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そうですか。
例の、猫でしょうかね。困ったものだ。
[痕を見ればそうではないと容易に解るのに、敢えて。
大した範囲ではない、荒らす心算では無かったのだろう。
白い花の蕾は未だ開かない儘、其処に残されていた]
そうかもしれないわね。
ブリッグス先生は猫には甘いみたいだし、ちゃんとしつけるようにいっておかないと。
[そうかしら?と否定する理由もないので、話を合わせた。
見るからに誰かに踏まれたと判るのに、そういうふうに気遣いを見せたラッセルに、おや、と意外に思った]
[それとも、ネリーのときと同じで、私が気づかなかっただけなのかしらと思い、少し胸が痛んだ。
ラッセルの花壇を見る様子にふと]
ひょっとして、この花、ラッセルが世話をしていたの?
[そういえば、彼は生命科学クラスに所属しており、生物学や農学も学んでいたはずだ]
……僕が?
[意外そうに返す。
次いだ問い掛けには、間を置いて首肯]
昨日の課題の写真は、此処の花ですから。
[屋上の隅、給水タンクの傍へと歩む。
花壇の世話の為の道具が置かれている]
うん。
詳細な説明を求められると、私の感覚に過ぎないからこまっちゃうんだけどね。だけど、今の残留メンバーと顔をあわせるようになってからのような気がするわ。
これも私の感覚だけど。
[そう言って、ふふ、と笑った。]
ああ、そうか。
どうりでどこかで見たことがあると思ったわ。
[花壇の縁に腰掛け、ラッセルが花の世話をするのを興味深そうに見物している]
錯覚では、と言いたくなりますね。
……彼等と付き合うのは、色々と疲れます。
[次の課題の事を思い出したか。嘆息]
御覧になっても、面白い事はありませんが。
[萎れた花を摘み取るか如何かで、迷う。
結局触れられずに、其の儘にして置いた]
[そうかな?とくすくす笑った]
随分前より生き生きしてるように見えるわよ?
表情が出てきたというか。
まー、疲れるって心情は、あなたの性格ならそうかもって理解できるわ。ナサニエルとか、私でも時々辟易することあるから。
[面白くないという言葉には、首を振って]
ううん。花の世話とか、私はあまりするほうではないから、見てるだけでも面白いわよ?
……なんかどうもね、私花を飾ってもすぐ枯らしてしまうの。悪いのか良くわからないわ。だから、こんなに綺麗に花を咲かせたり、お世話できる人はすごいって思うわ。
性格が優しくないからかしらね?
[萎れた花を摘み取れないラッセルを、見ながらぽつり。]
性格は関係無いかと思います。
要するに毎日世話をする根気ですから、必要なのは。
[如雨露を手にして、
乾いた花に潤いを与えていく。
遣り過ぎないように、少な過ぎないように]
本来、綺麗な花を咲かせる為には、
不要な花は摘み取るのが好いんだそうです。
咲き終えたり、汚れていたり、そういう物を。
[何かの例え話のように、淡々と言葉を紡ぐ]
勝手な話ですね。人間のエゴだ。
[根気かぁ、と苦笑]
……じゃあやっぱり、私には向いてないんだわ。
[綺麗な花を咲かせるコツの話には、そうね、と一言だけで同意する]
まったく、エゴだと思うわ……。
[何を思ったかそう呟いた]
そういえば、ちょっと思い出したんだけど。
昔、庭にあった植木がね、枯れだしたの。で、どうせ枯れるならって、枝を殆ど切り落としちゃったら、逆に元気になっちゃって、びっくりしたことがあるわ。
枯れる前よりも、立派な植木になっちゃって。
植木のエゴに対する、ささやかな抵抗かしらね。
そうかも知れません。
[理論的に説明する方法も在ったが、
否定する事も無しに、短くそう返した]
生きているのだ、と。
言いたかったのかも知れません。
[注ぐ、最後の一滴。
土に吸い込まれるのを見送る]
そうね。
ラッセルの言うとおりだと思うわ。
[生きているのだと言いたかった。その言葉は酷く心に圧し掛かる。ラッセルに見えないように下を向いて、少しでも軽くならないかと息を吐き出した。]
おつかれさま。
[顔を上げ、道具を片したラッセルに労いの言葉をかけるときには、表情はいつものものに戻っている。]
……それでは。
[少し不自然に間を置いて、会釈。
何か言おうとしたのを、止めた様な]
課題の方がありますので、失礼します。
[花壇の方を一瞥するも、其れだけ告げて*立ち去った*]
[ラッセルのいつもの様子にくすりと笑うが、ふと何かを思い出し]
あ、そーだった。
私ちょっとしようと思ってたことがあったのよ。
先に行くわね。
課題頑張ってね。
[にこにこ微笑み、ラッセルに手を振ってから、屋上を小走りに去っていった]
[屋上を去ったその足でまず保健室に向かい、コーネリアスの作品を手にする。そして、次に向かったのは教官で友人だったレベッカの部屋だ]
素敵な絵だし、せっかくだから、ね?
[レベッカの趣味はパズルだった。
単純に木製のボードに貼るよりも、パズル用のフレームを使うほうがコーネリアスの作品を飾るのには良いのではないかと考えたのだ。
コーネリアスの作品にあうサイズのパズルフレームを探し、やがて、丁度良いものをみつけ、パズルフレームに入れる。厚みが足りないところは、厚紙を探してきて補った]
[それを満足げにしばし眺めると、抱えて今度は食堂へ向かう。カウンターにコーネリアスの絵を置き]
あとで、誰かに壁に飾ってもらおう。
[絵を見るたび自分の表情が柔らかくなる気がする。そして、今日の夕食なんにしようかな、と言いながら厨房へ入っていった。]
カレーは明日だから〜……
ソフィについて整理。
ソフィは、ソフィが仮に収容者でもし自分が死ぬことに(外に行くことになった状況)になっても、自分の存在が他人に影響を与えたのなら(大なり小なり)自分の存在に意味があったとみなすポジティブさを持っている。
ただ、それを他人に上手く説明できない。
教官としてのソフィが今命題としてるのが、収容者の、自分の生や存在意義に対す
る苦悩や精神的苦痛(例えば自分の人生に意味はなかったと思うこと)を少しでも軽減させること。
だけど、ソフィ自身が研究一辺倒で、人間関係を今まで(心理学者のくせに)おろそかにしてたから、カウンセラーの資格をとったのもすごく軽い気持ち(カウンセラーになったら、いろんな人に接するからまた研究できるわ的ノリ)だったし、今の収容所にきたのもそうだった(隠居できるってのもあるけど、外より面白い人間が見られるという好奇心)から、ネリーのような収容者を前にして、無力感を感じている。
ソフィは自分は頭悪い、学歴(飛び級と博士)は気合でなんとかしたって思っているが、実際はそんなわけない。素質はあった。ソフィが実感してるのは、自分の頭の良し悪しじゃなくて、経験とか実力とかそいうものの力不足。
そもそも社会経験の無い人間が、偉そうに他人をどーこーできるはずもないんだけどね。
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