[勢い余って開けてしまったドアの向こうから、7対の視線が一斉に集まる居心地の悪さに、一瞬だけ思考が戻る。だがそれでも人狼が紛れ込んだという事実は大きく、そのままじっと事実を告げた学園長を見つめていた……のだが、飛びついてきたメイに不意を打たれ、彼女が自分に覆いかぶさるように倒れた]メイ……気付いたのか……。良かった……。本当に良かった……。[言葉と心がバラバラで、抱きしめた腕とは裏腹に、心は人狼に縛られている]