情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [28] [29] [30] [31] [32] [33] [34] [35] [36] [37] [38] [39] [40] [41] [42] [43] [44] [45] [46] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
[くるうり] [紅い番傘] [ぽたあり] [紅い雨]
[ひらあり] [黒き蝶] [ひらあり] [血溜りへ]
足りないかえ?
だろうネェ。
こン侭じゃ咲き乱れる前に消えっちまうかィ。
[コロ] [コロ] [コロリ] [軽やかな笑い声]
[闇に解ける蝶] [見詰め] [眇める] [隻眼の碧]
[からころからころ]
[近付く藍は僅か記憶を呼び覚ます]
いやこれは…常盤にされたか。
[一度なぞった白の指。
描かれたというには語弊もあろうが]
やれ、其処まで考えもせなんだ。
動けぬでもなし、このままで良い。
御狐様ァ何処行ったか、全て喰らわば姿も見せるかネェ。
祀り彩り紅い華添え引き摺り出すか、はたまたアタシが消え逝くか、刹那に遊び鬼退治と洒落込むかィ。
[良く見れば、髪まで乾く煉瓦にまみれているか]
あぁ、月ではなくて常葉の女か。
どちらにせよ遊ばれておるのう。
[半目のままくつり笑んで
わしわしばさばさ
開耶の髪を撫でくりまわし、煉瓦落とす]
これでは風流もなかろうて。
替えが要るなら己の着てた黒の浴衣
枝に掛けたままじゃろうし、それでも着るか?
[カラリ][コロリ] [下駄の音]
[点々と在る煉瓦道][緩く首を傾げるも]
随分とまた、派手じゃのう。
[遠くに見えた影二つ] [煉瓦色に目を細め]
[カラコロゆっくり近づいて]
そんな形(なり)でどこへ行く?
[くすり][微笑み首かしげ]
未だ未だ足りぬ、未だ足りぬさァ。
[くるうり] [林檎飴の如く] [紅い番傘]
[月光浴びて] [てらてら光り] [蜘蛛の巣綺羅リ]
鬼ごっこに鬼対峙、遊びにゃことかかなそうだネェ。
人も異形も如何でも好いが鬼退治は何時にしようかィ。
[コロコロコロリ] [軽やかな笑い声]
[カラコロカラリ] [下駄の音も響くか]
[カラコロ下駄音、見れば白の姿]
ぽろぽろと道にそれが毀れてるゆえ、
辿ってみたら…うむ、ここは何処じゃろう。
何処へ行くかは開耶に聞くと良い。
[肩竦め返す]
[伸ばす手を止める間もあらば。
髪に差さされて掻き乱され]
[ばらばらばらと崩れ落つ]
やれ…放っておけと。
[ふるり振るいて手を逃れ、煉瓦色の右手で掻き上げる]
…何と勘違いしておるか知らぬが、これも妖の血ぞ。
[舌先紅くれなゐなぞり。
その程度で落ちはせず]
やれ、気になると言うなれば借りようか。
どちらも構いはせぬが。
[ざわり] [ざわ] [ざわ] [蠢く衝動]
[白い太腿] [翅休める蝶] [未だ動かず]
[じくり] [じく] [じく] [痛む隻眼]
[蝕む気配] [呪いの足音] [忍び寄るか]
[からりころり、下駄ふたつ目]
やれ…それ程に気になるか。
昨夜の赤隻眼の方が酷かろうに。
[ぱんと肩口叩けども、沁みた血の色落ちはせぬ]
酒でも買いに行こうかと。
昨夜騒がせた侘び代わりにな。
すでに遅いわ。
[放っておけと云う開耶にしれっと返す]
何が何も見れば判るというに。
…ふむ、それなら拾いに行こうか。さてはて何処の枝だったかのう。
白、少々開耶のこの顔なんとかしておけ。気を抜くと笑うてしまいそうじゃ。かっかっか。
[云い終わらぬ内に、
からから笑いながら浴衣探しにふらりと*離れる*]
[月仰ぎ] [すぃと] [隻眼の碧] [眇め]
もってみっつかネェ。
おっ月さンが見れなくなる前に返して貰おうかィ。
[答えた声に薄く笑み]
そうじゃな――喰児ならば気にはならんが
汝れがそんな形をしているは意外じゃから目に留まっただけのこと。
とはいえ、汝れらしさとやらが判るほどには付き合いも永うないが。
――何ぞあったかの?
[ぽつりと言って] [答えを求めるつもりはなく]
酒か。今宵もまた――酒宴かの。
酔える身ならばあやかりたいものよ。
[許可得るでもなくついていく]
[離れる藍を目で送り]
[開耶の顔に視線を這わせ]
――何とかしろと言ってものう。
[言いつつ左手を右の袖に這わせればしっとり濡れて
衣を気にした風もなく、すいとそのまま拭い始めて]
衣は青司が持ってくるなら、妾は此れを拭うだけじゃ。
[拭う手は優しく][遊びで汚れた子供を洗う親のよう]
[拭いながら][思い出すは件の娘]
[其の者は自分に母を見ていたようで――]
ごっこ遊びに乗ってしもうたが毒の始まりかの。
[心のなかで][ひっそり吐くは溜息で]
[離るる青司を見遣り、つぃと唇撫で]
…やれ、どれ程に歪んでおるのやら。
[血舐めたときについた紅。
綺麗な形とは思いもせぬが]
[伸ばさる白水の袖が拭うのに、最早抗うも飽きたか息を吐き]
意外か。
確かに我もこれ程に濡れるは初めてやもな。
礫避けるに飽いただけよ。
[琥珀閉じて歩み止め]
皆酔うてばかりだろう。
薄墨も寝ては呑むを繰り返しておろうにな。
[唯拭わるるに任せるか]
[境内の裏手] [薄墨桜の気配あれど] [舞う花弁の見えぬ処]
[ひゅうい] [糸繰り枝に飛び乗り] [紅い袂より出す煙管咥え]
佳い宵にゃちィと早いかネェ。
[立ち昇る紫煙] [微か桜の香] [白粉と混じり] [甘き香放つ]
鬼ごっこも鬼ごっこ、正真正銘鬼にゃ成れぬからさァ。
本気で鬼の真似事するンなら蝶を起こさないとネェ。
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [28] [29] [30] [31] [32] [33] [34] [35] [36] [37] [38] [39] [40] [41] [42] [43] [44] [45] [46] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新