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色鬼するなら他にも鬼は沢山居そうだネェ。
[ぐるり見回し] [コロコロコロリ] [笑う声は軽い]
さっきの名も貰いモンなのさァ。
何時だか問われ名が無いと謂えば呉れた者が在ったけれど、以来アタシの名を問う者も無かった。
久し振りに名を問うて呉れた喰児に秘密の名はあげるヨゥ。
[白水へと目礼する万次郎] [長い睫毛瞬いて]
おや、御免ヨゥ。
さっさと乾かして白水の姐さんにお酌して貰ってお呉れヨゥ。
…放って置いたら人間を喰らう者達も在るからネェ。
きっとそいつァ難しい相談なのさァ。
[言い残し] [立ち上がり] [薫る白粉]
[万次郎の傍を離れ] [揺らめく桜の色香]
[酔いのせいか、深い色をたたえた司棋の瞳――制するように、遥月は司棋の唇に己の指を乗せた。]
……いけませんよ、司棋様。
酔いが回っている時に立ち上がってしまったら、余計に酔いが回りますし、転んで怪我をしてはいけません。
……わたくしが行って参りますので、お待ち下さい。
気にするない、常磐の君。
もう既に頂いておるよ。
[言い残された言葉に小さく頷く。
瞑目し、その姿を追う事なく残された言葉に思い馳せ]
放って置かれたら、我もヒトを喰らうかもしれぬぞ。
…確かに難しい相談ではあるな。
[なぜか喰児をちらと一瞥して肩を小刻みに揺らし]
[此方を見る万次郎へとこくり頷く]
良い。此方も好きに呼ぶさ。
――ふむ、可笑しな事を云うアヤカシだ。
腹が減れば食うだろう?
減らねばさてはて、……如何したものか。
[藍の瞳は細く弧を描き揺れる。
次いで常葉の女に呆れた顔をすれば]
ああ、だからお前さんも好きに呼べ呼べ。
気が向いたら賽を振ろうとあの事か。
刹那を遊ぶとは良く言ったものだ。
気が短くて仕方ない。
[やれやれと杯を傾ける]
赤鬼と青鬼が共に人を喰ろうておるだけならば
物語にはなるまいよ――
[くすり][くすくす]
[袖を口元に当てて笑みを零し]
花のよう、か――。
生命とは総じて同じものかもしれぬ。
無論、時とて。
咲いた時から散るのを待つように
生まれた時から死に向かって歩む。
季節が廻り、また花が開くように
輪廻を繰り返し、また命が咲く。
[藍を見つめて僅か目を伏せ]
長いか短いかの違いであろう――。
[紅い鬼] [戯れにする] [鬼の真似事] [碧は弧を描き]
[白い指] [顎に沿えて] [小首傾げて] [紅い鬼見詰め]
似合うって謂うべきか似合わないって謂うべきか迷うネェ。
鬼が鬼に成って似合うかと問われても難しいヨゥ。
鬼も何も其ンまンまで立派に喰児は喰児さァ。
[青鬼の誘い] [ゆるり] [振り返り] [ニィと笑み]
好いヨゥ、アタシァ碧鬼さァ。
泣く子も黙らせ序に酒で鬼共も黙らせようかァ。
嗚呼。好きに呼ぶが良い。
[青司に軽く頷いて]
言う程可笑しいか。
我は語りになぞらえて申したのみ。
実のところは青鬼。其方と変わらぬよ。
我も腹が減れば喰らうし、減らなければ誑かす。
アヤカシの在り方とはそういうものだろうに。
[空の杯、雫を振り落とすと懐へしまい込む。
もう呑む気は無いようで]
お前さんの行い次第か?
あの話のように情とやらが芽生えれば、
いつでも助けてやろうかの。
もっとも主様と狐様の次あたりに。だが。
[くつり、喰に意地の悪い笑みを浮かべていれば
司棋の言葉に毒気を抜かれる]
細かい事等良いわ。
司棋も林檎飴と申すのか、
やれやれまったくわっぱに娘はどうしてこう――
[蒼い瞳を捉えれば、ゆらゆらゆらり、揺れて]
――約束、いたそう。
[こくり頷いてから、はてと首を傾げた]
はは、1つの縁ってぇ事だろうさ。
[司棋にまたも冗談めかし
万次郎の喉に落ち往く勢い
それにふむと微かに感嘆]
ヒトが望んだ物語なんぞ
俺には関係ないがね。
俺は在る様に在る、其れだけだ。
まあああいう歴史も在ろうさ。
血は糧。
求めるのは性なんでなぁ。
ああ、見事に光るだろうな其の刀。
業物なのだろうねぇ。
[遥月に制されてもやはりこの酒の匂いの満ちる場は
今の...には耐えられず]
少し…席を外します。
酔いがさめたらまた戻りますので。
遥月様にもそうお伝えください。
[ふらり、立ち上がると夜斗はそのままに
境内の裏手へ回り木の陰へ横たわり。
既に8割酔っていた...の意識は簡単に閉じた]
そう、ヒトの物語に関わった鬼は不幸になる。
鬼には鬼の物語があろう。
もちろん、赤鬼にも。
[刀に話が及べば
柄に手を置いて宥めるようにそぅと優しく]
血を求めるのは。
其方の性ではなく、あやかしの性であろう?
いいや、そうでもないな。常に光る事はまず無い。
ご機嫌伺いが難しいゆえ。
気位が高いのだよ、この者達は。
[言い草とは逆に、脇の刀へ優しげな視線を送った]
[宵風に乗り] [万次郎の呟き] [立ち止まり] [見返る]
[揺れる常葉] [薫る白粉] [肩越しの碧] [微か弧を描く]
アタシァ別段、今此処に人間が居たって構わないヨゥ。
賑やかに酒を酌み交わすのは楽しいじゃないかィ。
大事な者を奪われそうになった時に敵を狩るだけさァ。
[青司へ碧向け] [呆れ顔にも涼しげに]
あい、あい、好きに喚びますヨゥ。
そいじゃ、茄子の兄さん、ちょいと林檎飴を買って来てお呉れかえ?
[あからさまな冗談] [コロコロコロリ] [軽やかな笑い]
[向き直り] [しゃなりしゃなり] [咲きかけの桜の木へ歩み寄る]
万次郎、なんで俺を見て笑うかねぇ。
[常盤が謂う「秘密の名」謂われて真似て
指唇にあて]
其の名は俺の宝にしよう。
なーんて、なぁ。
[冗談本気さてどちら。
金の瞳に静かな光]
碧鬼、いいねぇ。
あらゆる意味で喰われそうじゃぁねぇかい。
物の怪が鬼と人を真似て鬼ごっこか。
それもまた珍妙な話よの。
[杯に残る酒をくるりと回し、飲み干して白へと差し出す]
なにやら人の説法のように成ってしまったな。
我ら物の怪は時の終わりなど遠いものだから、幾星霜と眺める間
散り行くものに惹かれるのかもしれぬ。
桜舞い散る美しきかな。
眺め傾ける酒の甘さは散り行く人の魂の甘さに似ている。
長いか短いか、けれども遠い。遠いものよ。
[失った左腕へと僅か視線を逸らす]
そう――実情は物語のようなわけにもいかぬ。
[誰のどの言葉に対してか、浮かべた笑みはそのままに。
青司の様子を一瞬じぃと見つめれば司棋へと視線を移し薄く笑む。]
鬼に攫われぬよう、注意することじゃ。
[裏手に消える司棋に、くすくす笑ってかける声。]
さてねぇ。
面白い物語になるやもしれねぇぞ?
[白水の言葉にそう返し
杯幾度も空にして。
鬼は鬼と謂われても、言葉にふむと眼を細め]
ははは、そりゃぁ碧のいう通りだなや。
俺は俺かぃ、
そいつぁ何か嬉しいねぇ。
[続いた言葉は青司のもので
ふふ、と杯口につけ]
俺の行い次第ねぇ。
そいつぁ助けてもらえそうにねぇや。
[そろり] [触れる幹] [ひやり]
[見上げる蕾] [綻びかけているか]
桜の花の満開の下で酒が呑めたら楽しいだろうネェ。
こうしてまた呑めたら楽しいだろうネェ。
[視線はゆるり、常葉の女へと向けられる]
かっかっか。
林檎飴を強請る姿に泣く子も黙るか。
呑み比べに自信があるようだが、己はさほど呑みはせぬ。
黙らせるなら青鬼の代わりに赤鬼なぞどうかのう。なぁ赤鬼さんや。
[喰を見遣れば、頷く万次に]
語りなぞ所詮人の夢物語。
己は己のままに返答した次第よ。
減らなければ万次は誑かすか。
まことに左様。アヤカシとはそのようなものだな。
かっかっか。己も酔いが回ったか。
[差し出された杯に酒を注ぎ足せば]
我らは輪廻の外を廻っておるでな。
時にヒトの生の回転を早めたり、見守ったり――。
[つられるように左腕へと視線を遣り]
汝れの其の腕は、惹かれたゆえに失ったものかえ?
妾が過ごした歳月も、永く長くながく――。
汝れと話しておると、桜が咲くのが待ち遠しゅうなってきた。
儚きものに想いを寄せるならば、桜が良かろう。
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