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おうおう、やめねぇかい有塵。
冷たく見えて熱いんだからよお前はさぁ。
[杯こつんと有塵に当て
相変らずのにやり笑い、
しかし金の瞳には何処か常無き色を見せ]
人ならぬ身故に、忘れることも無く、想い薄れることも無い。
死して尚、彼のおとこを想う一念で妄執の鬼と成り果てた、吾故に。
ええ……羨ましゅう御座います。
約束さえも、いいえ、深い絆でさえも赦されぬ我が身は……
深く愛すれば愛する程、相手を己が毒で犯してしまうが故……嗚呼。契りを結べず、関わりは刹那……。我が身は永遠に在れど、永遠の繋がりは赦されぬのです……。
[首を左右に振り、溜息をつく。]
しかし、このような嘆きは詮無きこと。
ましてや、待ち人を捜す貴方様には堪える話……。
嗚呼、貴方様のお気持ちも知らず、ペラペラと。申し訳ございません……。
[有塵――小さく繰り返す]
墨染桜は何故そう言うか知っているか?
元は薄紅の花をつけていたそうじゃが、
土地の領主が果てた年から白い花をつけるようになった。
――自らの意志で喪にふくした優しい桜じゃ。
[彼を見つめて首傾げ]
汝れの纏う花の色が淋しげなのは優しさか悲しみか――
[青司に視線を戻せば]
せいぜい気をつけよう。
食われる前に食うのも手かの?
[いたづらな笑み]
[ほむらを宿したまま、白水の差し渡す水の杯を受け取り、]
[礼すら忘れて、くい、と一息に飲み干す。]
[緋の鬼に小突かれ、]
……おれは。
[ふと眸が揺らぎ、杯に目を落とす。]
[有塵に当たる杯を眺め]
やれやれ、止めずともよかろうに。
腸煮え繰り返るならば好きにさせとけば良い。
[己の杯を煽り空にする。
白の笑みへと薄い笑みを返し]
食いたければ好きにすると良い。
酌の礼に一口くらいならば大人しく食われてやろうか。
かっかっか。
[咥える杯、ゆらり立ち上がれば頭をひとつ撫で]
[遥月が瓢箪から呑むのを見届けて。既に目は据わっている]
……其れでよい。
できるのなら、潰れてしまえ。先の事など忘れろ。
我は、忘れたいのだ。
…ええい、酒は無いのか、酒は。
[常に無く酔った様子。据わった視線を周囲に投げ
たと思いきや
ふらぁり
どさ、と仰向けに倒れた]
さて、司棋を放って月に紅でも塗られるのも面白そうだが
約束は約束だ連れて行くとしようかの。
月、やるならば起きている時に紅を引いてやれ。
[カラコロリ、
桜にもたれる司棋を担いで社の軒下へ
壁に背をもたせれば、膝に寝かせ
暫く離れた宴の様子を*眺めているだろう*]
[藍と碧] [挟み] [はらはら] [舞う花弁]
[浮かぶ笑み] [艶やかに櫻色] [薫る白粉]
…そうかィ。
[ちゃぷり] [瓢箪] [赤鬼の胸に] [突き出し]
[白い手] [空くのに] [踵を返し] [後ろ手ひらり]
過去も未来も約束にゃ興味無いしちょいと酔い醒ましに往くヨゥ。
まるで人間みたいだネェ。
[背を見せ] [呟き] [しゃなしゃなり]
[カラコロカラリ] [下駄の音] [*遠退くか*]
嗚呼、嗚呼。万次郎様……?
いけませんよ、そんな所で眠ってしまっては。
……ふぅ。では水でも汲んで参りましょうか。ついでに酔い醒ましの散歩でも。今宵は、詮無き思念が頭を支配しかかっております故……
[すっくと立ち上がり、皆に一礼する。]
ではまた皆様、ごきげんよう……。
ったくしゃぁねえヤツだなぁ。
……っとと
[瓢箪受け取り真理に笑う]
刹那に囚われることもあらぁな。
だから永久と紙一重なのさぁ。
……ああ。
違う。違う。そんなに優しげな、麗しい話などではないのだ……
[頭を振れば、ばらりと黒髪の乱れたる、]
薄墨の桜は何故色を喪のうたか……
[ゆうらり立ち上がりて]
墨染めの衣纏て、色を忘れんとて忘れ得ず──
[散る桜、空へと舞い上げて]
それ故に──
[撫でられた頭に幾度か瞬き]
一口か――悪くはないな。
覚えておこう。
[複雑な笑み][離れる藍を見守り]
[有塵に視線をやり]
礼などいらぬが――その杯は汝れにやろう。
清き泉の結晶じゃ。
汝れの迷える心の助けにならんことを。
[カラリコロリ][立ち上がり]
[喧騒から逃れるように][*社の裏へ*]
[ひゅうい] [桜の木] [巻き付く糸]
[くぃ] [手元確かめ] [飛び移るか]
らしくないネェ。
[黒猫] [膝に乗せ] [頭を撫ぜ]
[こつり] [幹に頭寄せ] [呟くか]
***
「名はなんと申す。」
[問うて当然] [答えて当然] [そんな口振]
[組み敷かれ] [尚も気丈に] [ねめつけて]
生憎と妖に名乗る名なぞ持ち合わせが無いネェ。
***
[舞い上がる花に目を細め]
纏う墨の内側には、未だ薄紅を秘めておるか――
[もしくは色を失うたか]
[雪のように舞降りる花を見て]
されどわらわは薄紅の桜も薄墨の桜も――汝れも嫌いではない。
いずれうらめしの情が薄まることあらば汝れの色を魅せてもらおう。
[カラリコロリ][鳴る下駄は]
[闇に向かって*消えて行く*]
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