えつつ]
見る者か――汝れは事前に判るものかえ?
結構結構……事前に見えるは羨ましい。
[袖を外してくすりと笑めば][開耶に向けて]
汝れは妾と水でも飲むかえ?
左様か。それならば……
[顔上げる開耶の様子に、ゆると瞬き逡巡して]
のう、開耶。
先ほど己と有塵で少々言葉遊びをしておった所よ。
桜咲けば散る儚さよ。
人の夢と書いてはかないならば、
花の夢と書いてなんと読むかと。
開耶ならどう読むか。
開那は酒宴は好きでないと云ったな?
まだ、そう人は集っておらぬ。
一献如何か。
[瓢箪口を開那へ向けて、今迄の話などなかったかのように
清々しく笑みを浮かべた]
はあん、寝起きが悪いのかねえ。
甘露の魂か、難題を吹っかけるねぇ。
其の分死合いは見事なんだろうなあ。
[くつくつ笑いで歩みを進め]
櫻ってあの一面の紅かい?
あれはあれでよかったがなぁ。
さぁねえ。どいつも背中合わせさ。
[月は金色瞳と同じ 女の肌を青々照らす。]
[立てる片膝、肘置いて。
つぃと唇に指滑らし]
さて、狩る者が偽り言うて出るも有る。
なれば容易く信ずるはできぬ。
が、どちらであろうと幾つかわかることもあろう。
其方の言う、狩る者で無きは誰ぞ?
[白の問い掛け、判らぬ部分も多く有り。笑顔消む]
事前にとは…?
さて、我の他に視る者がいるのなら…
それは喰ってはじめて判る、そういう力なのだろうな?
[確認込めて白を見据え。盃を地に置く
其の手で顎を撫で、思案げに]
そも、我は我の力のみ知る。
他の者の力に、我は関知せぬ故……
そのような者が在るとは知らなんだ。
[瓢箪も盃も置いたまま。口元を覆い深く思案に沈む――。]
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