最後まであずまさんを喰ったってェのも好いじゃないかィ。
アタシァ気紛れだからどうせ其ン内にゃふらりと戻るさァ。
>>641
生憎とアタシァ今しか判らぬのさァ。
この瞬間だけなら腕の中の温もりも感じられるヨゥ。
[肩に回される腕に頭抱く腕は微か力こもり]
喰われようと思ってた筈が茄子の兄さんとの約束聞いて、喰うのも好いなんてェ思っちまたアタシとどっちが貪欲なンかネェ。
優しい奴ァ好きだけど誰にでも優しい奴になンざァ惚れるもンじゃないヨゥ。
[後半は最早愚痴に近いか]
[鼓膜を震わす名を紡ぐ声]
[抱き締める腕にまた力こもり]
嗚呼、喰児。
もゥ摑まえちまったから逃がしゃしないヨゥ。