>>1225
[敏感になった背中を唇が舌が滑り降りていく、そのいちいちに短い鳴声が上がる。
力なく天板に乗せた頬は真っ赤で、半眼に閉じた瞳も虚ろで焦点が合っていない。
甘い喘ぎに濡れた唇から唾液が零れて、白い顎を伝って天板の上に小さな染みを作る。
いつの間にか紅潮した膚にはじっとりと汗の珠が浮かんでいた。]
にゃぁぁぁん……
[それが、臀部をなぞる手が突然去ると、ほうけた顔で男を振り返った。
身体を密着させたまま、男の手が煙草に伸びる。]
やぁ……
[ずきんずきんと体内で脈打つ餓えに、思わず哀願と咎める響きを帯びた嗚咽を洩らした。]