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[青鬼、遥月を見送って。
チャリン。刀を脇へ戻した。鍔が震え ちりちり、かたかた]
そうよな。其方等も久しく血を、肉を喰ろうておらぬか。
仕方なし…仕方なし…。
まじないが解けぬうちは、何時になるかわからぬものな。
そう憤るのも、理解できぬではないよ。
しかしな、火影よ。
正体もわからぬ相手を斬るのは、其方の名を穢すぞ。
控えるのが吉。……しばし待てよ。
[周囲のざわめきもよそに、刀と語らう姿ひとつ]
[カラリコロリ、ぺたり。
露店を歩く藍の男。下駄の跡には滴る墨跡
藍の浴衣もうすら墨に滲む]
店主、そこの瓢箪三つばかりそれから手ぬぐいをひとつ。
[墨伝う腕を差し出し。置く代金もやはり墨に濡れ。
瓢箪三つと手ぬぐいひとつ手に再び薄闇に紛れる。
荷を置き、酔いどれ物の怪見つけ
むんずと襟首掴んで物陰に引き込む]
[霧一つで] [態々詫びると謂う] [白の少女]
茄子の兄さんが戻ったらまた酌でもしてやりゃ如何かえ?
其ンで充分だと思うけどネェ。
[差し出される] [大きな手] [瓢箪預け] [唇尖り]
[墨滲む] [白の袂] [白い手いれ] [取り出す盃] [木目浮き]
乾杯するってェ謂った次の瞬間には真面目に一人で先に盃乾かしちまうんだネェ。
[覗く金色] [緩くねめつける碧] [潤んで揺れる]
[遠く] [ざわめく気配] [すぃと映す碧] [琥珀の君か]
[万次郎に気付けば薄く笑み]
妾の霧が他にも迷惑をかけたようじゃな。
以後は気をつけよう
[――鬼ごっこが始まるまでは]
妾がヒトであったなら――か。
[悪戯な目線][返す言葉もいたづらに]
火影は妾の敵となるか――結構結構。
なれば垂氷を篭絡しようか。
[くすくす笑う]
[常葉の少女へ]
なれば今宵は桜の泉に酔っていよう――。
青司の酔い覚ましとするにはいささか強引だったらしい。
[肩すくめ][赤鬼の声に]
[口元に袖][*くすくす笑う*]
[はらり散る花]
[ふるり払いて]
……やれ、あれは…
[巡る視界が捉えたは、陰に消え往く藍と妖。
ふぃと足元見遣れば黒き足跡点々と]
…何ぞ在ったか。
迷惑…と云うのならそうかもしれぬ。
もとより、こやつの機嫌が悪いのがいけないのだよ…。
我は、其方の術に興味を持ったが、火影はそうでなかった。
それだけのこと…。
[こちらも薄く笑む視線。白水と双刀を行き来して]
はて。垂氷、白の君に目を付けられたぞ。
…其方はどちらにつく?元の主か…白の君か。
白の君がヒトであったら恐ろしい。
ヒトの主は………初めてだものなあ?
[くつくつ。まるで相手をヒトと決めつけたよな物言い]
甘露な魂ねぇ。
見繕うか、それとも俺を喰ってみるかぃ?
[眼を細めて問いかける。
顎に手を当てまた笑う。
ふっと馨るは扇の色の]
ああ、琥珀の兄さんか。
櫻の樹の満開の下だ、舞ってくれると嬉しいがなあ。
[かたかた鍔鳴り、万次郎。
ぶつぶつなにやら呟きながら]
万次郎は愛剣とお喋りかあ。
刀も腹が減るんだねえ。
[低く笑って酒を呑む。]
[藍の浴衣を枝に掛け干す]
[腰を下ろして晒した肌に手ぬぐいを当てる]
少々呆け過ぎたわ。
[つぅと流れる薄墨拭いきり]
[声に振り向けば]
……開耶か。なぁに少しばかり酒に酔いすぎたのよ。
[言って袖を通すは先ほど物の怪から剥いだ黒の浴衣
物の怪は裸のまま何処かへ逃げようか]
[変わる空気の香り。琥珀の色を思い出しながら]
可笑しいか、赤鬼?
こやつらも妖しの身。
我に使役されようとも、ひとつのあやかしだ。
腹も減って当然。其方も腹は減るだろうに?
[愛しげに指先は柄を這い。
撫でる 緋色の柄。
撫でる 白緑の柄。]
それとも…赤鬼殿は、名だけのヒトか。
我はあやかしの、桃太郎か。
[くつくつ。謎掛けだか挑発だか]
[陰を覗けば妖は泣く泣く逃げようか。
見送り戻せば黒浴衣]
やれ、酔いのあまりに酒でも零したか。
[屋台の壁に肩預け。
見遣る瞳は細まりて]
それでは容易く人に狩られるぞ。
狩ろうとするならば逃げらるは確かだろうて。
さて、それならば酔われておった方が良かろうか?
■設定(今更
・刀匠の息子、万壱(ばんいち)の弟。万次郎、数え五つで水死。
・万壱、弟の名を銘に刀を打つ。
・幾年過ぎたか知れず、人型をとり。刀匠に師事。
・自ら「火影」「垂氷」を打つ。命吹き込み、使役。
まあそんなところでござる。
茄子の兄さんもだが、兄さんの獲物も難儀だネェ。
御伽噺の鬼退治、お供は犬と猿と雉かえ?
おや、ひとつ足りないじゃないかィ。
[刀に語る] [万次郎の様子] [眺め呟き]
[俺を喰うか] [赤鬼は笑う] [ニィと笑み返し]
喰児を喰っちまったら誰に苺飴強請ろうかィ。
亡骸抱いて咲き乱れるアタシと誰か遊んで呉れるかえ?
開那の兄さんが来て舞うンなら、一つ一緒に舞おうかネェ。
[ばさり、黒い手ぬぐい枝にかけ
下駄も根元に揃えておけば]
かっかっか、そのようなものだ。
[浴衣の合わせなおして
屋台の壁に凭れる開耶の傍に歩み寄る]
なぁに、容易くは狩られはせんよ。
少々不得手があるのみ。
[からり、笑って開耶の顔覗き]
己が人を逃がすとでも?
[ひら] [ひら] [ひらり]
[はら] [はら] [はらり]
嗚呼、良い、好いネェ。
でも未だだヨゥ。
未だ未だ遊び足りないヨゥ。
[常葉の声に、柄を撫でる指止めて]
…そうな、青鬼の得物も厄介だろうに。
もしや我の得物より厄介ではないか?
ふむ。桃太郎は供を連れておったな。
しかし、犬猿雉などと呼ぶとこやつらがへそを曲げる。
勘弁しておくれ、常葉の君。
[再び鳴り出した双刀。
チリチリ、カタカタ。…―――チャリ。
指で抑え遣り]
嗚呼。其方の言葉で、また機嫌を損ねたようだ。
林檎飴の恩を仇で返すか、常葉の君?
[言葉の端々に滲む苦笑。双刀に対してのものか]
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