咲いた桜――散るも散らすも緋の目のわらわ。[咲かずは平穏――咲けば毒得て散るを待つ] [全てがそうだと思ってた][でも今は]汝れとの出会いが毒だったとは思うておらん。[浮かんだ色は佳い笑顔] [藍の頭を膝からおろし][隣で寝転び骸を抱いて]わらわの最後のわがままじゃ。