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―食堂―
[――そういえばクラスに挨拶もしてなかった気がするが、この際気にしないことにした。うどんのほうが怖かった。]
…しばらくうどんは食えないな…
[ぽつり 呟きつつ。]
…よし、行こう。
[食堂から 逃げようとした。]
17人目、みなしご トーマ がやってきました。
─ 体育館裏 ─
……おっと。いけないいけない。
[触手用うどんが物議を醸しているとは露知らず。
触手的酒池肉林の妄想から覚めた時、気を抜いていたからか、頭が溶けて兜が転がり落ちていた。よいこら、と被り直してみるものの、どうにも首の据わりが悪い。]
さすがに頭部がないと、人間扱いはされないだろうな。
[そんなわけで、黒甲冑は頭だけ {6}
1.ウサギ
2.クマ
3.カエル
4.ぞうさん
5.ガ○ャピン
6.QB
とすげ替えられた。]
18人目、しょくしゅ どらい がやってきました。
ああ……まただ。
お腹が空いてるとすぐに擬態が解けちゃう。
[むぅ、と困った顔をしながら
襟首から覗いていた触手を掌で押さえつける。
そのままそっと手が離れれば、
そこには何の変哲もない肌。]
……ふぅ、とりあえずご飯食べよう。
[少年はため息をひとつ吐けば
てくてくとどこかへ歩いていった*]
[できるだけ何気なく 食堂から逃げた、つもり。
リリアにこそこそと話しかける]
…… …何だと思うあのうどん。
…もとい、普通に食ってたあいつらは。
[一人人間が混ざってるなんて
知ったこっちゃない。
普通のうどんはあわれ、
放置の憂き目を見ることとなる。
見た目はどっちもうどんなのでたちが悪い。]
19人目、愛人 ユリア がやってきました。
20人目、バター 犬 がやってきました。
[乾いた笑みでミウや魔王に手を振り振り、レジオンと共にそそくさ食堂を出た。]
うどんも普通じゃないし、食べてるのももう人間じゃないよほんと――。
[万寿子の言った、人類という単語が頭をよぎる。じゃあ、あのうどんを食べていた彼らは人類ではないということか?
いや、そんな いや、いや まさか ねえ?
人間らしい一人も人類じゃなくて野人とか原人とか、そのクチじゃないだろうか。]
――ね、食堂のメニューってことはさ。
この学園の生徒はあれが普通ってこと・・・?
[嫌な、推測。]
―食堂から出ていきつつ―
…… 踊り食いってレベルじゃないよな…。
[こそこそリリアに話しかけつつ]
……「わたしは人類です」か…
…変わっやつだと思っていたが
実は本質をついてたってことか…?
[渡された犬笛をふと見つつ。
人間らしいひとり。レジオンにはくべつがつかない!]
……――… かも しれん
[眉を、寄せた。]
と、とりあえずほんとに肝だめしするわけじゃないし。
一度ここで、かな。
[別れを切り出し。]
ボクはリリア。苗字は色々あって忘れちゃったから、リリアだけ。
1−Aに転入したから、なにかあったら呼んでもらえたら。
[言って、右手を差し出し握手を求めた。]
ああ。
[頷いて。]
…おれはレジオン・ガーランド。
聞いてたかもしれないがシュナイダーじゃない。
おれは2-Bにいる。
[よろしく、と握手してから離し]
…何だかわけがわからないが、
気を付けろよ。
うん、気をつけるね。それじゃ。
[ひら、と手を振って歩き出し――目の前が自分のクラスだった。そのまま1−Aの教室へと*入っていった。*]
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