[働き者の従業員としての勤勉な態で、カレーの良い匂いをさせている布で覆われた籠を手にして、走る。
学園の教員の居る部屋への扉をノックすると]
ちわーっす、飯届けに…
…えーと、『護り手の宿よりお届けの、三日煮込みの野菜カレーをお持ちしました。ご注文のお客様〜?』
ええ、ええ……俺ですよ。
この間入学したマンジローです。
…真面目な勤労青年を笑わんで下さい!
働きながら通うの、禁止じゃないんでしょう!?
…そ、『それでは失礼しますー。食器の方はまた取りに参りますのでー』
[早々に逃げ出す形で教員室の扉をバタリと閉める。
そして学園を出ようとして庭を通っている所で]
――ん?
[鉄球にやられているグレンを発見。ざっと腰の木刀に手をやり]
て、て、敵か?それ敵かっっ!?