>>+110[花弁滑り落ちた白の手に。そぅと重なる藍浴衣から伸びるる手]…やれ、惨めなことよ。忘れようと、捨てようと。このような姿に変わっておったというに。[白越し見ゆる藍色に]其方が謝ることなど無い。このような貌など、誰も見たくはなかろうよ…[はたり。幾度目だろうか雫落ち][それでも浮かぶは][哀しき色持つ微かな笑み]