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そうですね。
大事な物があるなら、今のうちに
探しておいてください。
僕は、部屋に戻って来ているエリザベス達を
連れて行くだけでいいのだけど。
ああ、ネリーさんとラッセル君の遺体に
身代わりの遺体も持って行かなければね。
[大変だなあとぼやき。]
ネリーとラッセルの遺体は、今は無理に連れて行かなくてもここに寝かせておいて、彼らが最後の別れを言いたいといったら、保健室につれてくるのでは駄目??
身代わりの遺体なんて気持ちの悪いもの、見たくも無いでしょうから、それは業者に引き渡すときに動かすので良いんじゃないかしら。
[大事なものという言葉に、天井を見上げ何かを思い出すように思考をめぐらし]
……と言っても、私もそんなに持ち出したいものがたくさんあるわけじゃないけど。
ああそうだ、あれだけとってこよう。
じゃあ、一度部屋に戻るわ。
そのまま、生物工学実験室に行けばいいわよね?
[何かあれば無線で話せるし、とそう言って立ち上がり、頬を寄せるようにヒューバートを緩く抱きしめてから保健室を出て行く]
[...は、保健室でヒューバートの左手の治療を終えると、保健室を出て、生物工学実験室に行く前に自室へと戻った]
……………。
[なにやら感慨深そうに、2年間過ごした部屋を見渡している]
……ああそうか。
遺体の移動は後からでもいいかな。
それじゃ、僕はエリザベス達を連れて行くだけにするよ。
もっと大事なものは、此処にあるから。
[そう言って、自分の胸を指差して。]
行ってらっしゃい、また後で。
[緩く抱きしめられて少し照れていたが気を取り直し、自室へ。]
[自室。
擦り寄ってきたエリザベスとヴィクトリアを抱き上げる。]
おお、よしよし。
キミ達も随分大きくなったなあ。抱えて歩くのが大変だよ。
[エリザベスとヴィクトリアを大事そうに抱きしめて、
生物工学の実験室に向かう。]
ふっ…覚えとくよ、ヒューバート。
…でもなァ、何が「キミならさほどダメージはないでしょ?」だ。
すげぇ痛かったっつうの…
[コーネリアスのくしゃみだか何だかよく分からない声が耳に届く。気遣いの言葉をかけてくれたのだろう。
たぶんそんな感じなので、手を挙げつつ]
ああうん、大丈夫。
もうカレー食えちまうくらい、大丈夫。
…て言うか、お前…お前らこそ、大丈夫?
[どうやら胡椒爆弾をぶちまげられたらしい二人の為、一応食堂の中の無事な席を引いてやってから、カレーをよそいに行く]
生物工学実験室…
ううんそりゃまた、妙なところに呼び出しやがったな。
[カレーを食べられるくらいに大丈夫との言葉どおり、ぱくぱくと皿の中身を平らげていきながら]
身支度か。
俺はこのまま、生物工学実験室に向かうと思う。
…食事時に人が居ないと寂しくて食べられないようなんて言わねぇから、お前らも好きにしてるといいぜ。
[やがて部屋の片隅のチェストに近づくと引き出しから、菫の刺繍がされた青いハンカチを取り出した]
これ、忘れちゃ恨まれるわよね?
[くすくす笑いながら、それを大事そうにポケットに入れると自室を出、振り返らずに生物工学実験室へ向かった。]
[生物工学の実験室に向かう途中。
猫を抱えていない方の手で、左ポケットを探る。
ひやりとした、金属の感触。……よし。]
忘れ物はないみたいですね。
[そのまま、早足で実験室へ。]
[ポケットに忍ばせていたのはワルサーPPK。
ダブルアクションタイプの小型拳銃だ。
これくらいなら、ソフィーでも扱えるだろう。
問題はいつ手渡すか、なのだが。]
[とりあえず水道で目を洗い、さっぱりした所でふと考えた。ひょっとして生物工学実験室に行ったあと、部屋に戻らずに直にシェルターや外に出るのだろうか。
そして、じっと何かを悩んでいたが、うんと頷くとカレーの準備をしないで食堂に戻ってきた。]
…えっと、ごめんね、やっぱり身支度してくる。
[ふるふると手を振り、自室へ]
[...は、やがて生物工学実験室に到着。手身近な椅子に座ると、上着の内ポケットを確認する。ひんやりとした鉄の塊がそこにある]
………。
ああ、お前の部屋に戻るのかコーネ?
ヒューバートの野郎なんて、いくら待たせても構わねぇさ。
ごゆっくり。
[どんどんとカレーを口に運びながらも、最後の一口で止まっている。
器から目線を上げて、コーネリアスに手を振った]
俺もついでにネリーからの箱の中身とか見てぇしな!
【無線通信】
ああ、そうそう。
例の拳銃、使わなくていいですから。
そもそもあれは、役人とやり合うために教えたものですし。
[ソフィーの到着から遅れること少し。
エリザベス達を抱えて実験室に入ってくる。
抱えられた猫達が、にゃあと鳴いた。]
お待たせしました。
身支度は済ませたみたいですね。
[にっこりと微笑んで。]
[暫く眺めていた最後の一口も、食べ終わった]
ごちそうさん、キャローネリアスカレー。
美味かったぜ。
[ネーミングは妙なセンスではあるが、目は少しだけ寂しそうに空の皿を見た。
次いでポケットから、廊下で拾ったコインを取り出す]
甘めのトマト入りカレーだって最高だったのによ。
お前がもうちょい余裕持って材料投入してくれりゃ、今日も食えたんだぞ。
量ぴったりってとこまで、しっかりしてやがんだから。
ま、そういう奴だったよな…
[かつての持ち主の代わりに知恵の象徴に八つ当たりするように、ピンとそれを弾いた]
[...は顔を上げ、ヒューバートに微笑み返す]
ええ、終わったわ。
それにしてもヒューは随分大荷物なのね??
[腕に抱えられた猫達を見て笑い]
どちらかお手伝いしましょうか?
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