見習いメイド ネリー 中庭の主――何だかえらそうなのデス。
[そうくすくす笑って、穏やかなときを過ごして。 ふいに目を伏せて、再び開けば優しい優しい表情で。]
真紅様、黒曜様、刹那様、皆様――
[名を呼んで、中庭に集う面々の顔を順に見、]
もうさんざん言いマシたけど、私は皆様が大好きです。 最後にこうして皆様とお茶会が出来て、私は幸せ者デス。 幸せをありがとう。
……っとと、残したら、それこそ勿体無いのデス。
[そう言って、 マフィンの最後の一口と、チャイの最後の一口を 口の中におさめて笑った。] |