![]() | 吟遊詩人 コーネリアス 【湖畔】 [静かに風の流れを読むかようにその場に佇む。 真新しい白石が眩しく見えそっと目を細めた。 誰に聞かせるわけでもなく唇は音を奏で空を揺らす] 呼んでいる 胸のどこか奥で いつも心躍る夢を見たい かなしみは数えきれないけれどその向こうできっとあなたに会える 繰り返すあやまちのそのたび ひとはただ青い空の青さを知る 果てしなく道は続いて見えるけれど この両手は光を抱ける さよならのときの静かな胸 ゼロになるからだが耳をすませる 生きている不思議死んでいく不思議 花も風も街もみんなおなじ 呼んでいる 胸のどこか奥で いつも何度でも夢を描こう かなしみの数を言い尽くすより 同じくちびるでそっとうたおう 閉じていく思い出のそのなかにいつも忘れたくないささやきを聞く こなごなに砕かれた鏡の上にも 新しい景色が映される はじまりの朝の静かな窓 ゼロになるからだ 充たされてゆけ 海の彼方にはもう探さない 輝くものはいつもここに わたしのなかに 見つけられたから |
(515)2006/07/31 01:33:57 |
![]() | 医師 ヴィンセント [ソフィーの言葉に] ああ、じゃあ、ちょっとやってみようか? [そういうと、どこから持ってきたのか1キューブメータの立方体の中に自身を閉じ込め、蓋をウェンディに閉めてもらうと、ソフィーに渡してあった剣を突き刺してもらう] あ、痛っ! ・・・ふふっ、冗談だよ冗談。さあ、遠慮せずにどんどんいっちゃってくれ。 [ためらいながらもソフィーは言われたとおりにどんどんと剣を突き刺す] よし、それじゃあこの箱を ・・・それっ! [箱は剣が刺さったまま27個に分裂する。分裂した箱から突如として煙が噴出し] ひゅ〜〜〜〜どっかーーーん!! [箱の全てからきらびやかな花火が打ち上げられる。ヴィンスはソフィーとウェンディの後ろから顔を出すと] たーまやー。 [微笑んだ] |
(544)2006/07/31 01:59:37 |