は!?作っ……
[金髪の少年が両手を伸ばすと、犬は犬ではない糸の塊のようなものに変わって、吸い込まれるようにベルトの脇へと収まっていく]
な、なっ
[しかしマンジローは急には止まれない]
〜〜っっ!
[渾身の力で振り下ろした木刀が、地面の土を抉ってマンジローの手を痺れさせる]
いててて…
[息を吹きかけながら、長剣を上段に構えたまま止まっている少女に目をやって]
何かさっき、俺を変な服着たポニーテール男とか言わなかった?
…じゃなくて。
さっきの変な技おまえがやったのか、金毛のお子様!
守護者の技ってやつだろうか……凄いな!