人狼物語

37 Monster in the Carnival


書生 ハーヴェイ

は………んっ。
[頬の血を舐めとられ、潤んだ視線を喰児へと。]

あらあら、ではわたくしも加勢致しましょうか。
わたくしに石の飛礫を投げたのはどなた?

ああ……貴方様ですか。

[カラコロと歩み寄り、飛礫を持った妖しの身体をそっと抱く。己の掌をゆるりと胸から腹へ、そして相手の膨らむ場所へと滑らせる。]

嗚呼……いやだ、いやだ。

[紅の唇を、飛礫を持った妖しの唇に重ねる。くちゅくちゅと唾液を吸い取り、嫌がる舌を絡ませ転がす。唾液で溶けた紅を舌で押し込むと、唇を放し、耳元で囁く。]

嗚呼、貴方……

『愛しております』

[次の瞬間、遥月の目の前に居た妖しは、ずぶずぶと黒く腐り落ちた。]

(159) 2007/03/27(Tue) 13:30:36

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