![]() | 書生 ハーヴェイ ■エピローグ:魔弾の射手 「出来すぎた話さ。ローウェイ伯の手の者が人狼だったなんてね」 初夏。雨季を終えたこの村に夏の日差しが指している。 書生は熱くなりだした書斎で一人ごちた。 いつもなら、程よいタイミングで彼女がオレンジを溶かした冷たいミルクを持ってくる頃だ。 しかし、彼女は居ない。 書生の父が、新しい従者をつけようかという提案を断ってしまった為 彼の食事は専ら、パンとチーズとハム、夜には火酒である。 「ネリーが見たら、なんて言うだろうね」 「きっと、叱られるんだろうな」 彼女の代わりに死ぬつもりだった。 しかし、生き残ったのは彼で、実際のところ書生を守ったのは彼女であり この世を去ったのも彼女だ。 |
(849)2005/07/13 15:15:00 |
![]() | 書生 ハーヴェイ 彼女が死んだ後、人狼の東洋人に言われた言葉。 お前の甘さが彼女を殺したのだ、と。 「僕はそれを否定出来なかった。村を人狼に蹂躙させない為に命の足し引きをした報いなんだろね」 「君は僕を恨むかい? はは、恨み言でもいいから、今は君の声が聞きたい」 …ハーヴェイ様は相変わらず変な人、私の手紙をちゃんと読んでくださったのですか? 「!!!!! 」 今確かに彼女の声が聞こえた。 書生が書斎に篭っている時、ドアの向こうからするいつも声だ。 ネリー!! 書生はドアを開けた。 彼女は居なかった。当たり前だろう、と自嘲気味に呟く。 再び書斎に戻ろうとした時、テーブルの上に光るものを見つけた。 彼女が食事を用意したり、その他にも様々な用をこなしたマホガニーの丸テーブル。 |
(851)2005/07/13 15:15:28 |
![]() | 見習いメイド ネリー >>867 期待、超期待w |
(869)2005/07/13 15:28:31 |
![]() | 見習いメイド ネリー >>873 狼さんたちからは散々な言われ様でしたわね(苦笑) ネリーはハーヴェイ様のせいで死んだとは思っていなかったものですから驚いたというか。 てか絡まれずに生きるよりは、絡まれて死ぬほうを選びます(笑) |
(876)2005/07/13 15:37:00 |
![]() | 牧童 トビー >>876 絡まれて死ぬて、えちぃ。 |
(878)2005/07/13 15:37:31 |
![]() | 見習いメイド ネリー >>878 その言葉でえちぃと思ったトビー君がえちぃですw |
(881)2005/07/13 15:40:35 |
![]() | 見習いメイド ネリー >>883 危険な香りが致しますが嫌いではありませんわw |
(886)2005/07/13 15:43:24 |
![]() | 吟遊詩人 コーネリアス >>883 もう801路線行っちゃってるぞ。 |
(890)2005/07/13 15:44:39 |
![]() | 冒険家 ナサニエル >>897 黄泉に見えて仕方ない。幽遊白書の。 |
(900)2005/07/13 15:49:59 |