>>+82[琥珀に映るる藍色浴衣。刹那の袴と一時重なり瞬いて]―― 嗚呼、夢か…。[ぽつり呟きゆるり頭左右に振りて]いや、今だけと言いつつ長きを借りたようだ。我の方こそ、すまなんだな。[風に揺らるる薄紅単。風乗る花弁 解ける如く触れ 擦り抜け離れ]