[上を向いて歩くナサニエルは、当然壁に激突]げウ”ッ[鼻を押さえて窓枠に凭れこむのは、痛いからだけじゃないのかもしれない]ふっ…[(一応)傷心のナサニエルの胸に、窓から飛び込む景色は美しく染みる。立ち止まって見入りながら]沈む夕陽か…見ろよ…俺の心を映しているかのようだ。[しかしふと見れば傍らにいるはずのコーネリアスは、良い香りがするとかのたまいながら保健室へ]…こやつめ。ははは。