![]() | 酒場の看板娘 ローズマリー ――后室―― [清々しい風が室内を通り抜ける。ローズマリーは目を覚まし、窓の傍へ向かった。夜風を清々しいと、そしてそれに頬を撫でられ目を覚ます事を快適な目覚めだと思えるのは、"優性種"である私達だけなのだろうと一人頬を緩めた。] もし……、もし、仮に。 この世に異種が私たち以外にも存在したら…… [それはなんて素敵なことなんだろうと言葉を繋げようとして止めた。きっといるのだろうと思った。風が教えてくれる真実。同種の匂いを感じとったわけでもなかった。それでも、ローズマリーは思った。] 【もしもの世界を展開する事は、とても時間の無駄――。けれど今は……、他にすべき事もなく、私を縛れる程、私は時間に弱くない。私を縛れるのは――、ハーヴェイだけだわ。 それなら……、ハーヴェイが起きてくるまでの暇つぶしには、甘い幻想を浮かべるべきだわ。】 案外近くにいたりしたりも、するのかしら? [ローズマリーはくすくすと笑ってから、大きく伸びをした。活動の時間はこれからだ――] |
(179)2005/09/03 19:14:48 |
![]() | 墓守 ユージーン ――墓地―― [ぼこりと土から手を出し、汚れたシーツを引きずりながら立ち上がる] ……僕はてっきり明日だと思っていたよ。残念だな。 まぁいいか。 で、オードリーのフリでやろうかと思ったが、僕もちょっと無理っぽい(笑 まぁやるなら、吸血鬼な一種のヴルコラクの設定ででしょうか。 洗礼を受けず死んだ子供がなったもので夜黒い子供の姿をする存在です。七年間昼は墓の中、夜は寝ている人の左の二の腕から血を吸ったり、月蝕まで月に居た後地獄に落ちたりとか、よく分からないですが、ちょっとイメージと合うと思いましたので。 まぁ殺人鬼で最後まで行きますかね。 [ユージーンは左手側に嵌めた指輪をくるくると回している] |
(187)2005/09/04 02:38:25 |