![]() | 墓守 ユージーン 阿呆な事で。 [苦笑しつ。 ───ふと耳元で、狒狒の面にもつけていた葡萄を思わせる幾つもの孔が開いた飾、──ではなく、金色の平たい円に幾つも孔があいた蓮華の装飾品が、指先に触れた。 リックの手を掴むと、よろけながらも立ち上がる。] そういった力を持っているのに、勿体無い。 [リックの肩を借り、蝶々を見ていたが。] .....ハーヴェイの旦那、何でかは後でじっくり話をしやしょうか。旦那の時代の話は、まだ慣れやせんし....それに...... [すぅっと眼を細める。] 全員が起きたら、行きやスかね。 戦いは終わった事だ。ゆっくりしても罰はあたらねェ。 [ハーヴェイから視線を外し、リックに笑いかける。] |
(468)2006/09/30 03:51:34 |
![]() | 墓守 ユージーン 狒狒のツラが移りやしたかね。 へっ、どこの時代の人間かまだ聞いちゃいなかったが、同じ時代に生きてたら絶対に勝負に行きやしたよ。 …人狼? [ピンと耳飾を弾くと、リックの顔を覗き込む。] 特殊能力じゃあなかったンで。よく分かりやせんが。 気づいたら終わっていた。確かにそうだ。 …が、悪夢ばかり見ていた気がしやすね。 [幾匹かの蝶々がウェンディの元へ戻るが、それよりも続々と増えくる蝶々は死神達を取り囲んでゆく。 金色の砂浜の上に、暗闇の空に、白い雲が出来てゆくかのようだった。] まぁ、アッシは常に戻らせてもらいやしょうか。 [ハーヴェイが何を感じたのか。 彼も常と同じように勘違いをしているに違いないだろう。元より、戦闘が終わった事と負傷により、急ぐ気は全くない。] |
(471)2006/09/30 04:15:57 |
![]() | 墓守 ユージーン あぁ、怖い坊主な事で。 言いやせんでしたか。 火花のような熱い戦いを求めてると。 まァ、仕方ありやせんか。 [真紅の双眸が片方細められて噛みつく真似をされると、やれやれと言ったように首を回した。肩は竦められない。] 昔はリック坊の年頃は、生きるのがやっとでシたね。 生きる為には何でもやった。───勝負ごとはそれからだ。 まァ、此方も見られないで案外よかったかもしれやせん。 穢れてねェ坊ちゃんには見せられない事で。 [あどけない笑顔を見せられれば、毒気を抜かれたように見下ろす。一体何時まで3隊にいる事になるかは分からないが、彼らを気に入り始めている事を認め始めていた。] |
(473)2006/09/30 04:43:51 |
![]() | 村長 アーノルド ─第3隊隊長アーノルド・ウィンスロップの日記─ [薄汚れた革表紙の手帳。一度水を吸ってまた乾かしたものらしく、頁は撚れ、あちこちが泥と血で汚れている。 手帳の終わりの方の数頁では、また丁寧な書き文字へと変わっている。] ・・・・・・ウェンディはリックに再会した途端、大泣きしながら抱きつくと、以後は非常な興奮状態で手の付けられない有様だった。リックは宥めるのに相当苦労している様子だった。 リックを求めて森に入ったウェンディは、カミーラがあの空間に入るのに使用した光のピラミッドを発見して、そこにリックがいるのではと直感的に感じて蝶を送ったようだ。 ・・・当分、ウェンディはリックにべったりとくっ付いて側を離れないと思われる。 (略) |
(475)2006/09/30 10:56:19 |
![]() | 村長 アーノルド 第7隊隊長カタオカ・マンジロー他の面々から話を聞いたところでは。 人間界から帰還後、直ちに迷夢の森に来たものの、すっぽりと悪夢の霧に覆われていた為内部に入れなかった。 (中略) そこで、少し離れた場所に駐屯し、本部に報告した上で指示を仰ぐことにした。 ところが、待っているうちに次第に霧が薄れ始め、異様な気配が小さくなっていった。 おそらくそれは、丁度我々が夢魔と戦っていた頃であったのだろう。 どうしたものかと更に森の変化を報告しようとしたところ、ウェンディが隊員の制止も聞かず、森の中に飛び込んで行ったのだという。 ウェンディはそれまでも、兄のリックのところへ行きたがって駄々をこねるのを、何とか留めていたようだ。 その後、第5隊第8隊も到着するに及び、ウェンディを追って森に入り、我々を発見したとのことであった。 |
(478)2006/09/30 11:03:26 |
![]() | 村長 アーノルド [──アーノルドは読んでいた古い手帳を閉じると、その革表紙を愛しげに撫でた。 と、扉の向こう、執務室の外の廊下から何やら騒がしい物音と悲鳴のような声が聞こえてくる。] 「隊長ォ──ちょっと来てェ──これ・・・わ・わ・わ」 [手帳を机の引き出しの奥に丁寧に仕舞い、副隊長の淹れてくれた紅茶をのんびりと啜る。 もうそろそろだろう・・・と思っていると、バン!と扉が開いて] 「隊長、またあの人達が・・・。て何を落ち着いているんですか!早く来て下さい!!」 [隊員の一人が浴びせる怒声も毎度のことだ。 ようよう立ち上がる、といった風情でニカリと唇を歪めて笑う。] |
(486)2006/09/30 11:15:20 |
![]() | 逃亡者 カミーラ >>490 秘密って…前村NOが表示されてるのに……。 [最後にバラバラから戻って、自分がどんな服装なのか、服着てるのか、不安になった事を思い出した様だ。──今は着ているはず、何か。] …ん、貰えるのなら。 酒を。 |
(494)2006/09/30 13:01:49 |