>>606[独り言見てありゃあと思いました。出目がふるったのは三つ巴の時のみだったなあと]余計なモンかあ。そういうのがあるから面白いのさあ。――でも?[すいと眼を逸らした翠の眼、続く言葉に赤鬼は金色の眼をまた細め]ははっ。そいつを碧の口から聞けるたぁな。[白い手、頬に触れる柔らかさ、赤鬼もまた手を常葉の頬へと差し伸ばし]ああ、惚れちまってるさあ。本当に、お互い様だなあ。[笑みを、浮かべた。]