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さて俺も休……む前に、風呂と洗濯だな。
[着物の袖を嗅いでみたりしながら、流石に疲労の色濃く、ややふらつきながら浴室を探して広間を出る。
…またしても迷うことなく、浴室に辿り着けるかどうかは*ともかく*]
―訓練所・穴の前―
[リックはグレンに抱えられたまま、思案している。]
(人狼は2人……誰だ?
もしグレンさんとラッセル兄ちゃんが人狼ならば現状は狼優位だろうから、2人ともオレを「開かずの間」に閉じ込めようとするだろうな……。
だけどラッセル兄ちゃんが人狼なら、わざわざオレを森の中で瀕死に追い込もうとするだろうか……?オレがラッセル兄ちゃんで、しかも人狼ならそんな面倒な真似はしない。オレを適当に制して動けなくして、オレを開かずの間に閉じ込めて終わりにするハズだ。自分の左腕一本を犠牲にする必要なんて全くない……
じゃあ、グレンさんが人狼……?)
(グレンさんが人狼なら、オレとラッセル兄ちゃんを開かずの間に閉じ込めてお終いにするハズだ。
オレに人狼の容疑をふっかけて、オレをこの穴に入れて…ラッセル兄ちゃんを開かずの間に閉じ込めて、この学園にいる容疑者を封じて……その先はどうなるんだろう。
まさか……最初からコレを狙って、グレンさんはこの学園に入ってきたのか!?だとしたら……)
[グレンの腕に抱えられたまま、足先をピクリと動かした。]
(……ダメだ。この態勢じゃどうにもならない…。このままだと、オレもラッセル兄ちゃんも封じられて……)
[意識だけが戻ったまま、リックは*動けずにいる*]
そうだよ、グレンさん……そのまま、穴の中にオレの身体を放り込んでくれ……。
その隙を狙って、オレはグレンさんの身体を穴の中に放り込んでやる!ホントはラッセル兄ちゃんにこの作戦を使うつもりだったけれど、それはそれで構わないや!
瀕死の大ダメージを食らったフリをして、ターゲットを穴に近付けさせれば、形成を逆転させることができる。オレには力もないし、ローラーストリングにできる力技も限られているから……。
「ローラーストリングの最大の武器は、対象を括って捕らえることでも、魔法に似た力で何かを作り上げることでもない……隠密性と、それを活かした奇襲戦法だ」
父さん……そういうことなんだね……?
〔リック。本当に君は無茶をする……。そんなところまでギルバートにそっくりだね。〕
[小さな『人形』が、リックの肩に乗る。]
ナサニエルさん、オレの父さんのこと、知ってるの?前にもそんなこと言ってたけど……ナサニエルさんは、父さんと母さんと、仲間だったの?
[ナサニエルは、曖昧に微笑んだ。]
[ナサニエルは、そっとリックの頬に触れた。]
〔リック、安心するんだ。ウェンディは結界の中で、誰にも酷いことはされていないよ。〕
え……?ホント……?
〔いろいろ聞かれることはあるけれど、誰もウェンディを殺そうだなんてしていない。だから大丈夫。それに、万が一ウェンディに危害が加えられそうになったら、俺が彼女を守るから平気だよ。〕
………うん。
〔さあ、リック。君は今できるだけのことをやってごらん。最後まで…頑張れ。〕
[そう言って微笑むと、ナサニエルは再びリックのエナジーと同化した。]
うん!………あっ………
[リックの中に、再びナサニエルのエナジーが満ちてゆく。その感触に、リックは力強く頷いた。]
―医務室―
[ギルバートは、彼の妻――キャロル・エインズワースを連れて医務室に戻ってきた。]
『まあ、ここ数日妙な気配ばっかしていたが……な。まさかあの結界に干渉するヤツが現れたとは。』
『そうね……まったく。困ったものだわ……。こんな突然に結界の力を解放されたら、ナサニエルは随分困ったんじゃないかしら……』
[キャロルはふぅと溜息をついた。]
『ああ……。しかもナサニエルの声を聞いてみれば、リックだのウェンディだのって、ウチの子ども達の名前が聞こえてくるしなぁ……』
『ねぇ、ギルバート。あの子達、だいぶ無理してるみたいよ…。リックはナサニエルにだいぶ守ってもらったみたいだし、ウェンディの声はここ数時間で聞こえなくなってきたし……』
『ああ……』
『ナサニエルの声を聞く限り、彼の結界の中にウェンディの声と気配が同化したみたいね……。どうやらニンゲンとあの結界の中で一緒に居るみたいだけれど。』
『ニンゲンと……?』
[ギルバートは前髪をかき上げ、グシャグシャと弄る。]
『そういや、ナサニエルの気配がデカくなるのに合わせて、リックとウェンディが妙に殺気立って来たというか……』
『ええ。ウェンディの魔法が時々暴発するような気配がしたわ。魔法制御は彼女の課題だけれど、それでも……今までとは違いすぎるの。』
『見てくれ、キャロル。ラッセルのこの傷……普通の傷じゃない。魔法力の掛かった糸かワイヤーで刻まれた裂傷だ。ラッセルも随分無茶して飛び込んだみたいだが……この武器はそうそうあるモンじゃあない。』
『もしかして……』
『ローラーストリング……俺がリックのために作った武器だ。間違いない。』
[ギルバートは両腕を組んで壁にもたれた。]
『この騒動の主役は、ウチの子ども達って考えるのが自然だろ。ったく…子どもの浅知恵もいいところだ。シャレになりもしない……。』
『そうね…。ねぇ、ギルバート。私はラッセル君の傷を治療したら、ナサニエルの結界の前に行って来るわ。彼に結界を開けてもらえるように、交渉してみる。』
『ああ……頼んだ、キャロル。』
農夫 グレンが「時間を進める」を取り消しました
[...は、ラッセルが、学園の教師ギルバートによって速やかに医務室へ運ばれたこと、また命に別状はないということを、鏡から知って、ようやく落ち着いた。
とりあえず自分もシャワーでも浴びてさっぱりしようと思ったが、着替えがない。
それで適当な客間のクローゼットを漁る。ヒラヒラフリフリなドレスが次々と出てきて正直ウンザリしたが、ようやく妥協できるシンプルデザインのワンピースを見つけたので安堵した。
しかしそれも、メイの基準から言えば、袖口は膨らみすぎ、スカートはフレアー過ぎなのだが。]
[客間の扉に鍵を閉め、ぼやく]
………ナサニエルの趣味ってちょっとおかしいんじゃない!? 時代錯誤もいいとこだよね!!
[いったい、何百年前にここへ閉じ込められたんだろうと思った]
外に出られるなら、服の傾向でも勉強しておいてよって言いたいよ……時間有り余ってるくせに……
[ぶつぶつと文句を言いながら、シャワーを浴びた]
[ついでに、来ていたシャツをざぶざぶと洗った]
これが乾くまでの辛抱……
[そういってから、自分の姿を姿見に映し、着慣れないフレアーワンピースのスカートを指先で摘む。
普段、動きやすさ重視でスカートなど着ないこともあって、足元はすかすかするし、非常に落ち着かない]
………。
[...は気を取り直し、ウェンディが眠っている客間に顔を出した。
ウェンディはまだすやすやと眠っている。
...はベッドの端に座り、まるで自分の妹にそうするかのように、ウェンディの髪を撫でた]
ほんとに信じられないよ。ウェンディが狼だなんて。
[毛先が緩やかに巻いている金髪、ふっくりとした頬、長い睫毛、小さな桃色の唇。まるで愛らしい人形のようだ。
彼女なら、クローゼットにある、ふんだんにレースや刺繍のあしらわれた豪華なドレスや、ベルベットの高級感溢れるワンピースも似合うだろうな、と思い]
………。
ここの服って、ウェンディに似合うか似合わないかを基準にして、集められてたり……ね。
[ナサニエルの覗き魔疑惑に、さらにロリコン疑惑が追加された]
[少女は髪に触れる暖かさに、ぼんやりと目を覚ました。
すぐ傍でベッドに伏せるようにして眠っているメイの姿。
シーツに落ちている手に、髪に感じた感覚はこれなのだろうと少女は気付いたが、未だ眠りは少女を解放せずに。
少女はメイの手を取り、きゅ、と握って。
そのまま再び穏やかな眠りへと落ちていった]
[その空間、けれど別次元の闇の中、『彼』は肩を竦める]
〔…俺を何だと思っているんだ、まったく…〕
[真実を告げたかったが、眠る気配を知れば起こすのも酷かと。
また後にしようと決め、『彼』は*意識を閉ざした*]
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