…ふざけんなって!
[へらへらと笑いながら零した紅茶を拭き取って、外に出た後のことを尋ねるコーネリアスに、何故か腹が立って声を荒げる]
しっかりしろよ…もう、試験が始まるのに。
しゃきっとして、ちゃんとテストに残って…
[――残って、何だろう?ヒューバートは肯定した。
コーネリアスが最後まで残れば自分は脱落者。
そして自分が最後まで残ってもコーネリアスが脱落。
仮に二人して落ちれば、落とされたもう二人と共に残された日々、安穏と遊び暮らせるだろうか?]
………。
[馬鹿な。
それでは彼の18年間は何だったんだ。
俺の17年間は?
今平気で教官の言葉を受け入れる誰も彼も、生きてきた時間の全てを無駄にして嬉しいはずがない。
…混乱しているのかもしれない。
質問はと尋ねるソフィーに無意味と知りつつ尋ねる]
やたら倍率高いのな。教官からしてもさ、すげぇ…無駄な労力かけ過ぎと思わん?馬鹿みたいだよな…